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2008年2月19日 (火)

東京マラソン2008・・・その2

 品川の折り返し地点が見えてくる。テレビカメラに手を振って軽快に回る。それにしてもあいかわらず凄い観衆だ。ここからは雷門に向って進む。冷たい風が全身に当たるようになった。反対車線のランナーの様子が気になり、中央分離帯の近くを走る。増上寺付近まで戻ると反対車線の人影はまばらになり、日比谷公園では路上清掃が行われていた。もうすぐ数寄屋橋、中間地点だ。

 この辺りから、沿道には何重もの人垣が出来ている。コースのメインとも言える銀座中央通りにはいるからだ。和光を回ると大声援が待ち受ける。絶対、自分に向けられているわけではないのに元気が出るのだ。ただそれは単なる錯覚に過ぎないことが次第に分かってくる。26kmを過ぎたところで足がとてつもなく重く感じるようになった。何となく頭もぼやけてくる。周りの声援も届かない。歩いてしまった。

 こうなるとあとはこの体をどうやってゴール地点まで保つかということしか頭に浮ばなくなる。走ったり、歩いたりしながらようやく雷門が見えてきた。何とか気を取り直して走ろうとするものの、思うように足が前に進まない。後ろからどんどん抜かれていくがもうそんなことは気にならない。あと十数キロ耐えられるかどうかだ。銀座の手前で「収容」と書いてあるバスとすれ違う。「リタイア」という文字が頭に浮ぶ。再び銀座中央通りに入り、歌舞伎座、築地本願寺前を何とか通過するともうすぐ最大の難関、佃大橋だ。

 ほとんどの人が歩いている。それでも消耗しきった体には厳しい。あと5kmの看板が目に入る。でも自分にとってはとてつもなく長い距離にしか思えない。ようやく豊洲まで辿り着く。右折すると「あと2kmだ、頑張れ!」という声が飛び交う。40km地点、ようやく左前方に東京ビッグサイトが見える。少し安心するものの強い北風がさらに体力を奪う。ゆりかもめの高架下にさしかかるとゴールまであと1kmだ。気力を振り絞りようやくゴールエリアへ。昨年は雨で観客席はまばらだったが、今年は鈴なりのように埋まっている。もうフラフラになりながら何とかゴールに飛び込んだ。(続く)

 

 

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