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2008年2月

2008年2月26日 (火)

アカデミー賞と私の感性

 昨日、アカデミー賞が発表された。ほとんど知らない作品ばかりだったが、最優秀主演女優賞を獲ったマリオン・コルティヤールが演じた「エディット・ピアフ~愛の賛歌」だけは観賞していた。エディット・ピアフなんて、あの有名な『愛の賛歌』の歌手ぐらいにしか思っていなかったが、その人生の壮絶さには驚かざるを得なかった。

 不遇な生い立ちながら歌では賞賛を受け大成功する。しかし一番愛した男に死に別れて以来、男、酒、ドラッグに溺れ、最後はまだ40代の若さで老婆のような容姿になるくらい衰弱し病死してしまうのだ。おそらくとても孤独だったのだろう。その辺のところが見事に描かれていたし、マリオン・コルティヤールの迫真の演技はとても心に響いた。特に恋人の死に直面しながらコンサートで『愛の賛歌』を歌う場面は、その苦悩が痛いほど伝わった。この作品は観て良かったと思う。

 作品賞は「ノーカントリー」だったが、最近のアカデミー賞は何か我々素人受けするものとは違う作品が受賞しているような気がする。受賞後にその作品を観てもよく理解できないものが多い。これは私の感性が無いことを証明しているのだろうか。(笑)

 

 

 

2008年2月23日 (土)

花粉症、それとも風邪、でも気になるのは・・・

 やたら風が強いと思ったら、気象庁から「春一番」の発表があった。花粉症の自分にとって、これからはとても辛い。3日ぐらい前から喉が痛くなり、声が擦れ始め、くしゃみ、鼻水が止らなくなった。だけど今までだったら具体的な症状が出るのは3月中旬ぐらいだし、変な咳もしている。だから花粉症なのか風邪なのか分からない。

 かねてより健康には十分注意しているつもりだが、先月のNHKスペシャル以来、「新型インフルエンザ」のことがとても気になっている。ネットでは小樽保健所の所長が管理人をしているHPを毎日チェックしているし、関連する本も読んだ。テレビでも少しずつ取り上げられるようになってきている。それでも国の対応は不透明なような気がしてならない。

 確かに厚労省はガイドラインを作成しているけれど、果たしてこれを知っている人がどれくらいいるだろうか?だいたい最大死亡者数を約64万人と推定しているが、これの根拠は今から約90年前のスペイン風邪を元に推計しているらしい。ものの本によればこの時の致死率は0.2%という弱毒性だったのに対し、新型の場合、強毒性が予想されているのだから、果たしてこの数字が適正なのかどうか分からない。また法律の改正もあるようだけれど、感染者が出た場合、会社や学校を簡単に封鎖できるものなのかなど、疑問点は多い。

 今現在、最も有効とされているプレパンデミックワクチン(=現在の鳥インフルエンザH5N1が人に感染したものから作られるワクチン)だって、1,000万人分が用意されているだけで、追加しても3,000万人分くらいらしい。とても我々、一般人までは回らない。とあるシンクタンクの予測だと、パンデミックが発生した場合の損失は約22兆円とも言われている。確かに有効性や副作用の問題があるけれど、せめて希望者には接種させてもらえるような方策をとって欲しいものだ。私自身はノアの箱舟の話ではないけれど、他人に笑われようが、少しずつ食料品や日用品の備蓄をはじめている。

 

 

 

 

2008年2月21日 (木)

【総括】東京マラソン2008

 ゴール後、ヒートジャケットや完走メダル、自分の荷物を受取る。その際、ボランティアの人達から「完走おめでとうございます!」の声が溢れている。彼らの優しい対応に思わず感動の波がこみ上げてくる。と同時に今まであれほど苦しかったことから解放されたばかりなのに、”また来年も出場したい”という思いが湧いてしまうのだ。

 今回は本当に駄目だった。昨年、東京マラソン、湘南国際マラソンを完走した後、何か燃え尽きてしまったように、今までのようなモチベーションが上がらなくなった。それをはねのけるため、2ヶ月に1回は何かしらの大会に出場していたが、普段の練習はおろそかになっていた。食事には気をつけていたが、体重は6~7kgぐらい増えてしまった。東京マラソンに当選した時、一瞬、テンションが上がったが、結局、元の木阿弥だった。だから今回は時間内にゴールにたどり着くことだけを目標とした。

 その目標は何とかクリアしたものの、今は慙愧の念が耐えない。”走りたくても抽選に当たらず走れない人が12万人もいるのに、何と自分は不甲斐ないことか”と情けない気持ちになっている。このままでは何事においても自信を失くしてしまうので、もう一度、体を鍛えなおし自分自身に勝たなければならないと考えている。

 最後に、やはりこのお祭りはとても楽しい。石原都知事が「東京がひとつになった」と言ったけれど、これは間違いない。だいたい、一つのイベントで選手、関係者、応援する人を合わせて、約250万人も参加しているのだ。テレビ観戦をしていた人を合わせれば、2,000万人ぐらいの人が楽しめたのではないだろうか。殺伐とした世の中にあって、こうした市民参加型の新しいお祭りが増えていくことはとても良いことなのだと思う。関係者の方に何とか努力してもらって、出場者が増えることを望む。

2008年2月19日 (火)

東京マラソン2008・・・その2

 品川の折り返し地点が見えてくる。テレビカメラに手を振って軽快に回る。それにしてもあいかわらず凄い観衆だ。ここからは雷門に向って進む。冷たい風が全身に当たるようになった。反対車線のランナーの様子が気になり、中央分離帯の近くを走る。増上寺付近まで戻ると反対車線の人影はまばらになり、日比谷公園では路上清掃が行われていた。もうすぐ数寄屋橋、中間地点だ。

 この辺りから、沿道には何重もの人垣が出来ている。コースのメインとも言える銀座中央通りにはいるからだ。和光を回ると大声援が待ち受ける。絶対、自分に向けられているわけではないのに元気が出るのだ。ただそれは単なる錯覚に過ぎないことが次第に分かってくる。26kmを過ぎたところで足がとてつもなく重く感じるようになった。何となく頭もぼやけてくる。周りの声援も届かない。歩いてしまった。

 こうなるとあとはこの体をどうやってゴール地点まで保つかということしか頭に浮ばなくなる。走ったり、歩いたりしながらようやく雷門が見えてきた。何とか気を取り直して走ろうとするものの、思うように足が前に進まない。後ろからどんどん抜かれていくがもうそんなことは気にならない。あと十数キロ耐えられるかどうかだ。銀座の手前で「収容」と書いてあるバスとすれ違う。「リタイア」という文字が頭に浮ぶ。再び銀座中央通りに入り、歌舞伎座、築地本願寺前を何とか通過するともうすぐ最大の難関、佃大橋だ。

 ほとんどの人が歩いている。それでも消耗しきった体には厳しい。あと5kmの看板が目に入る。でも自分にとってはとてつもなく長い距離にしか思えない。ようやく豊洲まで辿り着く。右折すると「あと2kmだ、頑張れ!」という声が飛び交う。40km地点、ようやく左前方に東京ビッグサイトが見える。少し安心するものの強い北風がさらに体力を奪う。ゆりかもめの高架下にさしかかるとゴールまであと1kmだ。気力を振り絞りようやくゴールエリアへ。昨年は雨で観客席はまばらだったが、今年は鈴なりのように埋まっている。もうフラフラになりながら何とかゴールに飛び込んだ。(続く)

 

 

2008年2月18日 (月)

東京マラソン2008・・・その1

 朝7時、新宿の駅を降り都庁へ向う地下道を歩く。もの凄い人の波だ。地下道を抜けるあたりでゼッケンのチェックを受ける。天気は快晴だがとにかく寒い。前方にはミールサービスがあって、バナナ、パン、スポーツドリンク、スープなどを無料で配っている。さっそく頂く。近くで着替え荷物をまとめトラックに預けるのだが、何十台も並んでいるので探すのが一苦労だ。遅れると混乱するので早めの行動が大切になる。去年は20分以上掛かったが、今年はあまり並ばずにトイレを済ますことが出来た。

 8時。スタート地点への誘導が始まる。ゼッケン番号の最初に書いてあるアルファベット順にスタートゾーンが区切られている。ただここで入ってしまうと身動きが取れなくなってしまうので、位置の確認だけしてウオーミングアップを始める。そして30分後、スタートゾーンに入る。前方を見れば人の群れ、上空にはヘリが3機も飛んでいてうるさい。あとは寒さに震えながら、ひたすらスタートの瞬間を待つのだ。

 9時10分。スタートの号砲。遥か前方で紙ふぶきが舞うと同時に参加者から大きな歓声が上がる。身震いするぐらいの感動が沸き起こる。いよいよこれから長い旅が始まる。徐々に隊列は動き出すがでも歩く程度の早さだ。6分後、ようやくスタートラインを切る。もうすでに沿道には多くの人だかりが出来ており、感激もひとしおだ。

 新宿の大ガードを抜けると靖国通りは人で埋め尽くされている。圧巻としか言いようのない光景だ。若干、下り坂のせいもあって順調に進む。新宿厚生年金会館、防衛省を過ぎると、もうすぐ5kmの給水ポイントだ。そしてここでトイレに行く。意外と待たなかったので助かった。出来るだけ余力を残そうとペースを抑えて進む。沿道からは大声援が送られている。そのうち内堀通りに入った。右手に皇居を見ながら日比谷公園を目指す。昨年は日比谷の交差点でトップグループとすれ違うことが出来たが、今年はペースを落とした分、間に合わなかった。ここからは箱根駅伝のルートだ。

 反対車線には早いランナー達が折り返してくる。レベルの違いを実感するも自分は自分のペースを言い聞かせ、ひたすら品川の折り返し地点を目指す。去年は霧で霞んだ東京タワーもくっきりと見え、東京を走っている実感が湧く。そして三田を過ぎる頃から、反対車線の人が増えてきた。折り返しまではもうすぐだ。15km。まだまだ体力的には余裕がある、足にマメも出来ていない。精神的にも余裕があった。ただ、まだ残り27kmもあるのだ。この時点では自分がどこまで耐えられるかは予想出来なかった。(続く)

 

2008年2月16日 (土)

【準備完了】東京マラソンEXPO

 去年の今頃は屋根を叩く雨音が恨めしかった。しかし、明日は寒いながら晴天が予想されている。あとはぐっすり休んで朝を待つばかりの身になった。子供の頃の運動会前夜と同じ気分だ。多少、お酒を飲んで睡魔に襲われるまで書いてみたい。

 今日は東京ビッグサイトに行って受付をしてきた。当初は電車で行く予定だったが、せっかくの機会だからと思い、両親を乗せて車で行った。土曜日なので予想より早く着き会場へ入った。受付は意外と空いていてすぐにゼッケンなどを受取って、EXPOブースへ入った。

 去年の東京ドームも凄かったけど今年はさらに人が多いような気がする。アシックスのブースでは小出監督がトークショーをやっていたり、多くのブースはごった返している。もうゆっくりと買い物なんて出来る状況ではないのだ。私は人混みが苦手なので、一通り見終ったところで両親と共に会場を後にした。

 それからちょっと離れたゴール地点を確認しに行った。明日は何としてでもここに辿りつくんだという気持ちを込めて。もうスタートまで12時間を切った。もう逃げられない。出場したくても抽選に外れてしまった方が10万人以上いるのだから、あとは気力で頑張るしかない。笑顔でのゴールを目指す!!

2008年2月12日 (火)

原作は先に読まない方がいい。

 私は『白い巨塔』以来、医療ものの小説やドラマとかが結構好きだ。自分の知らない未知の領域に加え、命を扱う緊迫感に惹かれるのかもしれない。今日観た『チーム・バチスタの栄光』も映画化される前に読んでいた。今までのような単なる医療サスペンスだけではなく、厚労省役人白鳥と田口医師の掛け合いが非常に面白く嵌ってしまった。それゆえ、続編に当たる『ナイチンゲールの沈黙』、『ジェネラルルージュの凱旋』も立て続けに読んでしまっている。

 映画は原作どおりにはなかなか作れないものだということは分かっている。自分の読んだイメージがそのまま映画になるわけではないのだ。だけど、どうしても原作と比べてしまう。だから純粋に映画を楽しむなら原作は読まない方がいい。この映画も原作を読まない人が観たらとても面白いのかもしれないが、私には少し物足りなかった。

 まず主人公が中年男から若い女性に変更になったことが残念だ。まあ、こうでもしないと男ばかりの話になってしまうので仕方のないことではある。そして制約された時間内ではどうしても登場人物を深く描ききれないし、犯行の動機なども浅薄になってしまう。自分としてはいらないと思えるシーンもあった。それでも手術中の臨場感は十分伝わってきたし、これだけでも映像化された意味はあるのではないだろうか。

 

 

 

 

2008年2月 7日 (木)

いつまで続く毒餃子問題

 農薬入り餃子が発覚してから1週間経つ。もうニュース番組では推理小説ばりの解説が行われている。幸い重体だった5歳の女の子も一般病棟に移ったようで本当に良かった。後遺症が残らないことだけを願う。

 今回の件では食品業界への衝撃は計り知れないものがあり、冷凍食品に至っては事件発覚前より3割以上、売上が減少している。また、中国産と表記されているものについても当然のことながら落としている。原因が分からないのだから我々消費者としてはなかなか手を出しにくいのも当然だ。

 さすがに今回の件では中国当局も迅速な対応をしているが、政府関係者の高飛車な物の言い方には閉口せざるをえない。まあ、こういったものは編集がされているので少し割り引いてみなければいけないけれど、間接的に”悪いのは日本だ”と言われているような気がしてしまうのだ。正直言って、不安解消には程遠い。

 私自身、反日暴動以来、中国に対してはかなりの警戒心を持っている。ただ日本の食料自給率から考えて簡単に中国産を排除することは難しい。ともかく一刻も早く原因を突き止めて、今後はこのような事が起きないような仕組みを作るしか方法はないと思う。

 

 

 

2008年2月 3日 (日)

2年ぶりの大雪

 関東では2年ぶりの大雪だという。東京マラソンの練習のつもりで青梅マラソン30kmの部にエントリーしていたが中止になった。12年ぶり2回目ということだ。今回は昨今のマラソンブームもあってか、史上最多の参加者(約2万人)がいたのだが残念な結果になった。だけど天気だけには勝てない。

 私自身、一人で30kmの距離をこなすのは精神的になかなか難しいこともあり申し込んだのだった。ただ昨夜の天気予報で大雪と予想されていたため、仮に開催されたとしても棄権するつもりでいた。無理して出場して体調を壊したら元も子もないと思ってしまったからだ。だけど朝起きた時には雨。何か敵前逃亡したような気分になっていたので、大会中止の発表には正直言ってホッとしている。

 このところ暖冬気味の年が多かったので、今年の冬はとても寒いような気がしている。そして相変わらず都心は雪に弱く、今回のように数センチの積雪でも交通機能が混乱してしまう。午前中だけでも転んでケガをされてしまった方も数十人いる。雪国の人が見たら笑われるかもしれないが、慣れていないのだから仕方ない。私自身、雪の日に自転車を運転して、走り出して100mも行かないうちに転び打撲したこともある。

 私の家の周りは幸運なことに雪は積もっていないけれど、明日の朝は凍結が予想されるだけに今日以上に注意が必要になるだろう。早く暖かくなって欲しいと願うばかりである。

 

 

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