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2008年3月

2008年3月27日 (木)

暫定税率の廃止で本当に大混乱するのか?

 今日の夕方、福田首相が道路特定財源に関する記者会見を行った。私には期限が迫っているから、とりあえず先送りにしようというようにしか理解できなかった。そもそも自民党のコンセンサスすら得られていない状況でこんな約束が履行できるとは思えない。

 道路特定財源については、その無駄遣いが今国会で様々暴かれてきた。マッサージチェアや公益法人の職員旅行など、もう呆れ返って本当に腹が立つ。おそらくこんなのは氷山の一角なのだろう。また道路特定財源だけではないけれど、天下り団体に国から年間12兆円も流れていることも分かったし、建設会社からも政治献金が自民党に流れていることも分かった。こんな状況で暫定税率の部分を残そうというのはいくらなんでもほとんどの国民が容認しないと思う。

 暫定税率が維持されないと約2兆6000億円の財源不足になって、地方にお金が回らなくなり、また、ガソリンが4月から一気に20円ぐらいさがることによって、国民生活に大混乱をもたらすと言われている。確かにガソリンスタンドは大混乱するかもしれないが、国民生活全般に渡って支障をきたすということをにわかに信じることができないのだ。

 あれだけ世界的な問題になるといっていた海上自衛隊の一時撤退もそんなに問題にならなかったし、日銀総裁が1週間不在になったところで相場が乱高下している様子はない。無責任だが、もうここまで来たら一回暫定税率を廃止してしまって、どのくらい大混乱になるのか見てみたい。最悪なことが起こっても4月末には衆議院で再可決となるのだから、お金が回るのが遅れるだけなのではないかという気になる。少なくなったらその中で遣り繰りするかもしれない。

 まあ、ねじれ国会になって審議が遅々として進まないジレンマも確かにある。でも、今までだったら、こんなデタラメなことをやっていてもお茶を濁されるだけで予算は通ったことを考えると、これも仕方のないことなのかもしれない。時間はかかっても本気で国民のために議論を重ねて欲しいものだ。

 

 

 

2008年3月24日 (月)

止められなかったのが残念な事件

 あまり特定の事件には触れたくないのだが、それを撥ね退けるくらい昨日茨城で起きた通り魔事件は酷いものだった。19日、1人を殺害して指名手配され、警察が張り込んでいるにもかかわらず、それをあざ笑うかのように犯行に及び、1人の命を奪い、2人は今も重体となっている。そして犯行動機は「誰でもいいから人を殺したかった」と供述しているらしい。

 こういう通り魔事件は過去、何度も繰り返されてきた。たいてい犯人は普段は普通に生活しているのだから、ほとんど防ぎようがない。だけど今回は警察が170名体制で警備している最中に起こっているのだから、慙愧の念に耐えないだろう。当然のことながら、多くの人から批判されても仕方がない。まあ警察を擁護するわけではないけれど、まさか無差別殺人を行うとは想定していなかったに違いない。

 最近、ニュースを見れば、毎日のように殺人事件や傷害事件などの凶悪犯罪が起こっているように思える。これは以前からこのような犯罪は多かったのに報道されてこなかっただけなのか、それとも最近、急増してきたのかは分からないけれど、物騒な世の中になったのは事実のようだ。

 まあ、この事件もおそらく裁判では精神鑑定が行われて、責任能力云々が争点になることが予想される。でもいつも思うことは、被害者にとってはたとえ犯人に責任能力があろうとなかろうと関係のないことであるということだ。やはり、自分勝手な理由で行った犯罪には、被害者目線をより多く取り入れた判決にして欲しいものだ。今、病床にいる方の回復を節に願う。

2008年3月21日 (金)

言論の自由の価値を知る

 結局、日銀総裁は空席になり、道路特定財源の問題もまともな審議に入れないままになっていて、素人から見れば国会機能は麻痺しているかのようだ。それなのに日経平均株価は12,000円台を回復しているし、円も1ドル=99円半ばまで戻っている。市場としては折り込み済みだったということか。まあ、こんな日本ではあるけれど自由にものが言えるだけマシなのかもしれない。

 チベット騒動が報じられてから早1週間。中国当局の情報統制は恐ろしいくらいだ。ラサ地区へ海外の報道機関が入ることを拒み、インターネットの動画サイトなどを遮断し、その上、旅行者にも圧力をかけているようだ。そして流す映像は当局が撮影したものばかりだ。自分達に非がなければ正々堂々としていればいいのに、こんなことをすれば他国の人間が信用する筈がない。人権問題に敏感なEU各国は北京五輪のボイコットまでを示唆している。

 今回の問題では国際オリンピック委員会(IOC)も頭が痛いだろう。大気汚染に加えて人権問題まで浮上してしまったのだ。政治とスポーツは違うのだから、選手のためにはちゃんと開催してあげて欲しいのだけれど、中国政府が開き直っている姿をみると何となく腑に落ちない。毒入り餃子問題と同じような対応をしているようにみえてしまう。

 今までは、核や拉致問題などで北朝鮮のことをとても脅威に感じていたが、今回の件で中国の本当の怖さを知ったような気がする。

 

 

2008年3月18日 (火)

素人からみる日銀総裁人事のドタバタ劇

 明日で任期切れの日銀総裁。しかし、まだ決まりそうにない。今日、政府は新たな人事案を出したけれど、また野党側は難色を示している。まあ、素人からみれば意地の張り合いにしか映らない。そもそも最初の武藤氏については、もうハナから野党側は拒否していたのにそれを強行したのだから、本当に通す気があったか疑問に感じる。そして、野党側も衆院での予算案強行採決が気に入らないので、ここへきて抵抗しているようにも思える。

 素人にとっては日銀総裁なんて誰がなろうが評価することは出来ない。だいたいにおいて日銀の金融政策決定だって、一応、合議制なのだから、何か大きな転換点でもない限り、180度方向が変わってしまうことなんてないのではないか。仮に今マスコミで名前が挙がっている人達ならそうは変わらないだろう。

 ただ、政府の押す方は2回とも財務省の事務次官経験者なのが気になる。結局、官僚の意向に沿った人事なのではないかと思えてしまうからだ。また、民主党の言っている”財・金分離”は分からないでもないが、それなら何故財務省の財務官経験者ならOKなのか、これもよく分からない。どっちもどっちで単に主導権を握りたいだけなのではないか。

 今年に入って、日経平均株価は約6,000円下落し、対ドルに対しては約16円の円高になっている。確かに原因はサブプライムローンによるアメリカ経済の衰退懸念なのだが、ここまできても指を加えて静観などという呑気なことをいっってはいられないだろう。こういう時は市場に対して何らかのメッセージを出すなり、緊急政策を打つなりして欲しいものだが、一国の中央銀行総裁ですら決まらない現状をみれば、これも期待薄だ。ますます景気は冷え込んでしまうのではないだろうか。どちらも国民の為だと思うなら、話し合いでもして納得いく形で決めて欲しいものだ。

2008年3月16日 (日)

本当は何が起こっているんだろう。     ~チベット暴動

 もう怖いというイメージが植えつけられてしまった感じだ。14日、チベット自治区の首都ラサで起こった暴動は世界中に伝えられ、武力制圧を行う中国政府に対して各国から非難の声が上がっている。中国当局はすでに平穏な状態に戻ったと発表しているが、でも本当は何が起こっているのか正確なことは何ら分からない。そもそも何の前触れもなくいきなり暴動に発展することがあるのだろうか。

 北京五輪を目前に控えている時に、今まで人権を侵害されてきたチベット族の人が自分達の問題を世界中に提起したかったのかもしれない。私自身、チベットの人権問題などにはあまり関心がなかった。ネットで調べてみれば、本当なのかと思えるくらい悲惨なことばかりが書いてある。こういうことが根底にあれば、それは反政府活動に繋がることは容易なことだ。

 まあ、中国にはこうした民族、経済格差等々、様々な問題があって、政府に対する不満は多いのだろう。おそらく今までだって報道されない暴動事件がどれくらいあったか分からない。ただ人権問題を重視するアメリカやEU各国は今回の問題を極めて厳しく監視していることは確かだ。中国当局としてもこの問題解決には頭の痛いことだろう。

 去年だったか、チベットに青蔵鉄道が出来て観光客で賑わう様子をNHKのクローズアップ現代で見た。でも今回の暴動を見ると実情は全く違うものなんだなぁと妙に納得してしまうのは自分だけだろうか。

2008年3月11日 (火)

大丈夫か?北京五輪のマラソン

 男子マラソンの世界記録保持者が北京五輪での同種目辞退を正式に表明した。もともとぜんそくの持病があるらしく、北京の高温、多湿、大気汚染は選手生命に関わるということらしい。有力選手が環境を理由に競技を辞退するのは珍しいことだ。

 確かに今日、報道されていた北京市内の映像などをみると、街中がスモッグで覆われている。まして、8月という一番暑い時期のレースなのだから、このように考える選手が現れても不思議ではない。とにかくスポーツをやるには過酷な環境なのだろう。それゆえマラソンのみならず、他の種目でも直前合宿は時差の少ない日本で行って、北京の滞在は極力短期間にしようとする傾向も見られている。

 そもそも中国は何で一番暑い時期の8月を選んだのだろう。一説には”8”という数字が縁起が良いからなどと言われているが、もしそれが本当なら、選手の健康なんか全く考えていないとしか言いようがない。それに北京開催はもう5年以上前から決まっているのだから、ちゃんと環境対策もしておくべきなのではないのか。

 だいたいマラソンという陸上競技でも最も過酷な競技をこんな暑い時にやることに反対する人はいないのだろうか。前回のアテネ大会でも何人もの選手が暑さが原因で体調を崩し棄権しているではないか。もうルールで気温が何度以上なら競技中止という決まりを作るべきだと思う。犠牲者が出てからでは遅いのだ。国際オリンピック連盟(IOC)も少しは選手のことを考えて欲しいものだ。

 

2008年3月 9日 (日)

今はゆっくり休んで欲しい・・・高橋尚子選手。

 記者会見では笑顔で答えていたけれど、内心はどんな気持ちだっただろうか。自分には想像ができないくらい辛かったのではないか。今日、行われた名古屋国際女子マラソンで優勝候補筆頭だった高橋尚子選手が序盤の9km地点から失速し、27位という惨敗に終った。これで北京オリンピックへの出場はなくなってしまった。

 気温が若干高めだったとはいえ、あれだけのスローペースで進んでいたにもかかわらず、先頭グループからわずか9kmで脱落しているということは、おそらく何らかのアクシデントがあったのだろうと思っていた。会見では昨年8月に半月板の手術をしたことを告白していたが、長い競技生活を送ってくるうちに相当体を酷使してきたわけだから、それだけが原因ではないと想像してしまう。

 一度だけだが、高橋選手がゲストに来た大会に出場したことがあり、私の横を颯爽と駆け抜けて行った姿が今でも忘れられない。本人はまだ陸上生活を続けたいと気丈に発言していたけれど、この惨敗を覆すだけの精神的パワーが果たして残っているのだろうか。だとしたら凄い。彼女の偉業は決して色褪せることはないのだから、今はゆっくり休んでもらって、今後についてはじっくりと考えて決めて欲しいと思う。

 今日のレースはリタイアしてもやむを得ない内容なのに、ボロボロになりながらも完走した高橋選手には敬意を払いたい。

 

2008年3月 7日 (金)

道路特定財源に思うこと

 昨日、確定申告を行った。大して稼いでいるわけでもないのにこんなに持っていかれるのかと思うと少し沈んでしまう。そして住民税の支払いも待っている。鬱だ。一応、この国に住んでいるのだから仕方ないけれど、税金の使い道については呆れ返ることが多すぎる。

 今、道路特定財源のことでいろいろ報道されている。もう、無駄遣いのオンパレードだ。そして道路とはほとんど関係のないところでも使われている。天下りのためだろうけど役所にぶら下がる独立行政法人や財団法人も多いし、職員の旅行費用にも使われていたなんてことを聞くと腹が立ってしょうがない。儲かっている企業でさえ丸抱えで社員旅行なんてするところはほとんどないのに、福利厚生の一環だから問題ないなんて平気で回答しているのにはさすがに閉口する。

 確かに道路は必要だと思う。だけど少子高齢化社会ですでに人口が減少する方向に向っているのに、そんなに高速道路が必要なのか自分としては疑問だ。そもそも小泉内閣の時に高速道路は当時計画されていた約14,000kmは見直すことになっていたはずなのに、いつの間にか復活している。私自身は高速道路が必要なのではくて、道路の工事が必要なのではないかと勘ぐってしまう。

 本来ならこうしたことを含めて国会でいろいろ追及してもらいたいのだが、衆院の強行採決が気に入らないからといって野党がボイコットしている。国会戦術なのだろうけど印象が悪いことこの上ない。そうこうしているうちにまた原油相場が高騰してあっという間に1バレル=105ドルを突破している。一刻も早く与野党で修正協議して審議を開始して欲しいものだ。

 

 

2008年3月 3日 (月)

調査捕鯨を妨害するメリットが分からない

 またしても日本の調査捕鯨船が反捕鯨団体から妨害を受けた。今度は薬品入りの袋を投げられて、けが人が3名あったらしい。様々な妨害工作が今年に入ってからは何度となく繰り返されている。調査捕鯨は合法行為なのだから日本政府としては毅然とした態度で臨んで欲しい。

 そもそも牛や豚は良くて鯨は駄目なんていう理屈はおかしい。それぞれの国で独自の食文化があるのだから、それを尊重しないというのも大人のすることではない。鯨の生態系に変化をきたすような数を捕獲するならまだしも、ちゃんと限られた数に収めているのだから環境問題にはならない筈である。まあそんなことを彼等に何を言っても無駄なのだろうが。

 ただ私はどうしてあそこまで過激な行為ができるのかが理解できない。単なる狂信的な考え方だけであれだけのことができるとも思えないのだ。船を動かすのだって相当な資金が必要だろうし、そもそもボランティアでやっているわけでもないだろう。背後には”日本憎し”のようなスポンサーが動いているように勘ぐってしまう。

 まあ、根本的に考え方が違っているのだから、話し合いで解決することもないだろう。だから無視するしか方法がないのだが、今回のような行為が行われる以上、何らかの防御策が必要となる。法律上、許される範囲内で調査捕鯨船の周りに護衛船のような船を配置するくらいのことはできないものなのだろうか。調査員の安全を優先させて欲しいものだ。 

 

2008年3月 1日 (土)

ロス疑惑より大事な問題がある。

 毒入り餃子事件から1ヶ月が経ったが、あの中国当局の発表には呆れ返った。「中国本土でのメタミドホス混入の可能性はきわめて低い。」だと?これは裏を返せば、「日本で混入した」ということになる。中国当局の言い分はこうだ。「工場の検査や従業員を事情聴取しても問題はなかったし、そして薬物が包装袋は外部から内部へ浸透した。だから中国で混入したものではない」と。

 これは日本側の主張と全然違うじゃないか。こんなの素人が考えたっておかしいことぐらい分かる。まず、メタミドホスなんて農薬は日本では研究機関以外存在しないし、その純度から言っても日本のものではない。それと流通経路をみても、被害のあった場所へは別ルートで入ってきているし、途中で開封されていない。また、日本側の検査だと、包装袋は使われた薬物の濃度を100倍にしても、外側から内側には染み込まなかった。このことから明らかに封印前に入れられていることになる。

 まあね、中国側が自分達に落ち度はないと言いたい気持ちは分からないでもない。春には胡錦濤国家主席も来日するしこの夏には北京五輪もあるから、早めに幕引きをしたいのかもしれない。だけど、こういう対応をしているとさらに信頼が低下することぐらい分からないのだろうか。工業製品なら安物買いの銭失いで済むが、食べ物に至っては命が絡んでくる。原因が分からなければ、日本の消費者だってさすがに手を出せないし、それどころか風評被害が広がる可能性が大きい。

 今回のことをきっかけにして、安全にはお金をかける必要があるということを認識させられた。それと同時に食料自給率がわずか39%の日本では真剣に食糧問題に取組む必要があることも分かった。それなのに相変わらず、首相の発言は他人事のようにしか聞こえないし、日本のマスコミも27年前の「ロス疑惑」の方を大きく取り扱っている。これだから某国に好きなように言われてしまうのだ。何とも嘆かわしい限りである。

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