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2008年3月 1日 (土)

ロス疑惑より大事な問題がある。

 毒入り餃子事件から1ヶ月が経ったが、あの中国当局の発表には呆れ返った。「中国本土でのメタミドホス混入の可能性はきわめて低い。」だと?これは裏を返せば、「日本で混入した」ということになる。中国当局の言い分はこうだ。「工場の検査や従業員を事情聴取しても問題はなかったし、そして薬物が包装袋は外部から内部へ浸透した。だから中国で混入したものではない」と。

 これは日本側の主張と全然違うじゃないか。こんなの素人が考えたっておかしいことぐらい分かる。まず、メタミドホスなんて農薬は日本では研究機関以外存在しないし、その純度から言っても日本のものではない。それと流通経路をみても、被害のあった場所へは別ルートで入ってきているし、途中で開封されていない。また、日本側の検査だと、包装袋は使われた薬物の濃度を100倍にしても、外側から内側には染み込まなかった。このことから明らかに封印前に入れられていることになる。

 まあね、中国側が自分達に落ち度はないと言いたい気持ちは分からないでもない。春には胡錦濤国家主席も来日するしこの夏には北京五輪もあるから、早めに幕引きをしたいのかもしれない。だけど、こういう対応をしているとさらに信頼が低下することぐらい分からないのだろうか。工業製品なら安物買いの銭失いで済むが、食べ物に至っては命が絡んでくる。原因が分からなければ、日本の消費者だってさすがに手を出せないし、それどころか風評被害が広がる可能性が大きい。

 今回のことをきっかけにして、安全にはお金をかける必要があるということを認識させられた。それと同時に食料自給率がわずか39%の日本では真剣に食糧問題に取組む必要があることも分かった。それなのに相変わらず、首相の発言は他人事のようにしか聞こえないし、日本のマスコミも27年前の「ロス疑惑」の方を大きく取り扱っている。これだから某国に好きなように言われてしまうのだ。何とも嘆かわしい限りである。

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