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2008年9月

2008年9月28日 (日)

中山大臣辞任でご祝儀相場は吹っ飛んだ?

 麻生内閣が24日に発足したばかりなのにもう閣僚が辞任することになった。中山国土交通大臣だ。私はマスコミが都合良く編集してその一部の発言を強調して失言を煽るような言葉狩りは嫌いだが今回は違うようだ。特に日教組に絡む発言では明らかに持論を展開している。

 私自身、日教組という組織は何かよく分からない部分があって、本当に日本の教育界に良い影響を与えている組織なのかどうか理解しかねることがある。だけど、単なる一私人の私が言うならまだしも、国務大臣が「私が先頭に立って日教組をぶっ壊す」ということをマスコミのいる前で発言すればさすがにまずいだろう。こんなことぐらい大臣だって分かっているはずだ。

 早期解散を促すつもりなのか、それとも内閣支持率を下げて解散を長引かせるつもりなのか、いずれにしても所信表明演説を前にこうした言動を行うのは理解できない。完全に内閣の足を引っ張ってしまった。麻生首相は謝罪しないわけにはいかないだろう。発足当初からこの体たらくではがっかりする人も多いと思う。果たして今回の辞任劇が次期衆院選にどういう風に影響を与えるか、とても興味が湧いてきた。 

 

2008年9月25日 (木)

麻生内閣誕生について思うこと

 昨日、麻生首相が誕生し組閣が発表されたが、”イマイチぱっとしないなぁ”というのが正直な感想だ。今回の組閣では18人中11人が世襲議員らしいけど、今の世の中、世襲が通用する職業なんて、政治家か歌舞伎の世界ぐらいだろう。 地盤、看板、カバンが揃っている世襲議員じゃないと、なかなか若い時に当選できないからこういう結果になるのかもしれない。

 まあ、金に苦労していないから、露骨な収賄などには絡まないという利点があるかもしれないが、一般庶民の苦労なんて理解できないだろうから麻生首相の掲げる国民本位の政策という言葉が虚しく感じる。もっとも議員自体が悪いわけではなく、それを選んでしまっている我々国民が一番いけないのだが。

 それにしても今回一番露骨に思えるのが小渕優子氏を少子化担当大臣に任命したことだ。戦後最年少の入閣として、早速、マスコミなどはチヤホヤ取り上げている。もう完全なる客寄せパンダみたいなものだ。だいたい少子化担当大臣て何をどうするの?縦割り行政でガチガチの官僚組織を横断してこの問題に対応できる政策は実行できないだろう。大体これまでこのポストに就いた大臣で目立った政策を実行した大臣なんていただろうか。少子化問題に対応するなら、民主党の打ち出している子供一人あたり26,000円/月の補助の方がよっぽど分かり易いし効果があると思う。

 先ほど、共同通信の世論調査が発表されて、麻生内閣の支持率が48.6%と福田内閣発足時よりも約9ポイント低下した。おそらく今回のシナリオを書いた人達にとっては大誤算なのではないだろうか。そして小泉元首相も今期限りでの引退を発表した。いよいよ自民党政権崩壊が近づいてきているのかもしれない。

  

2008年9月23日 (火)

しらけた自民党総裁選

 自民党の総裁選は予想通り麻生氏が当選となった。組閣はまだだが党役員は幹事長を除いて全て留任となっているんだから、本質は何ら変わらないのだろう。おまけに森顧問なんていうのが加わるみたいで、もう完全に先祖帰りした感が否めない。まるで院政じゃないか。

 私はメディアで自民党総裁選の話題が出るとちょっとだけ見てチャンネルを変えていた。なぜなら自民党の党員にしか選挙権が無いのに、一般聴衆のいる駅前等で演説することがとても胡散臭く思えたからだ。どこかのホールに党員を集めて演説すればいいだけの話で、総選挙の事前活動以外、何ものでもない。

 そして5人の候補がいろいろと高尚なことを述べているけれど、自分達の政権で行ってきた結果、現在のような閉塞感漂う状況を作り出しておいて、「景気回復」だの「改革」だのを連呼されても何ら説得力がない。虚しい限りだ。普通の国なら2代続けてトップが政権を放棄したら、別の体制に入れ替わるだろう。

 私は無党派だけれど、2年続けて失態をやらかすというのは今の自公政権に大きな問題があることは言うまでもない。とても政権能力があるとは思えない。個人的には官僚中心の中央集権体制が変わらない限り、景気はもとより今の閉塞感はなくならないと考えている。これを早く実現してくれそうな党に期待したい。

2008年9月20日 (土)

【映画】パコと魔法の絵本

 ここのところニュースを見れば、毒米、年金偽装、リーマンショックなどと何か暗いものばかりなので、たまには映画の感想でも書こうと思う。

 映画「パコと魔法の物語」。私は映画館へはほとんど独りで行くので、こうした子供向けのタイトルは受付時にちょっと恥ずかしい。だから、この夏大入りしている「崖の上のポニョ」もそれが大きな理由で観られないのだ。だけど、この作品は監督が「嫌われ松子の一生」の中島哲也氏で、キャストを見れば、役所広司をはじめ国村準、阿部サダヲ等、演技力では定評のある役者達が出演しているのでとても興味を持ったのだ。しかもネットでの評判も良い。

 劇場に入ると平日の昼間だからそんなに人はいないのだが、かなり小さい子供を連れた親子が数組いる。途中で騒いだり泣いたりしないだろうかと不安だったがそれは杞憂に終わった。上映が始まって数分間は映画の世界に溶け込めずちょっと引いていたが、偏屈な大金持ちのじじい(大貫)と1日しか記憶の持たないパコちゃんとの話になると、どんどん引き込まれていった。

 何といってもパコちゃんが不幸な境遇に遭いながらも明るいし可愛い。そして彼女に何とか思い出を残そうとする大人達の姿が心を打つのだが、それを極彩色の映像とコメディータッチで描いているのであまり重い感じにはならない。むしろ笑える部分が多い。だから涙が出ながらも笑えると言う不思議な感覚になるのだ。

 「嫌われ松子の一生」ではあの悲惨な物語をミュージカル風にしてオブラートに包みながら、それでいて主題は外さなかった。今回の「パコと魔法の絵本」ではさらに進化して子供でも楽しめて大人は泣けるという宣伝文句のとおりの作品に仕上がっている。やはり中島監督の手腕は凄いと思う。もう一度、じっくり観賞したくなった。

2008年9月13日 (土)

【平成の米騒動】開いた口がふさがらない!

 ”汚染米”の問題は日に日に拡大している。当初は三笠フーズだけだったのに、他にも2社同じようなことをやっていた。そして結局、食用として社会福祉施設や保育所、レストランの主食としても使われているようだ。新たなニュースが流れるたびに怒りを通り越して情けない気分になってくる。

 今のところ健康被害は出ていないようだが、それは”メタミドホス”などの農薬の話であって、怖いのは”アフラトキシンB1”という地上最強の発癌物質だ。だけどほとんどのマスコミがこの発癌物質の危険性に触れるどころか、単にカビ毒などとして付け足し程度に報道されているにすぎない。ここまでスルーされると、”真実を報道するとパニックを引き起こす可能性があるから”なんていう理由で報道規制がかかっているのかと疑ってしまう。

 それから一番頭にくるのは農水省の対応だ。事務次官は”我々には責任はない”などといっているし、他の役人は”権限が無いので流通ルートは発表できない”なんていうことを言っている。こんな危険物なのに売ってしまえばそれで終わりなのか。検査を100回近くもやって発見できなかったのも責任はないのか。

 そして極めつけは太田農水相である。昨夜収録されたBS11で”人体に影響が出ることはないからジタバタ騒がない”とか”消費者の権利もあるが、事業者の権利もある”なんていうことを話している。もっとも全部ではなく、部分的にカットされたものを聴いたので多少割り引くとしても、こんなに社会不安に陥っている時に担当大臣がこんな発言をするなんてあり得ない。そもそもこの内閣は安心実現内閣で消費者目線の政治を行うと言っていたのに、結局、全くの嘘だということだ。任期があと10日となったところで本音が出たんだろう。怒り心頭である。

 もう出来レースとなった総裁選なんてどうでもいいから、参院で多数を取っている野党が中心となって閉会中審査を行い、徹底的に流通ルートや汚染物質を特定して欲しい。

2008年9月10日 (水)

【平成の米騒動】もうこうなると「テロ」だな。

 大阪の三笠フーズが農水省から工業用として買い上げた「事故米」を食用に転用していた事件はかなりショックだ。餃子事件で知られた”メタミドホス”はもちろん”アフラトキシン”という地上最強の天然発癌物質も含まれている可能性があるというから何とも恐ろしい。関係者の誰もが食用には危険と認識した中で故意に混ぜているのだから極めて悪質であり、不特定多数の消費者に健康被害を及ぼしかねないということを考えれば、もうテロとしか言いようがない。

 事件発覚から数日経ったが、この影響がどこまで広がるかわからない状況になっている。何度か告発されていて農水省も5年間で約100回も検査を行ったのに見抜けなかったというのはどういうことなのか。これじゃあ、裏で仲良くしていたように思えても仕方がない。、

 今、政界は自民党総裁選やそれに続くであろう衆院総選挙で右往左往しているように見える。でも今回の事件はこれまでの食品偽装や産地偽装などと言ったものとは次元が違うので、すぐに国会を開いて一刻も早く全容を解明して対応策を発表するべきである。それにしても、この国には”性善説”が通用しないようになってしまったのか。何とも嘆かわしいことである。

2008年9月 7日 (日)

大相撲大麻問題について思うこと

 突然の首相辞任のニュースと時を同じくして、大相撲でのロシア人力士大麻吸引疑惑が持ち上がった。昨年から、八百長疑惑、力士暴行死事件、横綱朝青龍仮病騒動、そして、先月下旬、ロシア人力士が大麻所持逮捕ともう不祥事のオンパレードだ。しかも、相撲協会の対応が後手後手に回っているから呆れ返るばかりである。

 北の海理事長の筋書きとしては、先月、ロシア人力士が大麻で捕まったけど、他の力士は関係無いことを証明したくて抜き打ち検査をしたようだ。ところが2人の力士から陽性反応が出てしまった。まさか自分の部屋の力士から出るとは夢にも思わなかった。そして、精密検査の結果も陽性とくればもうどう対応していいか分からない。だから、別の検査機関で再検査なんていう言葉が出てくるのだ。世界も認める日本唯一の検査機関が信用できないなんてナンセンスにも程がある。

 そりゃあ、自分の部屋の力士は大切だろう。だけど力士が何と言おうが、陽性という結果が出てしまった以上、それを受け入れるしかないのだ。有無を言わさず厳正に処分し自らも職を辞するというのが筋だと思う。私は現役時代の北の海が好きだっただけに、一連の対応のまずさにはとても失望している。やはり、組織のトップとしては失格と言わざるを得ない。

 このままだと国技としての相撲は終焉を迎えかねない。相撲協会は今回の件を厳粛に受け止め原因を追究した上で、組織のあり方から見直さなければ、信頼回復には繋がらないと思う。

 

 

2008年9月 5日 (金)

【総裁選】私は騙されない。

 福田首相が退陣表明をしてから4日が経つ。2年連続、政権を投げ出すような失態を演じた政党が何ら反省することもなく、総裁選のお祭り騒ぎを続けている。「麻生vs小池」だけでは盛り上がらないと踏んだのか、与謝野、石原氏に加え、今日になって、石破、棚橋、山本氏なども名乗りを上げている。もうメディアは完全にのっとられる形になってしまった。誰かが裏で演出しているかのようだ。

 まあ、政策論争は大いにやってもらって結構だ。日頃、政治に何の関心もない人達が少しぐらいは気に留めてくれるかもしれない。しかし、前回も書いたが、政策を実行する仕組みが旧態依然たるものでは誰が首相になろうとも何ら変わることはないのではないか。つまり官僚主導の中央集権国家のままではどうしようもないということだ。今回の総裁選は来るべき衆院選で誰を担いだら自分が有利になるかどうかということで動いているようにしか見えないのだ。

 今のところ、誰も自分の政策を発表する段階にはなっていないので言いすぎなのかもしれない。でも、町村官房長官に至っては自分が政権の中枢に居ながら、総裁選を美化するような発言を行っている。そもそも自民党の総裁選なんて一般人には投票できないじゃないか。それだけじゃない、党員ですら投票できない仕組みにしておいてよくこんなことが言えたものだとあきれ返ってしまう。何か馬鹿にされているようだ。私は騙されない。

 

 

2008年9月 2日 (火)

【福田首相辞任】繰り返される愚行

 昨夜、福田首相が突然辞任を発表した。”安心実現内閣”と命名して1ヶ月前に内閣改造したばかりなのに、もう投げ出してしまったのだ。まあ、支持率は低迷していたし、連立を組んでいる公明党ともギクシャクしていたし、ねじれ国会は解消されないような状況で解散することも出来ないとなれば、八方塞でやる気を失っても当然と言える。

 去年、安倍首相が辞めた時にも思ったのだが、自民党というのはとにかく”選挙ありき”なんだなあということだった。いや全ての政党がそうなのかもしれない。この人の看板なら選挙に有利だとして一度は担いだものの、支持率が低迷すれば、すぐに足を引っ張る。安倍さんが人気を失うきっかけは参院選を見越して、郵政民営化に反対して離党させた議員を戻したことだった。結局、周りに配慮した結果が仇となる形になってしまったように思う。そしていろいろな不祥事が発覚していった。官僚との対立も噂された。

 今回の辞任劇も同じようなものだ。もうこの仕組みの中で誰が首相をやっても結局は上手くいかないような気がする。1年かそこらで国のトップがころころ代わるなんて、他の国から信用されなくなるだろう。今日も株価が落ちている。日本なんて食糧は輸入に頼り、経済だって輸出に頼っているのだから、他国との関係がおかしくなると、我々の生活もさらに苦しくなることも考えられる。

 ここまでくると、この国の制度疲労は明確なので、政権交代、政界再編、憲法改正も含めて、一度、根本的にやり直す時期にきているような気がする。

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