高橋尚子さん、お疲れさまでした。
昨日、女子マラソンの高橋尚子選手が引退を発表した。とうとうこの日が来たかという寂しさとともに素直に”お疲れさまでした”という気持ちになった。シドニー五輪での金メダルと、ベルリンマラソンで女子としては初めて2時間20分の壁を破るという快挙を成し遂げたのだから、凄いとしか言いようがない。
今となってはいい思い出だが、3年前の12月、富士スピードウェイで行われた富士マラソンフェスタという大会で同じフィールドを走ったことがある。あの時は1ヶ月前に行われた東京国際女子マラソンで復活優勝をあげたばかりだった。だから開会式の挨拶の時は神々しく見えた。
彼女は駅伝の部の最終ランナーとして出走し、私は10kmの部だったが、上手いタイミングで同じ時間帯を走ることになったのだ。 私が残り2km弱になったところで、「高橋尚子選手が今スタートしました!!」という場内アナウンスが聞こえた。頭の中で即座に計算すると、丁度ゴール手前ぐらいで追いつかれることになる。
ひょっとしたらゴール直後に握手なんかできるかもしれないと思ったのだ。だが計算ミスだった。最終コーナーを立ち上がりあと500mというところで疾風のごとく抜かれてしまった。そしてあっという間にゴール。本当に凄く速かった。あの後姿は今でも覚えている。
昨年、東京マラソンが始まって市民マラソン人口が飛躍的に伸びた。その証拠に東京近郊で行われるちょっとした大会でも定員オーバーなんてことが起こるようになってきた。その一翼を担ったのは高橋選手に他ならない。今後は市民ランナーとして続けていくというようなことを述べていたが、またどこかの大会で一緒に走ることが出来るのかと思うと楽しみである。今はゆっくりと休んで頂きたい。本当にお疲れさまでした。
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