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2009年1月

2009年1月28日 (水)

【映画】誰も守ってくれない

 『踊る大捜査線』の脚本家が犯罪加害者の家族がテーマで作った作品だということで興味が湧いたのがきっかけだった。毎日のように伝えられる凶悪事件の裏には報道では知ることのできない要素が多々あるのだろう。その部分にスポットが当てられていて、現代社会において犯罪を犯すということがどれだけ罪深いかをつくづくと思い知らされた。 

 私は映画の技法については全くの素人だから感じたことを素直に書くが、手持ちカメラで撮影した映像は緊迫感があって良かった。オープニングから容疑者逮捕、家族への対応までの流れは観ていて少し興奮した。そして、過熱するマスコミの報道姿勢やネット掲示板での執拗な書き込みなどは気分が悪くなるくらいだった。

 まあ容疑者の妹だからといって、これほと執拗にマスコミやネット掲示板の住人が追いかけてくることはないだろうけど、実際の当事者にとってはそう感じているかもしれない。とにかく人権も何も存在しない状況はよく分かった。

 主演の佐藤浩市は過去の事件のトラウマからくる苦悩を抱えながら、自分の娘と同じくらいの容疑者の妹を体を張って守る姿には共感が持てた。また、志田未来も日常生活から一瞬にして、過酷な運命を背負わされる少女の動揺と苦悩を上手く演じていたと思う。

 フジテレビの戦略にまんまと乗ってしまったきらいはあるけれど、被害者感情と容疑者家族の人権についてとても考えさせる映画だった。

2009年1月25日 (日)

2つの復活劇に感動

 2つの復活劇とは「大阪国際女子マラソン」で優勝した渋井陽子と大相撲初場所で優勝した横綱・朝青龍だ。渋井選手は何と5年ぶり、そして、朝青龍は3場所休場明けだった。

 渋井選手は2004年のベルリンマラソンで当時の日本最高タイムを記録して優勝してからは苦難の連続だった。もう何度、失速劇を見たことか。そして、昨年11月、東京国際女子マラソンでも30km過ぎまで独走していたもののその後、失速し4位に終わってしまった。さすがに見ている方も”もうマラソンは駄目なのか”と思うくらいだから、本人は相当ショックだったのに違いない。

 でも、そこで諦めず、わずか2ヶ月でレースに出場し、2時間23分台の好タイムで優勝したのだから素晴らしいの一言に尽きる。インタビューを聞いていて少し貰い泣きしてしまった。今後の活躍に期待したい。

 横綱・朝青龍は初場所が始まる前、引退が囁かれていた。各方面からも相当なバッシングを受けていた。けいこ総見でも良いところがなく、多分、駄目だろうと思われていた。ところが、彼の反骨精神は軟弱な我々の想像をはるかに超えて、ものの見事に優勝してしまったのだ。これには脱帽である。

 私自身、あの傍若無人な態度を見せる朝青龍は好きではないが、相撲を興行としてみたとき、やはり、あの悪役(ヒール)がいないと面白味に欠けてしまうのだ。そういう意味でも横綱には頑張ってもらいたい。

 蛇足になるが、麻生首相もせっかく表彰式に出てきたのだから、もっと気の利いたコメントが出せないものか。その点、小泉元首相は上手かったなぁ。

 

 

2009年1月21日 (水)

【大統領就任式】アメリカが羨ましい。

 アメリカ大統領の就任式。深夜にもかかわらずNHKの視聴率は異例の5.9%もあったという。さすがに私はリアルでは見れなかったが、ニュース映像でも鳥肌が立つくらい感動させられた。何か映画のように恰好良い。

 アメリカなんて、確かに自由な国かも知れないけれど、今回の世界不況をもたらしたし、平気で戦争はするから、自分勝手なイメージが付きまとっていてあまり好きではない。だけど、新しい大統領が選ばれると、過去の失政をこうして一度リセットし、人心を前向きな気持ちにさせることが凄いと思うし、日本人の自分としては羨ましい。

 どうしても日本と比べてしまうけど、この国では総理が変わってもここまでの高揚感はなかなか得られない。日本では実際に国を動かしているのは官僚だから、誰が総理になろうがあまり変わり映えしないからかもしれない。まあ一度だけ、小泉総理誕生の時には新時代の高揚感があったが、今の状況を見ると、あれが良かったのかどうかということに疑問符が付いてしまう。

 オバマ新大統領に変わったことで、これから国際社会もいろいろと変わっていくだろう。ただ、いつまでたってもアメリカ頼みの日本では悲しい。やはり、明治時代以来、連綿と続いた官僚主導の国家体制を近代的なものに変えて、何とかアメリカと対等に渡りあえる国に変わって欲しいものだ。

 

 

2009年1月13日 (火)

【英断】渡辺元行革相、自民党を離党

 先週末、各マスコミが行った世論調査で麻生内閣の支持率が軒並み20%を割った。上回ったNHKと読売新聞でさえほぼ20%だ。これは当然の数字だろう。予算委員会をみても、定額給付金は受取るかどうか話さないし、公務員の天下りを容認する政令はそのまま残すというのだから、もう旧態依然たる状況に戻ってしまった。だいたい就任時の演説で「役人は使いこなす」なんて恰好の良いことを言っていながら、このザマでは普通の国民なら見放すに決まっている。

 そんな中、今日、渡辺善美元行革相が自民党を離党した。麻生政権に三行半をつきつけたのだ。年初、議員が提言した7項目は至極真っ当な内容で私は共感している。そして、すぐに行動を起した。これは立派だと思う。なぜなら、よくTVの討論番組等に出演して現政権を批判する自民党議員もいるが、ほとんどが口だけで何ら行動が伴わない場合が多いからだ。

 とにかく今の日本は国、国の出先機関や独法等、都道府県、市町村、という幾つもの行政機関があって、相当数の国会議員や地方議員、公務員存在し、行政コストがかかりすぎている。そして、予算編成はもう何十年来その仕組みが変わっていない。これでは幾らお金があっても足りるはずがない。

 個人的にはまずこの基本的な国の形を大きく変えることが必要だと思う。そういう意味で渡辺善美議員には期待したいものだ。

2009年1月10日 (土)

【ガザ侵攻】殺戮はいつまでつづくのか?

 イスラエルがガザ地区に攻撃を始めてもうすぐ20日間ぐらいになる。パレスチナ人の死者は800人を超え、そのうち子供の死者が約260人になるらしい。国連安保理は停戦決議案を採択したが、イスラエル、ハマスとも受け入れないようだ。もはやドロ沼と言ってもいい。

 どちらにも言い分はあると思うけど、これだけ人が死んでいるのに、イスラエル側は何とも思わないのか、そして、ハマスもどこまで突っ張るのか。悲しいかな、国連安保理すら無視される始末。イスラエルを止めることができるのはアメリカだけだが、そのアメリカも下院でガザ攻撃を支持してしまっているから、いつまでたっても無慈悲な攻撃は続くことになる。

 こうなるとイスラム原理主義者は黙っていられない。その証拠にアルカイーダが反発している。またどこかでテロが起きる可能性が高まってきた。憎しみの連鎖が延々と繰り返されるのだ。女子供が死んで楽しいか?書いていて虚しくなるばかり。結局、この状況はオバマ新大統領が就任して、この問題にどう取り組むかにかかってくるのだろう。

2009年1月 6日 (火)

【定額給付金】総理は何でこんなにぶれるのか?

 もう麻生総理もグタグタだな。今夜、ぶら下がりの記者会見で、”与党は国会議員も定額給付金を受取ることを決めたようだが、総理はどうするのか?”と聞かれて、『その時、考えます。』と回答したようだ。本当に呆れてしまった。

 先月、高額所得者がもらうのは”さもしい”とも受取れる発言と、”人間の矜持(きょうじ)=プライドの問題”と言っておいて、もうこの発言か。さすがに怒りを覚える。普通、これだけのことを言ったなら、今夜だって、即座に『私が貰う必要はない。』という回答になるはずじゃないか。どうしてこうぶれまくるのか?

 別に自分は揚げ足を取るつもりはないけれど、この有様じゃあ、総理の言うように楽観的にはなれない。だいたいこの給付金の目的は景気対策から生活支援に変わったんじゃないのか。目的があやふやだったら、ただのばら撒きにすぎない。それに事務経費だって800億円もかかる。せっかく2兆円都合したんなら、百年に一度の危機の為に使って欲しいものだ。

 

 

2009年1月 4日 (日)

【安心活力】書初めは良かったけれど・・・。

 麻生首相が年頭の記者会見で”安心、活力”なんて書初めをしていたけど、何か虚しく感じる。景気対策最優先は分かるけど、具体的な方法には触れていなかったし、こんな時に消費税増税の話を入れるのだから、本人はともかく、聞いている方は明るくなれるはずがない。

 そもそも年末年始のニュースで大きく取り上げられたのは派遣切りされた人達が路頭に迷っている姿とイスラエルがガザ地区への空爆を続けていることだった。この2つのことは経済悪化と世界情勢不安を暗示しているかのようだ。

 派遣切り、よりによってこの年末年始の寒空に体一つで追い出すなんて、企業側があまりにも酷い仕打ちをしているようにしか見えない。もっとも企業側からすれば、不況で会社自体が潰れてしまったら元も子もなくなってしまうから、こうした行為に出ているのだ。したがって、今の状況はセイフティネットを十分に張らないまま派遣法を大幅に緩和してきた政府与党に大きな責任があると言える。

 今現在は派遣社員だけがクローズアップされているけれど、政府が有効な手段を打ち出さなければ、その影響は正社員にまで及ぶ可能性があるし、企業倒産も急増する恐れは十分にある。経済恐慌の崖っぷちに立たされていると言ってもいいだろう。明日から国会が始まるが、100年に一度の危機というのだから、それに相応しい対応を期待したい。

 

2009年1月 3日 (土)

【祝 東洋大】第85回箱根駅伝復路

 近年稀に見る熾烈な優勝争いを制したのは東洋大学だった。先月、部員の不祥事で出場が危ぶまれ、部長や監督が辞任し、周囲からも冷たい目でみられていたにもかかわらず、往路、復路共に制し完全優勝したことは素晴らしい。出走したメンバーの大半が1、2年生だったから、来年以降も期待できるのではないだろうか。

 昨日は箱根駅伝の魅力について書いた。だが一部の識者からは箱根駅伝は日本の陸上競技を駄目にしているという指摘もある。発足当初は”世界に通用する長距離ランナーの育成”を目指し、それなりに貢献してきたことは事実だ。しかし、全行程をテレビ中継するようになって国民的行事になってしまった今、この大会をきっかけに世界に羽ばたく長距離ランナーは殆んどいない。結局、この大会が頂点になっているように思えるのだ。

 確かに見る人にとって箱根駅伝は面白い。感動する場面が随所に見られるし、新春ならではの前向きな気持ちにさせてくれる。ただ、世界的に躍進することを考えるならば、このようなお祭り騒ぎの大会にするのは、選手の為には良くないのではないか。何とも複雑な気分だ。

 

 

 

2009年1月 2日 (金)

【激戦】第85回箱根駅伝往路

 今年の箱根駅伝・往路は激戦と言っても良いくらい見ている人にとっては面白かった。記念大会で23チームが出走しているし、区間新記録が4つも出ているのに復路繰上げスタートがたった2チームしかないのだから、各チームの実力差はほとんどないのだろう。

 私見だが、箱根駅伝が他の駅伝と違って面白いのは、①お正月という時期、②各区間が約20kmもあること、③箱根の山登り、④東京箱根間というロケーションの良さ、⑤2日間競技、ということだ。特に箱根の山登りがあるために、普通の駅伝なら逆転できないようなタイム差もそれが可能になってしまう。

 今回も5区、9位でタスキを受けた東洋大の柏原選手がトップと約5分の差をひっくり返してしまった。しかも山の神と言われた順大の今井選手のタイムを約40秒も上回っている。これには身震いした。しかも一度抜いた早大の三輪選手に再度追いつかれた後、振り切ったのだから凄い精神力だ。明日の新聞一面は彼一色だろう。

 それにしても、優勝候補筆頭に挙げられていた駒澤大学がトップと約8分差の15位とは残念だ。1区で出遅れてしまったため、各選手が焦って実力を発揮できなかったのかもしれない。箱根駅伝は持ちタイムだけでは勝負できないということが良く分かった。

 そして、復路。これは本当にどうなるか分からない。優勝争い、シード校争い、無念の繰上げスタート等、明日もラジオ・テレビに釘付けになることは目に見えている。選手達には悔いのないよう一生懸命頑張って欲しい。応援するぞ! 

2009年1月 1日 (木)

2009年元日の出来事

 2009年元日。例年通り、大野山(723m)での初日の出参拝と大雄山最乗寺への初詣を行った。そして今年は昨年までの不調から何とか脱出しなければならないという決意を胸にしたのだった。

  とても寒い朝だったが、山頂には80人ぐらいの人が集まっていた。北は丹沢山塊と丹沢湖。南には箱根の山々、西には赤く色づく富士山、そして南東方面、房総半島の方からゆっくりと初日が顔を見せるのだ。オレンジの色に包まれた神々しい雰囲気の中では自然と手を合わせるのだった。20090101065313_3 20090101065658_5

                                                                     

 次に向うのは大雄山最乗寺。バス停を降りて、うっそうとした杉林の大木の中、奥の院を目指す。特に最後のきつい石段は大変だ。20090101081906 ここを休むことなく一気に上りきれるかで、自分の健康度合いを図っている。ようやく10日ぐらい前から、ジョギングできるようになったが、もう息も絶え絶え、登り切った。

 そして、ここで参拝した後、決まっておみくじを引く。今年は”吉”であった。そのおみくじの袋の中には別に小さな縁起物が入っている。何と、”招き猫”だ。これも先月亡くなったマークが代わりに出てきたのかなぁなんて、ちょっと感傷に浸ってしまったのだった。(でもしっかり財布の中には入っている)ここまでのことを行うとようやく”新年が始まったんだなぁ”という気持ちになれる。

 ちょっと仮眠をとった後、サイクリングコースをゆっくりとしたペースで走った。まだ腰痛は完治していないし、体がとても重く感じるのだが、何とか6km踏むことができた。新年から幸先が良いかもしれない。兎に角、今年は”復活の年”にしようと節に願うばかりだ。

 

 

 

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