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2009年1月28日 (水)

【映画】誰も守ってくれない

 『踊る大捜査線』の脚本家が犯罪加害者の家族がテーマで作った作品だということで興味が湧いたのがきっかけだった。毎日のように伝えられる凶悪事件の裏には報道では知ることのできない要素が多々あるのだろう。その部分にスポットが当てられていて、現代社会において犯罪を犯すということがどれだけ罪深いかをつくづくと思い知らされた。 

 私は映画の技法については全くの素人だから感じたことを素直に書くが、手持ちカメラで撮影した映像は緊迫感があって良かった。オープニングから容疑者逮捕、家族への対応までの流れは観ていて少し興奮した。そして、過熱するマスコミの報道姿勢やネット掲示板での執拗な書き込みなどは気分が悪くなるくらいだった。

 まあ容疑者の妹だからといって、これほと執拗にマスコミやネット掲示板の住人が追いかけてくることはないだろうけど、実際の当事者にとってはそう感じているかもしれない。とにかく人権も何も存在しない状況はよく分かった。

 主演の佐藤浩市は過去の事件のトラウマからくる苦悩を抱えながら、自分の娘と同じくらいの容疑者の妹を体を張って守る姿には共感が持てた。また、志田未来も日常生活から一瞬にして、過酷な運命を背負わされる少女の動揺と苦悩を上手く演じていたと思う。

 フジテレビの戦略にまんまと乗ってしまったきらいはあるけれど、被害者感情と容疑者家族の人権についてとても考えさせる映画だった。

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