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2011年5月26日 (木)

今、一番心配していること

 私は今回の震災で原発の事故が起こるまで、原発を特に否定するわけではなく、危険かもしれないけれど地元の方々の理解があって、補助金等で潤うなら良いのではないかと考えていた。

 しかし、発生から2か月半過ぎた今でも放射性物質は撒き散らされ、海洋汚染も進んでいる。300㎞離れた私の地域のお茶にも基準値を超えたセシウムが検出され出荷できなくなった。国と東電は収束に向けての工程表なるものを出したが、その実現だって確実とは言えない。時々、統合本部の記者会見をユーストリームの生中継で観るのだが、スッキリしない曖昧な回答が多い。最悪のシナリオである水蒸気爆発の可能性は低くなったかもしれないが、放射性物質の流出はいつ止められるのか分からないという印象である。原発安全神話が壊れた以上、考え方を改めねばならない。

 そこで、今、一番心配しているのが、文科省が4月19日に学校関係に出した安全基準のことだ。この事故が起こるまでは、許容範囲は年間1ミリシーベルトだったのに、事故後、年間20ミリシーベルトまで引き上げた。ICRP(放射線防護委員会)という機関が事故収束期には最大20ミリシーベルトまで容認しているのが根拠になっている。でも、この数値は放射線管理区域で働く人の約4倍、チェルノブイリの時の避難基準の約4倍である。成長期にある子供は放射線の影響を大人の数倍受けるとも聞く。直ちに影響はないかもしれないけれど、5年後、10年後は果たして大丈夫なのだろうか?

 確かに学者の中には”大丈夫、心配しすぎ”と言った意見も多い。おそらくこれを読んでくれる人の中にも”心配性で馬鹿な奴だ”と思われるかもしれない。だけど、数値はともかくとして、まだ原発事故は現在進行形であり、しかも、先生が線量計で放射線を測りながら勉強や運動をする環境っていうのは絶対におかしい。すぐにこの基準を撤回し、線量を下げることができないなら、心苦しいけれど、国の責任で子供だけでも疎開させることを検討して欲しいと思う。

 

 

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