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2011年9月27日 (火)

【少しネタバレあり】映画「僕たちは世界を変えることができない。 But, we wanna build a school in Cambodia.」を観て思ったこと

 「僕たちは世界を変えることができない。 But, we wanna build a school in Cambodia.」。青春ムービーらしい。しかも、普段TVドラマなんてほとんど観ないから知らない役者ばかり。今までだったら、まず観なかっただろう。でも、何かのラジオ番組で「実話を元にしたストーリーで、監督が若手の役者たちに舞台となるカンボジアの事は下調べたりしないように指示した・・・」というのが引っ掛かって観ることにした。

 話の内容は単純で、若者4人が150万円集めてカンボジアに学校を建てる物語。当然、紆余曲折はあるが、その困難を乗り越えて行こうとする姿を描いている。(Yahoo映画にもこの位は書いてあるので良いだろう) ただ、正直言って、久しぶりに嗚咽を抑えるのがやっとなくらい泣けてしまった。

 、恥ずかしながら、この映画を観るまでは、かつてカンボジアのポルポト政権が自国民を大量虐殺したことは知っていても、あんなに酷いことをしていたなんて知らなかった。そして、今日でもその影響は残り、地雷、エイズ、貧困等々様々な問題があることを、知っているようで切実には感じなかった。カンボジアのシーンで、私には彼らが演技しているのか、素で反応しているのかが分からない部分が多々あった。これはドキュメンタリーなのかもしれないと。原作者が出会ったガイドさんがそのまま出ているが、彼の話は涙なくしては聞けない。

 そして、これは自分もこの震災で災害ボランティアを経験したから、「そう、そう」と納得してしまうのだけど、「この活動に意味があるのか?」「単なる偽善ではないのか?」という葛藤にぶち当たるし、現地に行ってみて初めて実情が分かり、自分の力のなさ、情けなさを痛切に感じるというのも共感できる。でも、これは何かを真剣に取り組もうとしたから感じることであって、何もしなければ感じないことだ。彼らは彼らなりに答えを出すけれど、それも私の心に響く。

 こう書いてくると、何かとても暗くて重い映画のように思えるけれど、最後にはちゃんと勇気を与えてくれる。私も50近くになったけれど、こういう青臭いだけと揶揄されかねない映画にも感動する余地があったことは新たな発見だった。

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