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2011年10月30日 (日)

佐野眞一著「津波と原発」を読んで思うこと。

 木曜日の夜、餃子パーティーで飲み過ぎたのか、2日間ぐらい頭が痛くてとてもブログを書く状態ではなかった。ただ、昨日TBSラジオ「久米宏ラジオなんですけど」のゲストに佐野眞一氏が出演され、著作「津波と原発」について語られていたので興味を持ち、すぐに本屋に行って購入し、一晩で読み切った。

 佐野眞一さんの本では、今、再審がとりざたされている1997年、渋谷区円山町で起こった殺人事件について書かれた「東電OL殺人事件」を読んで、その取材力の凄さに圧倒された。この本では東電の体質も描かれており、今の原発事故とも遠からず結びつくような気もする。

 この「津波と原発」は2部構成に分かれいる。第一部は氏が震災1週間後に被災地に入り、インタビューなどを通して感じたことが書かれている。第二部は「原発街道を往く」という話で、警戒地域に入られて感じたことや、原発がこの地に入ってきた経緯などが赤裸々に描かれている。日本の原子力政策がどう進められ、どのように国民が受け入れていったか、これを読むとよく分かる。

 私は今回の原事故が起こるまで、危険なことはあるだろうけど日本の原発は多重に防護されているのだから、こんなに酷いことになるとは思わなかった。これほど広範囲に、しかも、事故の完全な収束が私が生きている間に終わるかどうか分からない。将来的には全廃に持っていくべきだとは思うけれど、今すぐ全停止しても大丈夫なのかどうかは専門家の間でも意見が分かれており、まだ個人的には判断できないでいる。ただ、今の政府の原発事故に対する取り組み方や再稼働を巡る問題を見る限り、暗澹たる気持ちは拭えないのも事実だ。

 原発は戦後復興と経済成長とセットだった。それは否定しない。だけど、原発がこういう状況を生み出してしまった以上、震災復興は、新しいエネルギー分野や、スマートグリッドをはじめとする配電網の再編成を取り入れながら進めていく方向性を打ち出して欲しいものだ。

 

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