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2011年10月 2日 (日)

忘れられない遠足の記憶

 秋も深まってきて遠足シーズンになってきた。実は40年近く経った今でも忘れられない、いや、ある種トラウマになっている遠足がある。小学校の5年の時だった。当時、私は釣りが好きで近くの川では鮎釣りに嵌り、時々近所のおじさんに連れられては沼津内浦湾での船釣りを楽しんでいた。

 遠足はまさにその内浦湾にある三津水族館(今の三津シーパラダイス)がメインでその周辺スポットをバスで回る日程だった。私は水族館にも行ったことがあるし、上述のとおり内浦湾自体も何度か行っているので、あまり乗り気ではなかった。ところが日程表を見て”これは?”と引っ掛かった。お昼時間が2時間程度とられているのだ。釣り好きな私は、”どうせなら、この時間を利用して釣りをしたいな♪”と思ってしまった。

 子供心にも勝手に釣竿なんてもっていったらマズイだろうと、担任の先生に気軽に相談してみた。そうしたら、あっさり許可してくれたではないか。そこで有頂天になってしまった私はクラスメートに話してしまったのだ。ここから学年を揺るがす大騒動に発展していく。最初は話した数名が”俺も一緒にやろうかな”程度だったのが、だんだん話が広がっていき、最終的には「遠足で釣りをやるから、皆、釣り道具を持ってくるように」なんていうことになっているではないか。

 当然、親達は学校に対して「何で遠足で釣りを?」とか「どんな道具を用意すれば・・・?」という問い合わせをするし、PTAでも問題になっていく。多分、担任の先生も対応に四苦八苦しただろう。とうとう私の親も呼び出される。私は何の悪気もなかったのに、話がどんどん膨らんでいくが怖くなった。結局、釣りなんていう話は取り消しになり一見落着。担任や親は私を叱ることはなかったけれど、私自身は相当堪えた。そのせいか、担任の先生には「今から1年間は竿を握りません」と宣言したことを覚えている。

 その担任の先生も数年前亡くなったと聞く。先生自身も釣りが好きだったようだし、私があまりにも一生懸命話したから、お昼休みぐらい良いだろうと認めてくれたのだろう。本当に良い先生だった。私も一人だけ抜け駆けして、お昼休みに釣りをしていると、浮いてしまう気がしたので友達に話してしまったのだ。今では笑い話になるけれど、悪気がなくても話がコントロールできないほど、大きくなっていく怖さは心のどこかに染みついている。

 

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