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2011年12月11日 (日)

吉田所長の病名が「食道ガン」という報道について思うこと。

 早いもので、今日で震災から9か月が経過した。当然の事ながら報道量は減りつつあり、遠い過去のような気さえしてくる。原発事故も巧妙な言葉のすり替えや除染神話によって、既に収束しているかのように錯覚する。本当の恐怖はこれから始まるのに・・・。

 そんな空気の中、9日、福島第一原発の所長の病名が「食道ガン」であると公表された。11月末の所長退任時には、プライベート問題云々で明かさなかったが、憶測記事や病院への過激な取材攻勢を避けるための手段だったのだろう。そして、またしても専門家という方のコメントとして、「原発事故の放射能漏れよる被曝が原因とは考えにくい」ということが書いてあった。

 まあ、確かに、我々が想像できないくらいのストレスはあっただろうし、相当疲労も蓄積していたはずなので、そういった因子が重なって発病につながったかもしれない。ただ、今年くらい専門家と呼ばれる人の信用性が失われた年はなかったのだから、何となく腑に落ちない感覚を覚えても仕方ない。結局のところ、この程度(70mSvと言われている)の被曝では、ガンと被曝との因果関係なんて分からないということだ。

 因果関係が分からない、あるいは、ハッキリしない、ということは、将来、被曝した方々の中で健康被害が出たとしても、その責任は国や東電が負わなくても良いという免罪符になる。証明する方法があれば別だが、おそらく白黒つけるだけの方法なんてないはずだ。裁判所だって大きな誤りがない限り恐らく政府側につく。実はこれが怖い。こんなところにも自己責任か。吉田所長の早期健康回復をお祈りする。

 

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