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2011年12月13日 (火)

東野圭吾「どちらかが彼女を殺した」を読んで。(若干ネタバレあり)

 先月来、東野圭吾氏の作品を10冊ぐらい読んだ。東野氏の作品は一文が短く、主述の関係がはっきりしているから読みやすい。(私も文章を書くためにいろいろな本を読んだ結果、出来るだけ一文は60字~70字ぐらいに収まるようにしている。)

 本当は白夜行、幻夜、流星の絆等の作品について、その感想を書きたかったのだがネタバレする可能性があるので出来なかった。ミステリーでこれをやったら最悪だ。もし、書くとしても背表紙に掲載されていることだけだろう。だから、誰でも見られるブログに本の感想を書くのは難しい。

 今回、読んだ「どちらかが彼女を殺した」はミステリーとは異色の作品だ。内容は「最愛の妹を殺害された警察官の兄が妹の復讐のため、2人の容疑者に絞り込む。それを阻止しようとする刑事。殺したのは2人のうち、どちらか?」というものだ。個人的にはミステリーは動機とトリックを主に置いている。ただ、読めば、どちらも動機があり、しかも複雑なトリックと言えるものは特にない。

 そして、何と最後の最後までどちらとも犯人ととれるようなことになっていて、結局、犯人の名を明かさずに終わるのだ。これは犯人を読者に考えさせることを目的としているらしい。でも正直言って「えっー、こんなのあるの?」とフラストレーションが堪る。実際、単行本が発売された時には出版社にどちらが犯人なのか問い合わせが殺到したようだ。そのため文庫化された際、巻末に推理の手引きなるものが付いた。

 ただ、それでも犯人の名ははっきりと示されていないのだから悩む。仕方なくネタバレしているブログ等を漁って理解する羽目になった。個人的にはある事実をもとに推理して犯人を決めたのだが、犯人自体は当たっても、その推理は間違っていたようだ。とても歯がゆい。でも、ミステリーなんていうものは、自分の予想を裏切るから面白いのであるから、こういう趣向もたまには良いなと思う。 

 そして、懲りずに「私が彼女を殺した」という同タイプの作品を読み始めた。今度はちゃんと推理できるだろうか?楽しみである。

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