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2012年1月 2日 (月)

第88回箱根駅伝往路をTV観戦して思ったこと。

 お正月恒例、第88回箱根駅伝往路は東洋大が往路新記録を打ち出して優勝した。去年のタイムより5分も速かったらしい。例年のような5区柏原の逆転ではなく、3区でトップに立ってから、そのまま快走しゴールテープを切った。柏原もトップで襷を受けながらモチベーションを崩さず、公言していた区間新記録を出したのだから素晴らしいの一言に尽きる。明日の復路は2位の早稲田とは5分以上の差をつけているから、相当優位に進められることは間違いない。

 ただ、私は東農大の5区を走った津野君を称えたい。彼がテレビに映ったのは、大平台のヘヤピンカーブのところだった。もはや誰から見ても普通の走りではない状態だ。まだ半分もきていない。必死の形相というよりも放心状態に近い感じを受ける。果たしてゴールまで辿り着けるのか。時折映る彼の姿は痛々しい。それでも歩かない。

 私も一応、市民マラソンに出ていてボロボロになったことも多々あるから、この辛さは痛いほど分かる。ただ彼の場合は襷が繋がるかどうかという駅伝チームにとっては生死を分ける闘いだ。その重さは全く違うけれど、自分が走っている時の、あの思うように体が動かない辛さに重ね合わせてしまう。まして、あの上り坂は半端ではない。彼の目にはどのように映ったのか。監督は止めなかったのか。そのあたりの心境はぜひ知りたい。

 それでも彼は苦痛に顔を歪めながらも続ける。他のチームが全てゴールしても、襷をつなぐ一心でゴールを目指す。歩かない。彼らにとってはジョギング程度の走りかもしれないけれどそれでも私よりはるかに速いのだろう。後ろからのバイクカメラの映像が沿道の人々の声援を映す。皆が旗を大きく降って応援している。この映像を見ると、私がフラフラになりながらも東京マラソンを走った沿道の応援とラップする。芦ノ湖が見えてきた、あと少しだ。

 残り1.5㎞。無情にもテレビ中継は終わった。確かに中継時間が決まっているのだから仕方ない。でも何か弱者を切り捨てるような嫌な気分が残る。それはボロボロになりながらも走り続ける彼の姿を映し続けることは被災地へのメッセージになりえたかもしれないと思ったからだ。最後まで挑戦する彼の姿は神々しく見える。結局、1時間46分49秒のタイムでゴールテープを切った。多分、その瞬間を見ていたら、自分のボロボロになってもゴールテープを切ったことを思い出して涙を流していただろう。

 私はマラソン強化ということを考えたら箱根駅伝の在り方は賛同できないけれど、こうした人間ドラマは他ではなかなか見られないから容認してしまう。新年早々、若者の必死な姿に感動しこの一年頑張ろうと思えるのだ。昨年は初めて芦ノ湖にも行ったけれど、今年は雪が降るかもしれないということで行かなかったのが残念でならない。明日の復路は小田原中継所に行こうと思う。満足に選手の姿は見れないかもしれないけれど、その雰囲気を味わうために。そして勇気をもらうために。。

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