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2012年1月16日 (月)

砕石会社の社長は被害者ではないのか?

 二本松の新築マンションから高線量の放射線が見つかった原因が、コンクリートで使われた砕石であるということが分かった。これを受けて砕石会社の社長が会見を行ったようだが、ネット上の一部で非難されている。販売してはいけない物を売ったのならともかく、そうではないのだから彼は被害者ではないのか?

 おそらくこの読売の記事文末が問題であるような気がする。

昨年4月11日に計画的避難区域の設定が政府から発表された後も砕石の出荷を続けたことについて、社長は「放射能に関する知識がなく、正直『何で住んじゃいけないの』という程度の感覚だった」と釈明した。】

 この部分を読むと、無知な社長が儲けるために販売し続けたと、とれなくもない。一方、東京新聞では次のような社長のコメントが掲載されている。

【社長は、これまでに自社で砕石場の石付近の放射線量を計測していたが、問題になる数値ではないと考えていた。社長は「出荷当時、放射能のことは分からず、影響が出るものとは思っていなかった。結果的にご迷惑をおかけした。申し訳ない気持ちだ」と話した。】

 多分、同じ時間に行われた記者会見での発言だと思うけれど、この2つの記事では受ける側の印象がまるで違う。明らかに読売の方が悪い印象を与えている。もっとも、会見が生中継されていたわけではないから、どちらの伝え方が正しいのか検証できない。

 ただ、この問題の根本的な原因は原発事故であり、政府の対応が不十分であったということだ。事故発生以来、「直ちに影響はない」と繰り返していたのは誰だったのか、それを漫然と報道し続けたのは誰だったのか。その反省無くして、この社長を非難するなんてことがあってはならないのではないか。

 この砕石場のある浪江町津島は20μSv/hもある地域だから、おそらく帰宅困難地域に指定される可能性が高い。果たしてこの先事業継続できるかどうかも不透明だ。そして、どのくらい補償されるかも分からない。明らかに被害者だ。もうこの社長を非難するのは止めて欲しい。

 

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