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2012年3月24日 (土)

湊かなえ著「少女」を読んで

 昨年末は毎日のように小説(特に東野圭吾作品)を読んでいたが、今年に入ってからは、他のことで頭が一杯になっていたこともあって、ほとんど読まなくなっていた。ようやくそのことにケリがついた頃、新聞広告にあった湊かなえ著「少女」という小説に目が留まった。

 「人が死ぬのを見てみたかった」―このコピーに惹きつけられたのだ。湊さんと言えば「告白」を映画と小説でかなり衝撃を受けたから、この作品もおどろおどろしい展開になるのではないかと推測していた。ところが読み始めると、最初こそ「いきなりこれかよ?」という感じから、動機は不純ながらも、「大人びた女子高生二人が成長していく物語なのかなぁ?」と何となくだがコメディっぽく思えていく。だが、そこにはいろいろな伏線がばら撒かれているのだ。

 物語の中盤ぐらいから、「あれっ、あっそうか、おやっ、これも変だな」と、だんだん繋がっていく。私はこういう伏線回収型の物語がかなり好きなので、どんどん読み進んでいける。そして、何度となく自分の予想は裏切られ、大団円を迎えたかと思えば、最後は「うわ~っ、そうだったのか」と薄ら寒くなるような感覚に陥った。まさに、文庫本の帯に書いてあるような「思いもよらぬ結末」なのだ。

 現代の抱える影の部分を上手く活用しているなぁと感心するとともに、これは今どこで起きても不思議な話ではないような気がしてくる。そして、解説を読んで、また、ビックリ。「*」(アスタリスク)、これにも意味があっただなんて・・・。最後まで驚きの連続だった。

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