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2012年3月18日 (日)

「横浜母子孤立死」事件について思うこと。

 「孤立死」というと、今までは1人暮らしのお年寄りが亡くなる例が多かったが、今年に入ってから2人以上で亡くなっているケースが増えているような印象を受ける。もっとも、マスコミがセンセーショナルに取り上げるからかもしれないけれど、先進国と言われるこの国で、こういう事件があること自体寂しい。

 「横浜母子孤立死」の場合は昨年12月のことのようだが、昨日、新聞で取り上げられた。この件で私が気になったのは、息子さん(44)が重度の知的障害者だったことだ。おそらく親御さんのご苦労は想像することはできない。本人が完全に自立できるようになれば良いのだが、出来ない場合は、絶えず親御さんが面倒をみることになる。もし親が亡くなってしまったら、どうなるのだろう?数年前、障害者社会福祉施設で施設長からお話を伺った時、率直にそう感じたのだ。

 そういう厳しい状況にもかかわらず、「障害者自立支援法」という悪法によって親たちはさらに経済的な負担が強いられることになった。この不況下、健常者でもなかなか就職できないのに、障害者が自立できるようになるわけがない。とてもやりきれない気持ちだ。もちろん世間体もあっただろう。私が住む田舎ならまだしも、横浜のような都会ともなれば近所付き合いも疎遠にならざるおえない。結果、誰も気に留めなくなり、今回のような事態に至ったと推測できる。

 去年の東日本大震災をきっかけに「絆」という言葉が頻繁に取り上げられるようになったけれど、昨今の孤立死という問題は、その言葉が単に理想なんだということを思い知らされる。なんと殺伐とした世の中になってしまったものなのだろうか。暗澹たる気持ちを拭えない。

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