« 「虚偽」と「嘘」では印象が違う。 | トップページ | 桜のある風景(富士霊園) »

2012年4月19日 (木)

今までは、映画「男はつらいよ」なんて観ようと思わなかったのに…

  「男はつらいよ」を劇場で観た記憶はない。子供の頃から、何度かテレビ放送があったのを観ただけだ。それも10代の頃には何度か観たけれど、”ワンパターンな展開”、”何となくだが、寅さんの説教じみた台詞が苦手”、”何となく、あの人間関係が苦手”に思えてきて、だんだん遠ざかっていった。

 そして、寅さんは究極のエゴイストだ。確かに人当たりは良いのかもしれないけれど、周囲の人達の気遣いを逆手に取り自分の我が儘を貫こうとする姿勢が嫌だった。大声でわめき散らし、気に入らなければ旅に出てしまう。短気で付き合うなら、「楽しい人」「人情深い人」で済むかもしれないけれど、身近にいたら、とても付き合い切れない。少し不愉快にさえ思えた。

 そういう訳で今までだったら、「男はつらいよ」のDVDなんて、絶対借りようとは思わなかったけれど、つい手に取ってしまった。昨年から文化放送「ソコダイジナトコ」の中で「みんなの寅さん」というコーナーを度々、聴くようになってから、今更ながら興味を覚えるようになったのだ。

 今日借りたのは、第38作、「男はつらいよ 知床慕情」。往年の三船敏郎が出演している作品だ。マドンナは竹下景子。知床半島の自然が目に優しく映る。いろいろな行き違いはあるが、みんな気遣いの出来る良い人達ばかり。そして核心を突く寅さんの言葉は多少なりとも人生のヒダを刻んできた中年の自分にスッと入ってくる。若い時とは違った観点で、寅さんの心情を理解しようとしているからだろう。

 最近はあまり腹の底から笑うようなことは少なくなった。また現実の生活に追われ、面白いと思えることも少なくなった。マンネリ化している。そんな時は「男はつらいよ」シリーズを観てみるのも、気分転換させる良い方法のひとつになりそうだ。

 

« 「虚偽」と「嘘」では印象が違う。 | トップページ | 桜のある風景(富士霊園) »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/219908/54513240

この記事へのトラックバック一覧です: 今までは、映画「男はつらいよ」なんて観ようと思わなかったのに…:

« 「虚偽」と「嘘」では印象が違う。 | トップページ | 桜のある風景(富士霊園) »

2018年10月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      
無料ブログはココログ