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2012年6月 8日 (金)

「東電OL殺人事件・再審決定」のニュースを聞いて思うこと。

 この事件については、佐野眞一さんの著書を読んでいたので、今回東京高等裁判所が出した再審決定・受刑者の刑執行停止は、至極真っ当のことのように捉えている。細かい内容はともかくとして、判決理由にある「あの部屋には被害者と被告しかいなかった」という点がDNA鑑定によって崩されたからだ。そして、ネパールから来日されたご家族の嬉し涙に胸が熱くなった。

 そもそも一審で無罪判決を受けたにもかかわらず拘束され続けたり、同じ証拠しかないのに二審では大した審議もされないまま有罪となったり、不思議な経緯を辿っている。しかも、この時すでにDNA鑑定の技術はあったのに、それは行われていなかった。どうしてもゴビンダ被告が犯人ではないといけないかのような過程を辿っている。何とも気の毒に思えて仕方ない。

 ただ、私の思いとは違い、相変わらず被告のことが怪しいと思っている人達もかなりいて、巨大掲示板では誹謗中傷が後を絶たないのは悲しい限り。何故、こういう人達は自分の身になって考えられないのだろう。とにかく立証責任は検察側にあり、その根拠が崩れたのだから、「推定無罪」が働くのは、法治国家としては当然の事ではないか。

 奇しくも今日、6月7日は被害者の誕生日だという。また被害者が働いていた東電で昨年原発事故が起こってから、この事件が動くきっかけとなったDNA鑑定の結果が示された。何という因果だろう。このまま検察が新証拠を出せなければ、ゴビンダ被告は強制送還となり、母国ネパールに帰国できることになる。控訴審は出頭の義務がないので、仮に有罪判決が再度出されたとしても、もうこの国で収監されることはないらしい。15年という時間は取り戻せないけれど、向こうで幸せに暮らしてもらえることを願う。

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