« 日本プロ野球選手会が次回WBCへの不参加を決議したことについて思うこと。 | トップページ | オスプレイの安全確認って、誰がどのようにやるんだろう? »

2012年7月22日 (日)

「ビール卸売り:不当廉売の疑い 3社に警告へ」の記事を読んで思うこと

 イオンに対するビール卸売3社が不当廉売の疑いで警告を受けるという記事を読んだ。http://mainichi.jp/select/news/20120721k0000e040151000c.html(毎日新聞)

 業界は違うけれど、卸売業で営業をやっていた自分としては、酒販3社の意図がよく分かるし、ある意味、やむを得ない状況だったのかもしれない。「他所はこの価格で納入してくれるけど、御社は駄目なんですか?」なんて言われたら、「合わせますから、お願いしますm(__)m」って答えてしまうに違いない。何といっても、対イオンとなれば、販売量が圧倒的に大きいのだから、致し方ないのだ。イオンで赤字が出た分は、他所からの利益で補てんしていたのだろう。

 しかし、この毎日新聞の記事だけを読むと、何で販社だけが警告を受けるのか?と不思議に思ったのだが、共同通信の配信記事を読むと、イオンは原価以下で販売していなかったからセーフらしい。http://www.47news.jp/CN/201207/CN2012072001002172.html(共同通信)

 でも、これはおかしくないか?。イオン側だって、ビールメーカーがリベートを廃止したのは承知しているはずで、この取引価格が明らかに原価を下回っていることだって分かっているはずである。確固たる証拠がなかったのかもしれないが、立場の強さを考えれば、イオン側だって警告されてしかるべきだ。

 今回はビールという、国内大手メーカーが4社しかない商品だったから、調査しやすかったのかもしれないが、これは氷山の一角で、その他の商品も同様なことが起こっていそうな気がする。こんな状況で国が消費税を上げて、中小納入業者がそのまま価格転嫁できるとは思えない。一応、独禁法では優位的地位の乱用行為を禁止しているけれど、違反スレスレの範囲で巧妙に値引き要請してくるような危惧を抱いてしまう。

 そのしわ寄せはどこにくるか。労働者の賃金を下げ、消費が冷え込み、さらに価格下落という恐るべきデフレスパイラルが続いていく。私のような素人でさえ、こんな予測が出来るのに、何故、私なんかよりはるかに頭の良い偉い人達が、楽観的な予測をするのか、全く理解できない。机上の空論だけで実態社会を分かっていないか、あるいは分かっていながら、財政再建という至上命題を果たすというだけのために邁進しているのだろう。

 これを止めるためには、今の増税一辺倒野田政権を潰して、一刻も早いデフレ脱却政策を行う政権を樹立するしかない。

 

 

« 日本プロ野球選手会が次回WBCへの不参加を決議したことについて思うこと。 | トップページ | オスプレイの安全確認って、誰がどのようにやるんだろう? »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/219908/55256268

この記事へのトラックバック一覧です: 「ビール卸売り:不当廉売の疑い 3社に警告へ」の記事を読んで思うこと:

« 日本プロ野球選手会が次回WBCへの不参加を決議したことについて思うこと。 | トップページ | オスプレイの安全確認って、誰がどのようにやるんだろう? »

2018年10月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      
無料ブログはココログ