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2012年8月20日 (月)

「中間貯蔵候補12カ所…住民には『故郷に戻れない』宣告」(福島民友)の記事を読んで思うこと

 一般ニュースは尖閣諸島を巡る領土問題で一色だけど、その裏では、こんなことも行われていたのか。昨日、福島で除染で生じた土壌などを保管する中間貯蔵施設の候補が提示された。それに対して、住民は「故郷に戻れない」宣告と受け取ったようなのだ。もっともな反応だと思う。http://bit.ly/nNIBW3 

 政府が不誠実なのは、「中間」という言葉を使っていることだ。最終処分地も決まらないのに、なぜ、「中間」と言えるのか。保管期間は最大30年ということだが、その間に最終処分地が決まる目途が立つというのか。運良く見つかれば良いけれど、そうでなければ、延長されるに違いない。

 それに、30年後まで一貫して責任をもって、処分場の建設ができるのか。結局は、お得意の”先送り”であって、今、これさえ決めてしまえば、”あとは次の世代の皆さんにお任せ♪”が本音なのではないか。

 なぜなら、今、中心になってこの問題に取り組んでいる官僚の皆さんだって、30年後にどうなっているか分からないし、ずっと同じ部署で働いている訳がない。あらゆる理屈をこねて住民を説得してしまおうということなのだろう。そう考えると何か悲しい。

 ただ地元の方には大変申し訳ないが、チェルノブイリをみれば、除染は限りなく困難だ。画期的な放射能除去方法が開発されない限り、おそらく元の状態に戻すことはできない。撒き散らされたのはセシウムだけではない。その他の核種だってある。そもそも森林や山川をどうやって除染するのか。それに今現在でも放射性物質の放出は続いているのだ。

 本来なら、こういう施設は福島第一か第二の敷地に作るべきだ。しかし、それが物理的に出来ないならば、残念ながら、汚染されてしまったこの地域に作るしかないのかもしれない。その場合、政府や東電が全てこの地域の土地を住民の納得いく価格で買い取って、住民の方には移住してもらうしかない。

 もう事故から1年5か月が過ぎた。政府はいつまで避難生活を強いるのだろうか。少なくとも、「帰る」という選択を諦めた方々には、移住に必要な方策をとるべきなのではないか。政府の誠実な対応を求めたい。

 

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