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2012年9月29日 (土)

何て虚しいんだろう?日中国交正常化40周年。

 今日で日中国交正常化40周年だという。当時はまだ子供だったから、田中角栄総理と周恩来首相が握手を交わしているシーン、そして、その後パンダが贈られてきて上野動物園に長蛇の列ができたことしか覚えていない。しかし残念なことに、今は尖閣問題で祝賀ムードのかけらもない。しかも、きな臭い話ばかりが踊っている。

 当時の人が大人の対応だったのか、それとも単に妥協しただけなのかは分からない。でも、揉めそうな領土問題は棚上げにして、国交を回復させたことは事実なのだろう。そして、今や中国は日本の輸出先としてはトップを占めている。もう、経済関係を取れば、なくてはならない相手になってしまった。

 私は尖閣は日本古来の領土というのは間違いはなく、先の大戦で敗戦国となった時でさえ、この島の帰属は日本にあったのだから、今更、中国や台湾が領有権を主張するのはおかしいと思っている。日本政府が尖閣を実効支配し、領土問題は存在しないと言い続けてきたのも、ここに由来しているのだろう。

 しかし、悲しいかな、そんな日本政府自らが領土問題化するようなことをしてしまったのは事実だ。それもこういう事態を想定して国有化に踏み切ったのなら良いのだが、この騒ぎを見ていると、必ずしもそうではないようだ。ここまで揉めてしまうと、双方とも引っ込みがつかなくなり、落としどころを探すのは難しい。一体これからどうするのだろう?

 日本が実効支配しているのだから、こちらから武力衝突を仕掛けることは出来ないし、憲法等、様々な条件をクリアして、仮に戦争で勝っても、中国との関係が崩壊することは間違いない。また、そんなことになれば、世界中から避難されるのは必至である。今、貿易額でトップを占める中国市場を失っても構わないのか。

 一般人の私が解決策なんて考えられないけれど、少なくとも元の状態に戻すことぐらいしか思いつかない。それで有耶無耶のままにしておくしかない。私の歴史認識が甘く、尚且つ、腰砕けだと言われかねないけれど、木を見て森を見ずになってはいけないと思う。くれぐれも最悪の事態だけは回避されることを願いたい。

 

 

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