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2012年10月27日 (土)

心温まる社説だ。「原発避難の子ら 私をぎゅっと抱きしめて」(10月27日・東京新聞)

 既に大手新聞には失望しているが、原発関連記事において東京新聞は良く頑張っていると思う。そして、今日の社説には少しうるっとさせられた。http://bit.ly/R8fF9m

 この小学生の女の子、どれほど心を痛めているんだろう。また故郷を離れ、こういう気持ちで暮らしている子供達がどれくらいいるんだろう。そう考えると、我々大人が経済発展の為と、原発推進に加担してきた責任を痛感してしまう。そして、今なお、「早く再稼働せよ」とか「原発が無ければ、経済が衰退してしまう」なんて言っている偉い人達に対して憤りを覚える。

 確かに、昨年の事故のような事が簡単に起きるとは思えないけれど、今までの安全神話は崩壊した以上、誰の目から見ても事故が収束し、その原因を突き止め、対策を立てなければ、何の説得力もない。それに一番の問題は、放射性廃棄物の処理問題だ。

 原発推進を謳う人達は消費増税賛成の人が多いけれど、未来にツケを残すなと言って消費増税を煽った連中が、何万年にも渡って影響を与える放射性廃棄物処理のことを言わないなんて、論理破綻も甚だしい。故郷を奪った上に、こんなものまで背負わせるのか。

 それから、この社説の中で触れている「教育界の閉鎖性」「理解のない校長」というのが、とても引っ掛かる。これは想像だけど、「不安を煽るようなことはするな」とか「文科省が支持していないことはやらない方が良い」というような雰囲気が依然として大勢を占めているということなのだろう。もしそうなら、嘆かわしい限りだ。

 こんなことばかり書いていると、「いいおっさんが何センチメンタルになっているんだよ!」なんて批判されるかもしれない。しかし、去年、南相馬にボランティアに行って地元の人と話し、そのどうしようもない実情を聞いた自分としては、やり切れない思いでいっぱいなのだ。少なくとも、これ以上、子供達に負担を背負わせてはいけない。

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