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2012年12月18日 (火)

「小選挙区24% 比例代表15% 自民 民意薄い圧勝」(東京新聞)の記事を読んで思うこと

 一昨日行われた衆院選では不思議なことが起こっていた。ニュースで流される投票率の印象とツイッターのTLに載せられる行列が出来る各投票所の様子が全く違っていたのだ。いろいろな方々が実感と違う、何かおかしい、なんて呟いていたけれど、結局、投票所で上手く人が捌けたかどうかということだろう。いくらなんでも総務省が改ざんしたとは思えない。結果的には、戦後最低の投票率だった。

 ざっと新聞社のウエブサイトに載っている分析記事を読んでみたが、各社似たような論評になっている。中でも東京新聞が分かりやすかった。「小選挙区24% 比例代表15% 自民 民意薄い圧勝」 http://bit.ly/YdH3uO

 これで自公合わせて、衆院の3分の2以上の議席を獲得してしまうのだから恐ろしいシステムだ。確かに民意を反映し政権交代を容易にするために導入された小選挙区比例代表制ではあったが、果たしてこれで良いのかどうか、検討する必要がある。ただ、選挙制度がどうであれ、有権者の4割以上が棄権していることが一番問題だ。

 正直言って、昨年の東日本大震災、原発事故、消費増税、TPP参加問題、復興予算の横流しなど、様々な問題が噴出し、今こそ政治に関心を持つべきなのに、何でそんなに無関心でいられるのかが、私にはよく分からない。

 もちろん大手マスコミが自公圧勝という世論調査を公表し投票意欲を失くさせたり、その他様々な理由はあると思う。しかしながら、この投票率の低さは、病気等で行けない人を除いて、御上の決めたことを唯々諾々と許容できるという人が多いのかもしれない。そういう意味では自由で豊な国なのだろう。

 ただ、その自由もいつまで謳歌していられるか分からなくなった。マスコミが選挙後に公表するのもずるい手段だが、今回当選した議員の大半が改憲に前向きだ。自民党の草案では第9条の改正にとどまらず基本的人権もバッサリ落としている。しかも、早速、安倍次期首相が改憲の意気込みをみせている。「美しい国」というのなら、まず真っ先に取り掛かるのは東北の復興なのではないか?

 もっとも、来年夏の参院選までは、猫を被っておいてネジレが解消したら、改憲に消極的な公明党を切って維新と連携することも十分あり得る。こう考えてくると、国の暴走を止めるには参議院の存在価値も高いことが分かる。しかし、残念ながら、自由で豊かな皆さん達はこういう危惧についても「バカバカしい」と一蹴するのだろう。数年後、この危惧が笑い話となることを願う。

 

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