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2013年1月13日 (日)

1月12日放送「NHKスペシャル シリーズ東日本大震災~空白の初期ひばく~消えたヨウ素131を追う」を観て思うこと

 早いもので東日本大震災から1年10ヵ月が過ぎた。私の周りの人達からは震災の話も原発事故の話も聞かれなくなった。ニュースではオリンピック招致ムードを盛り上げようとしているためか、通り一遍のことは伝えるけれど、NHKスペシャルのような特集を組むところは皆無だ。人々の関心も薄いから、きっとスポンサーも付かないのだろう。おそらく視聴率も悪い筈だ。

 昨夜もツイッターのタイムラインを見ながら番組を視聴していたが、相変わらず「不安を煽るな!」というツイートが散見された。とても残念に思う。戦時中、大本営発表をそのまま流し、戦意高揚を煽り、各戦闘地での敗北に対しても、まだ大丈夫というような雰囲気作りをしたために、あのような犠牲者が出たのではなかったか?事実は事実として知っておかなくてはならないのだ。

 番組中、気になったのが、ヨウ素131はベントを開始する前から観測されていたという点だ。ということは、その時すでにメルトダウンどころか、格納容器の密閉さえ保たれていなかったことになる。おそらく地震による揺れか、津波によって格納容器が壊れたのだ。

 それから、ヨウ素131の拡散シミュレーションは、SPEEDIとは異なった拡散をしていたのも驚いた。3月15日には沼津辺りまで届いている。これを観て、ああ、自分も多少なりとも被曝したんだなぁと実感させられた。もっとも、その後で南相馬にボランティアに行ったり、飯舘村に寄ったりしたのだから、これくらいの被曝で私が悲観することはない。老い先短い私のような中年はどうでも良いとして、問題は乳幼児への影響だ。

 福島県内の子供達は、一応、健康被害への対策が考えられているけれど、関東地方の子供達に対しては皆無と言ってもいい。国はこの地域で何か起こっても、知らぬ存ぜぬを決め込むつもりだ。お金がかかるし、原発は再稼働できなくなるから、といううがった見方も出来る。

 しかし、チェルノブイリの事故では原発から200~300㎞離れたベラルーシでも深刻な被害が出ていることをみれば、過剰と言われようが、ちゃんと対策をとることが必要だ。少なくとも原発を推進してきた自民党が政権をとったのだから、この問題については真摯に取り組まなければならないし、もし、サボタージュしそうな気配がしたら徹底的に追及しよう。

 今回のNHKスペシャルは確かに良い内容だった。番組の制作に当たられた方々には感謝したいが、NHK全体としてみた場合は評価できない。まずは政府発表を垂れ流しした挙句、御用学者を使って安心デマを流したことについて、真摯に反省し謝罪するべきではないのか。また、ここで放送した内容を普段のニュースの中でも伝えるべきではないのか。多くの人に真実を伝えて欲しいと願うばかり。

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