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2013年1月22日 (火)

「心中図り娘殺害、裁判長が被告の横にしゃがみ…」(読売新聞)の記事を読んで思うこと

 思わず泣けてしまった。こういう良心的な裁判官もいることに感謝したい。「心中図り娘殺害、裁判長が被告の横にしゃがみ…」(読売新聞)http://bit.ly/V3mUSt

 被告が将来を悲観するのは無理もない。年老いた被告が、夫の余命が短いと知らされたうえに、知的障害を抱える次女をどこまで面倒をみられるのか。裁判長が量刑の理由として「追い詰められた心情には同情の余地も大きい」と語ったそうだが、私自身、この短い記事を読んだだけでも同意できる。

 個人的には、相変わらず新自由主義を声高に唱えている某大学教授や、生活保護費カットに賛同されている自民党議員の皆さんに、ご意見を伺いたいものだ。これも自己責任ですか?競争社会に敗れた人は死ねということですか?何のあてもないのに障害を持った人も自立しなければ、いけないのですか?と。

 確かに、我々国民が政治家を間違って選んだのかもしれない。しかし今の不況や財政赤字を作った原因は、国がお金をばら撒いても、それが国民の所得に反映されなかったために、消費が伸び悩むと同時に税収が上がらなかったからではないのか?某教授が語ったようなトリクルダウンなんて一切起こらず、経営者や株主の懐に納まっただけではないか。

 今日も日銀が政府の掲げるインフレターゲットに同意したけれど、所得も上がらず2%も物価が上がったら、所得の少ない私のような人間や年金暮らしの人はどうなるのか?今のデフレ状況下で財政出動や金融緩和をするのは間違っていないはいないが、国民の所得を増やす政策を打ち出さなければ、またしても、企業だけが儲かって、財政赤字が膨らんでいくだけのような気がしてならない。

 穿った見方になるが、この裁判官の見せた行動は、今の世の中の不条理さを訴えるための演出ではなかったのだろうか?心中事件の判決なんて余程のことがない限り、載っても数行のベタ記事のはずだ。ところが、裁判官が今までになかったような行動をとったことで、こういう記事になったような気がするのだ。弱者を見捨てるような社会はいい加減、改めないといけない。

 

 

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