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2013年1月20日 (日)

続:アルジェリアの人質事件について思うこと。

 日本時間の今日未明、アルジェリア軍が総攻撃をかけ武装勢力を鎮圧した。朝日新聞によれば、アルジェリア政府発表では、この3日間で人質23人、武装勢力32名が死亡し、人質となっていたアルジェリア人685人、外国人107名が解放されたとのことだ。考えようによっては、最小限の犠牲だったのかもしれない。

 確かに何も罪のない人達が命を失ったことはとても悲しく許しがたい。昨日のブログでは”停戦”なんて書いてしまったけれど、その後、いろいろ考えた末、こうなることはやむを得ない措置だったのかもしれないとの結論になりつつある。

 日本で人質籠城事件と言えば、41年前、私が9歳の時に起こった「あさま山荘事件」が脳裏をかすめる。(去年、そのことについてはブログに書いてある。http://bit.ly/zMYYtq)。

 あの時は立て籠もってから10日目に救出作戦が始まった。現場指揮官の佐々淳行氏の著書を読めば、その作戦がいかに過酷な条件の下で行われたかがよく分かる。結果、人質の主婦は無事解放、連合赤軍の犯人5人は生きたまま逮捕されたものの、警察官2名殉職のほか、多くの怪我人を出してしまった。

 その解決方法に日本人の多くは称賛したけれど、その後、日本赤軍が起こしたハイジャック事件で、日本政府は彼らの要求を飲み、この事件で収監していた犯人の一人を開放してしまった。テロ行為に代償を与えてしまったのだから、当然、世界各国からは非難されることになった。私自身、大人になってから考えてみると、この日本政府の対応は間違ていたような気がしたのだ。

 あさま山荘事件とは規模が違うけれど、今回、仮に武装勢力と交渉に及んだ挙句、「核兵器をよこせ」とか「放射性物質をよこせ」というような要求をされたら、どうしたのだろうか。多分、それには応じないだろうが、世界中にテロリストは存在しているのだから、つけ入る隙を見せたら、もっとエスカレートする可能性は否定できない。「何としてでもテロ行為自体が無意味ということを示さなくてはいけない」という考え方が間違っているとも思えないのである。

 残念ながら、こういったテロは無くならないかもしれないが、少なくともテロの温床となっている原因は何かを掴み、それに対策を打っていくことで、件数を減らすことはできないのだろうか。このままだと報復の連鎖が続くような気がしてならない。犠牲者の方々のご冥福をお祈りします。

【追記】今回の事件で亡くなられた方、及びそのご家族におかれましては、不愉快なことを書いてしまったのかもしれません。もし、こんなことをブログに残すのは「けしからん」というのであれば、削除します。

 

 

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