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2013年2月 8日 (金)

映画「愛のむきだし」(2009年・園子温監督)を観て思うこと。

 園子温監督の作品は残念ながら劇場で観たことはなく全てDVDだが、昨年観た「冷たい熱帯魚」は強烈なインパクトのある映画で、この監督の作品に非常に興味を持っていた。そして昨年の秋、Eテレで監督のことが取り上げられ、その時に、「愛のむきだし」という映画があることを知ったのだった。

 そこで何も知らずDVDを借りに行くと、2枚組で上映時間がなんと237分となっているではないか?私が観た映画で最長なのは、故若松孝二監督の「実録・連合赤軍」の190分で、それよりも1時間弱長い映画なんて、おそらく耐えられないだろうという思いから、ずっと借りないでいた。でも興味だけはあったので、何もすることがない休日の今日、”まあ、1枚100円だし、騙されたつもりで観てみよう”という気になった。

 物語が始まると、当然の事ながら頭の中で先々の展開を予想する。でも、ことごとく裏切られていく。そして、何となくコメディータッチの演出に、こんなのがあと何時間も続くのか?という不安すら覚えてくる。しかし、時折、何かの伏線とも思える異様な登場人物の行動に、これから先、どんなどんでん返し?あるいは壮絶な展開になっていくのだろうと想像すると、時間が経つのも忘れていく。

 とにかく先が読めない。敬謙なキリスト教の家庭、懺悔、ありえない親子関係、盗撮マニア、レズビアン、純愛、友情、新興宗教、洗脳、これらの単語が不思議と繋がっていく。全然飽きない。一見荒唐無稽に思えるものの、ひょっとしたら、あり得るのかもしれないと思える演出も多々あって、恐怖すら覚える。そして、ラストには涙を誘う。

 満島ひかり、安藤サクラ、西島隆弘等の若手と、渡部篤郎、渡辺真紀子他ベテラン俳優が上手くマッチしている。特に満島ひかりさんは可愛いし感情溢れる演技は素晴らしい、また悪役とも言える安藤サクラさんも忘れられない強烈なインパクトがあった。

 園監督はエロ・グロをあからさまに描くので、おそらく、この作品を観て嫌悪感を覚える人も、何を言いたいのか分からないという人も大勢いるだろう。ただ、私は4時間にわたり最後まで引き込まれ、こうしてブログに感想を書くくらい印象に残った作品であった。

 

 

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