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2013年3月 6日 (水)

「救急搬送:25病院に36回断られる 埼玉の男性死亡」(毎日新聞)の記事を読んで思うこと

 正直って他人事とは思えない。「救急搬送:25病院に36回断られる 埼玉の男性死亡」(毎日新聞)http://bit.ly/XmEQw1

 原因は「医師不足」と「病院のベットが満床」だという。こういうケースはずっと前からあったのに、依然として、根本的な改善がなされていないことに落胆する。私は断った病院側を責めるつもりは全くない。瀕死の状態で運ばれてくる患者を万全の態勢で迎えられないなら致し方ないからだ。

 やはり、この問題を解決するには、厚労省が主体となって、救急医療について抜本的な見直しをする必要があるのではないだろうか。病院の経営に過度な競争原理が働いているのではないか?また、昨今、医療訴訟のリスクが大きくなりすぎているのではないか?地域医療の体制はちゃんと機能するようになっているのか?などである。

 もっとも、私が思いつくような問題はおそらく取り組んでいるのだろうけど、現実に追いついていかないというのが実態なのかもしれない。そう考えると、病院のたらい回しはなかなか無くならないような気がしてくる。その上、TPPの交渉に参加しようとしている。これがもっとも恐ろしい。

 自民党の皆さんが言うように、「国益にかなわなければ批准しない」ということを絶対に守るというのなら良い。しかし、秘密交渉に参加して、「自分達に不利だから止めます」などということが、途中参加の立場で言えるのかは甚だ疑問だ。

 マスコミはTPPを関税だけの問題のように誘導しているが、それなりに情報を集めれば、一番問題なのは非関税障壁の撤廃だということが明白だ。特にISD条項がある以上、国内法より投資家の言い分が上に来てしまう事態が恐ろしいのだ。日本の誇る国民皆保険制度が潰される可能性は高い。

 そうなれば、高額な医療保険に加入できる政治家や官僚、大企業、マスコミ等の人達は問題ないけれど、私のような貧乏人は救急車さえ呼べなくなる事態も十分にあり得る。まあ、彼らにとってみれば、平均寿命が下がれば医療費や年金も抑えられるから、下々の人間はそれなりに生きればいい、ぐらいの感覚なのかもしれない。強い者、勝った者が正義なのだ。暗澹たる気持ちが拭えない。

 

 

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