« 猪瀬知事「イスラム諸国はけんかばかり」(NHKニュース)の記事を読んで思うこと | トップページ | 狭山事件から50年、再審の重い扉は開かれるのだろうか? »

2013年4月30日 (火)

「猪瀬知事 五輪招致巡る発言訂正し謝罪」(NHKニュース)を読んで思うこと

 いつから日本ではこれが「謝罪」と言えるようになったのか?確かに言葉では「謝罪します」なんて言っているけれど、ぶら下がり取材で、しかも、この憮然とした態度、刺々しい言葉遣い、私にはとても「謝罪」とは思えない。http://bit.ly/13HK45W

 そもそも昨夜猪瀬知事は、インタビュー記事を書いたニューヨークタイムズを非難するようなコメントを出していた。それをすぐさまグーの根も付けぬほど反論されたから、今朝になって態度を一転してぶら下がり取材に応じたのだろうが印象が悪すぎる。もし、知事が誰かから罵倒されて、こんな態度で「謝罪します」と言われて、「はい、真意は理解しました」などと、受け入れるのだろうか?

 真っ当な人間なら、ちゃんと記者会見場をセッティングして、まずは頭を下げ、自分の過ちを淡々と語るだろう。こんなぶら下がりでの会見で「謝罪」などと銘打つメディアの認識もおかしい。

 昨日のブログでも指摘したけれど、一旦、権力側に立ち、取り巻き連中からチヤホヤされると天狗になり、逆の立場では考えなくなってしまう典型的パターンのようだ。映像を見ているだけで、傲慢さのオーラが出ているではないか。

 それに今回のことは五輪招致問題だけに留まらない。世界の人口の4分の1を占める約16億人のイスラム教徒に不快感を与えたのだ。そもそも過激な行動に走るのは、ごく一部の者達であって、大多数の信者はテロ行為など行わない。おそらく日本人よりも純粋に宗教を信じ、アラーの教えを守っている人達なのだ。そして過激な信者からは敵対的に見られ、日本人がテロの対象にもなりかねない。

 それに引き替え、こんな侮辱を受けても、トルコ青年スポーツ相は「われわれは日本人を愛しています」という文言から始め、今回の猪瀬発言を柔らかに非難している。彼らは、まだ日本人のことを、明治23年エルトゥールル号を助けた恩人だと思っていてくれているのだ。

 しかし残念ながら、新自由主義が横行する日本ではそんな美徳は存在しない。私は、あの会見を見て本当に情けなく、そして悲しくなった。

« 猪瀬知事「イスラム諸国はけんかばかり」(NHKニュース)の記事を読んで思うこと | トップページ | 狭山事件から50年、再審の重い扉は開かれるのだろうか? »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/219908/57281526

この記事へのトラックバック一覧です: 「猪瀬知事 五輪招致巡る発言訂正し謝罪」(NHKニュース)を読んで思うこと:

« 猪瀬知事「イスラム諸国はけんかばかり」(NHKニュース)の記事を読んで思うこと | トップページ | 狭山事件から50年、再審の重い扉は開かれるのだろうか? »

2018年10月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      
無料ブログはココログ