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2013年5月 3日 (金)

憲法の日に、あらためて憲法問題を考えてみた

 今日は憲法の日。安倍政権が当初から改憲の意向を示しているからか、例年以上に各メディアが報道している。当然、世論調査(個人的には標本属性を示さないものは調査と認めない)も行われ、憲法改正に賛成の人が50%~60%ぐらいいるものの、96条のみ先行改憲に賛成の人は25%~35%ぐらいになっている。

 私は現行憲法が時代に合わず国民生活に支障を与えているというなら変えても良いとは思うけれど、何ら不都合を感じていないのだから、このままで良いのではないかとも思っている。もちろん、私自身が不勉強で重大な問題があるというなら、それは改憲派の人が納得いくように説明すべきであって、そういうことをないがしろにしたまま96条を変えて、憲法を変えやすくするような姑息な方法には賛成できない。

 よく改憲派の議員は憲法発議が国会で通っても最終的には国民投票で決まるのだから、発議要件を緩和しても問題ないという。しかし、TPP交渉参加問題をみても分かるように、ほとんどのメディアは国民にISD条項のことすら浸透させず、「バスに乗り遅れるな」という雰囲気を作って世論誘導した。

 首相とメディアのトップが仲良く会食し、いわば政権と報道の癒着とも思われるようなことが平気で行われ、記者クラブ制度の元にメディアが政府の広報機関と化している状況では、多様な情報が国民に伝わる訳がない。おそらく国民議論をしようなどということになるのだろうが、結局は官僚の作った会議体に官僚の選んだ識者が参加して話し合うのだから結果は見えている。

 私もそうだが、残念ながら、日本人は空気を読むことに長けていて、その空気に逆らうのはいけないことのように躾けられている。だから、メディアスクラムを組んで内容云々の是非を論ぜぬまま改憲の空気をつくり、誘導することなんて容易にできてしまう。

 もっとも2年前の震災であれだけの被害があり、今なお原発事故の影響で十数万人が避難している状況であっても、衆院総選挙の投票率が低いような国なのだから、改憲しようがしまいが関係ないと思っている方が多いのだろう。何より、この無関心が一番恐ろしい。こうした心配が私の杞憂であることを望む。

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