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2013年6月

2013年6月30日 (日)

第25回 テレビ囲碁アジア選手権で井山裕太九段が初制覇したことについて思うこと。

 今日、テレビ囲碁アジア選手権決勝で井山裕太九段が韓国の朴(パク)廷桓(ジョンファン)九段を破って優勝した。囲碁界のことを知らない人にとっては、”そんなに凄いことなの?”という反応だろうが、知っている人にとっては”快挙”なのだ。なにせこの大会で日本勢が優勝したのは8年ぶりだ。しかも、その時勝ったのは台湾出身の張栩九段なので、日本人としては1999年に依田紀基九段が勝って以来、14年ぶりということになる。

 21世紀に入ってからは世界戦と名がつく大会では中国勢、韓国勢が圧倒し、日本人棋士はなかなか勝つことが出来なかったのだ。原因はよく分からないが、中国、韓国がチームを組んで研究した成果だとか、世界戦はタイトル料が安いから日本人棋士が本気にならなかったとか、持ち時間の問題など、いろいろ言われている。そうしたことから、せっかく今回は日本開催なのに、しかも、NHKが決勝戦を生中継するのに、勝ち上がれないのでは…なんて思いもあった。

 だから、井山九段が優勝したことは、個人的には”快挙”といってもいいのだ。とは言っても、本人も語っているとおり、残念ながら日本勢は層が薄い。今回井山九段は24歳で日本人棋士としては若い部類だけど、決勝の相手朴九段は20歳だ。中韓のトップクラスは10代後半から20代が席巻している。日本も早く若手を育てなければ、追いつかないことは必至だ。

 そういう意味もあったのか、今年から日本棋院は世界戦に挑むべく囲碁ナショナルチームを作った。チーム一丸となって世界と戦うことを目的にしているようだ。それに呼応するかのように棋士の志も変わったのか、4月以降の世界戦では以前よりも勝率は上がってきた。この取り組みが功を奏し、再び世界戦で活躍する日本人棋士が輩出されることを期待したい。

 

2013年6月29日 (土)

「【PC遠隔操作事件】捜査終結。裁判に臨む検察の陣容は、まるで大疑獄事件?!」(江川紹子氏)の記事を読んで思うこと

 まるで親の仇のような仕打ち。私はこのブログでことあるごとにPC遠隔操作事件についての感想を書いてきたが、裁判所、検察、警察、そして、その広報機関である記者クラブメディアは心底恐ろしいと痛感する。今まで冤罪が生み出されてきた過程なんて完全に無視ししている。http://bit.ly/12suj4a

 ネットでざっと各新聞社の記事を読むと、一応弁護人の反論も書いてあるところはあるが、検察寄りの主張が目立つ。まあ、”貴重な”情報源に逆らえないから当然か?そして、江川さんの記事の中で書かれている、「検事の名前を出しても良いですか?」なんて聞いている記者がいるのかと思うと、この人達が検察の広報機関でなくて何といおう。

 もちろん、彼が犯人とする確固たる証拠があるなら話は別だが、何で公判前整理手続きで出さないのか?何で可視化を拒否するのか?何で保釈請求に応じないのか?そして、それらのことを批判しないメディアとは何なのか?もう訳が分からない。これでは国連人権委員会から、日本の裁判はまるで中世なんて言われても仕方ない。

 果たして、7月10日までにどんな証拠が開示されるのか?これからも注目していきたい。

 

2013年6月27日 (木)

私にはこの国が狂っているとしか思えない。

今朝、高浜原発にMOX燃料が着いた。昨日は、原発を保有する電力会社の株主総会で脱原発が否定された。また、首相記者会見でも規制委員会の安全基準を満たした原発は再稼働させるようなことを言っていた。原子力村の住人達はもはや福島第一のことを棚上げにして、着々と再稼働をするために手を打ち続けている。そしてほとんどのメディアは単に彼らの発表を流すだけ。戦前の大本営発表と何ら変わらない。暗澹たる思いだ。

 もはや原発がなければ電力不足になってしまうというのは真っ赤な嘘だということがこの2年で証明された。過去と比べても暑かった夏、また寒かった冬でさえも乗り切ったからだ。今、彼らが我々に対して脅すネタは、化石燃料の高騰化、温室効果ガス発生による地球温暖化ぐらいだ。

 となれば、今のところは火力でシノギ、徐々に自然エネルギーや高効率が期待できるガスコンバインド発電などにシフトしていくのが筋だろう。当然、スマートグリッドや発送電分離など、配電システムの変更も行っていくべきだろう。これらのエネルギー対策は、経済成長戦略の柱になりうる。私には何でここまで原発に固執するか分からない。きっと、美味しい思いをする人々が多いのだろう。

 考えてみれば、当たり前だ。原発の事故を起こしても、その当事者は逮捕すらされない。事故当事者が平然と事故処理の陣頭指揮をとっている。本来なら一度倒産させて株主責任を明確にしてから再建という過程を辿るのが普通なのに、今回も6,000億円以上国が支援している。

 総額はもう3兆円を超えた。まさに青天井の様相だ。そして、これは全て税金だ。その上、廃炉費用は電気料金に上乗せしようなんて考えている。治外法権も良いところ。儲けは自分のもの、失敗したツケは国民に払わせる。こんな美味しい商売はない。止められないよ。本当に狂っている。

 

2013年6月26日 (水)

ブログ炎上の岩手県議が自殺したことについて思うこと。

 何も死を選ばなくても良かったのではないか、という思いと、ネット社会の怖さをあらためて痛感する事件だ。病院の対応を巡って書いたブログが炎上し、謝罪会見まで開いた岩手県議が自殺した。遺書などがあったのかどうかは公表されていないので、原因を特定することは出来ないけれど、炎上からそう時間が経っていないから、おそらくは今回のことを苦に自死してしまったのだろう。

 今回のブログも、「病院の対応をこうするべきではないか?」という提案型で書いておけば、これほどの大騒動にはならなかったはずだ。県議でありながら、会計まですっぽかしたという暴挙に批判が殺到したと思われる。これがネットの中だけならまだしも、テレビ、新聞といった既存メディアが報道するようになって、批判に拍車がかかってしまったようだ。

 私は亡くなった県議がブログに書いたことは酷いことだが、ちゃんと謝罪会見まで開いているのだから、あとは県民の方が次回の選挙でどう評価するかを決めれば良いと考えていた。最悪の場合でも、県議を辞職すれば済むような問題ではなかったのか?私は今回の件について、ツイッターでもブログでも何の反応もしてないけれど、普段ネットで発信しているで、まるで自分が追い込んでしまったような気分になってしまう。

 日本だけなのかどうか分からないが、何でもかんでも悪いことをした人がいたら、一斉に叩くという風潮があるような気がして怖い。少なくとも真摯に謝罪をしたのだから、それ以降も叩き続けるという行為はもはや言葉の暴力でしかないだろう。今回批判した人達だって自殺するまで追い込もうなんて思わなかったはずだ。何となくだが「いじめ」の心理に近いのかもしれない。

 私自身は今回も「情けは他人の為ならず」という言葉と、「口は災いの元」という言葉を胸に刻もうと思う。亡くなられた県議のご冥福をお祈りします。

 

2013年6月24日 (月)

自公完勝、都議選の結果を受けて思うこと。

 私は東京都民ではないので、今回の都議選には直接関係ないのだが、メディアが盛んに来月行われる参院選の前哨戦などと煽るから少しは気になった。開いてみれば、自公全勝だという。個人的にはおそらく投票率が低くなるだろうから、組織票を持っている自公有利と見ていたが、ここまで大差がつくとは思わなかった。

 それに対して、民主党は大惨敗。第一党から共産党にも抜かれ第四党まで転落してしまった。正直言って自業自得だ。政権交代以降、まずは自分達の掲げた政策をやり遂げた後にやるならまだしも、消費税は上げないと言っておきながら、野党と手を組んでまで成立させた。そして、降って湧いたかのようなTPP参加問題。自分達が国民との約束といっていたマニフェストを反古にしてしまうのだ。それに加えて震災や原発事故に対する対応、全てがメチャクチャだった。自公政権を支持しない私でさえ、こんな詐欺政党は無くなってしまえと思う。

 今回の都議選にしても、昨年末の総選挙惨敗の総括がなされていないし、相変わらず、戦犯の連中が跋扈しているのでは、都民としても何も変わった印象は受けない。「政治家なんて皆、嘘つき、詭弁、その時だけ良いことを言う」-政治不信を作ってしまった責任は重い。もう解党して、理念や政策の一致したものだけで新たに党を立ち上げるしかない。

 ただ、昨年末の総選挙同様、今回も有権者の僅か15%程度で自民党は全勝している。メディアから野合と言われようが何しようが、政策や理念を一致させて闘えば勝機は見えるかもしれないが、如何にせん、来月の参院選には間に合わない。努力しても報われなかった貧乏な自分には何の光明すら見えなくなった。残念。

2013年6月23日 (日)

『「もったいない」か「役得」か、余った「給食」を食べていた調理員たちの行為は“悪”か』(産経新聞)の記事を読んで思うこと

 日本の”もったいない精神”を広く世界に知らしめた故ワンガリ・マータイさんがこの記事を読んだらどう思うだろうか? 『「もったいない」か「役得」か、余った「給食」を食べていた調理員たちの行為は“悪”か』(産経新聞) http://bit.ly/14oKnTg

 確かに決まりは決まりなのかもしれない。考え方は人それぞれで、こういう規律が乱れると他でもそういうことが起こるのだから厳格に対処すべきだというひともいるだろう。それはそれで一つの意見だ。でも、私自身は食べ物を無駄にすることの方がよっぽど悪だと思う。

 そもそも人数分ピッタリの量の給食なんて作れるのか?食べる量だって子供一人が一律同じわけではないし、欠席する子供だっている。まかり間違って足りないなんてことになれば、もっと大騒ぎになるだろう。だから、多少多めにつくってしまうのは仕方ないことだ。まだ十分食べられるなら、”もったいない”という心理が働いて当然ではないか?公共機関の職員がした行為だから悪いのか?外部委託なら良いのか?

 彼らが悪意でやっていたとしたなら、それは良くないことだけれど、そうではないのに「・・・褒められたものではない」と締めくくる、この記者には憤りすら覚える。「あなたはそんなに正義感に満ち溢れ、何の落ち度もない人間なのか?」

 日本は廃棄食材の量が世界一とも言われる。世界中では食べたくても食べられない人も多いのに、とても恥ずかしい話だ。私自身は、こうしたルールはルールだからと、食べられるものを平気で粗末にするような社会が、廃棄食材増加の一因になっているような気がしてならない。どうしたら廃棄が減るのか、それをまず真剣に考えるのが先であって、調理員たちを悪者扱いするのはおかしいと思う。

 

 

 

2013年6月22日 (土)

NC辛坊治郎氏らが太平洋横断中のヨットで遭難、救助されたことについて思うこと。

 「情けは他人の為非ず」。このニュースを聞いて真っ先に自分を戒めた。私は辛坊治郎氏が大嫌いで、彼がテレビやラジオに出ればチャンネルを変える。常に上から目線で、大阪弁と相まって居丈高に語る姿は辟易していたからだ。鬼の首をとったような発言、自分が正しいという振る舞い、鳥肌が立つくらい嫌な人間だ。

 去年の暮ぐらいか、辛坊氏が癌治療を行い、そこで人生観が変わったのかどうかは分からないが、今回数あるレギュラー番組を降板してまで盲目のセーラーとともにサンディエゴまでヨットで太平洋横断に挑戦しようとしていたのは知っていた。ただ私自身はどうせ金持ちの道楽だし、どうでも良いと思っていた。成功すれば、全国各地での講演や、メディア等への出演でまた稼げるのだ。

 ところが出発早々失敗に終わった。昨日、ヨットに浸水したあげく命からがら助けられたのだ。これに対して、ネット上では批難轟々。過去、自己責任論を振りまいていた彼が、いざ自分が遭難となると、救助費用も出さないのはおかしいという論調だ。私と同様、辛坊氏を嫌いな人は多いらしい。でも、私自身、いつ何時、誰かに助けてもらうような事態になるか分からない。だから、今回のことを非難するつもりは全くないのだ。

 辛坊氏が今回のことを教訓に、新自由主義的なものから離れ、弱者の立場でこの国の政策や政治家について語るようになればそれでいい。まさか、これをネタにおちゃらけた講演活動やメディアの取材なんて受けないだろう。ただ私はこのまま公の舞台から静かに引退してもらえることを願っている。過去の発言や態度を許す気にはなれないからだ。「口は災いの元」。この諺も自分の戒めとしよう。

2013年6月21日 (金)

「いじめ防止法」が成立したことについて思うこと。

 今日、「いじめ防止法」が成立した。今秋施行されるようだ。2年前大津市でいじめに遭い自殺した子供の親が涙ながらに「息子が今生きている子供たちを助けるために命がけで作った法律だと思っている」「天国の子供たちに学校が変わったよと報告できるように頑張っていきたい」と語った模様をラジオで聞いて、思わずもらい泣きしそうになった。

 確かに法律が制定されたことは一歩前進だ。問題はそれがちゃんと運用されるかどうかだ。例えば、平成12年に児童虐待防止法が出来たけれど、周知徹底されていないからか、あるいは法律に不備があるのかは分からないが、正直言って、あまり減っていないような気がする。こういうことにならないように注意が必要だ。

 もっとも「いじめ」などというのは、その時代の歪んだ社会が子供達に過度なストレスを加えていることも大きな要因だと思う。今、この国は競争に勝たなければ、あるいは、時世に乗っていなければ除外されかねない。一度、そのレールから外れてしまえばなかなか元には戻らない。もう物心ついた頃から皆分かっている。その焦りや羨望がいけないこととは知りつつも「いじめ」に走らせてしまっているような気もするのだ。

 大人の社会でも厚労省が公表した、「脳・心臓疾患と精神障害の労災補償状況」によれば、過労や仕事のストレスからうつ病などの「心の病」になって労災を認められた人が2012年度は、前年度の1・5倍の475人だった。3年連続で過去最多を更新した。うち93人が自殺や自殺未遂しており、27人増えてこちらも過去最多だった。

 「過労死」など、くも膜下出血や心筋梗塞(こうそく)などでの認定は、2年連続で増えて338人(死者数123人)だった。(朝日web引用) 

 これだってある種のいじめと同じではないか。強い奴がのさばり、弱い人間は淘汰されていく。新自由主義がもたらした負の遺産としか思えない。いい加減、アメリカ社会の真似事は止めて、日本独自の幸福感を作る社会を目指すべきではないか。

2013年6月19日 (水)

【日本の恥?】上田人道人権大使のシャラップ発言について思うこと

 昨日は自民党高市政調会長の暴言について触れたが、上田人道人権大使の「シャラップ!」発言も酷い。これテレビで取り上げたのか?Googleで調べると、新聞は一応記事にしているようだ。本当に恥ずかしい。国連で日本の品位を下げるようなことをしておいて、外務省は口頭注意処分で済ませるという。さすがエリート中のエリートは違う。

 この上田大使はおそらく日本が刑事司法で馬鹿にされたのが頭に来たんだろう。そうでなければ、こんな非礼は出来ない。日本で冤罪があり、長期間勾留されていた人がいたことなんて、何の関心もないのか?昨年は、東電OL殺人事件で無期懲役とされたネパール人のゴビンダさんも冤罪が確定したのを知らないのか?

 アフリカの委員の「日本の刑事司法は自白に頼り過ぎ」というのは、PC遠隔操作事件での片山容疑者の扱いをみれば的確だ。取り調べの可視化もしない、取り調べに当たって弁護士の同席も許さない、認めなければ延々と勾留し続ける。これのどこが拷問と言えないのか?しかも、この国の検察や裁判所は記者クラブメディアを使って世論誘導するものだから質が悪い。個人的にはそこまで指摘して欲しかった。

 もっともテレビや新聞が日本の恥になるようなことを大々的に騒ぐわけがない。私はこの件をツイッターで知ったが、報道したとしても、新聞はアリバイ作り程度、テレビは数秒で済ませてしまったのではないか?本来なら国会で追及しても良い問題なのに、それすら行われたかどうかも定かではない。

 自分達のミスは頑なに認めない官僚とそれを支えるメディア、もう暗澹たる思いしか募らない。いつになったら、この癒着が断たれるのか?個人的な予測としては、この欺瞞を知らしめるような大惨事が起こらないと難しい気がする。生死がかからないとこの国の人は真剣に考えない人が多いから。少なくとも私はメディアの論調に安易に流されないようにしよう。

 

2013年6月18日 (火)

「『原発事故で死者いない』…高市氏発言に与野党から批判」(産経Web)の記事を読んで思うこと

 こんな女性議員が与党の政調会長という要職をやっていることに驚く。同じことを福島や原発で避難している人々が暮らす仮設住宅で言ってみろ!即刻辞表を出せ。この人は電力会社の回し者か。産経新聞は安倍政権の代弁者なので、自社として何ら批判していないけれど、この発言は元経産大臣の「死の街」発言よりも酷い。もっとメディアがそれこそスクラムを組んで追及すべきではないか。

 確かに、原発事故で被曝して亡くなった方はいないかもしれない。でも因果関係がよく分からないから証明できないだけなのかもしれない。しかし、畜産業者で前途を悲観して自殺した人、双葉病院から非難する途中、亡くなったお年寄り、その他にも帰りたくても帰れず将来を悲観して亡くなった方が相当いるはずだ。そういう方々は少なくとも原発事故がなければ亡くならなかった訳で、間接的には原発事故で殺されたんだ。

 こういう弱者の立場で考えるなら、「しゃべり方が悪かった」なんて決して言えない。自民党が大勝しメディアがアベノミクスなどと持ち上げているから、驕り高ぶっているとしか思えない。

 もとより高市氏の過去の発言を聞いていれば、人種差別発言は平気でするし、日中戦争も肯定的な意見をしていたし、新自由主義でありながら、国が個人の自由を奪うような憲法を肯定するような議員ではないか。私はメディアが都合よく編集した発言にすぐ噛みつくことはないけれど、少なくともこの記事を読む限りは、行ったことは間違いないから批判している。

 自民党というのは自分達が原発を推進してきて、10万人以上の人が家を失う事態になってしまったのに、何ら反省していないのか?まずは福島を元通りにしてから、威勢の良いことを言え!そして、核廃棄物を確実に処理する方法を提示してから言え!今日はこの記事を読んで、本当に頭に来てしまった。

【追記】言葉遣いが酷くなってしまったが、それくらい怒っているということで許して欲しい。

2013年6月17日 (月)

松山10位タイ。全米オープンの中継が観たかった。

 2013年全米オープンゴルフ、日本人では松山英樹が昨日の39位タイから最終日ベストスコアタイとして、順位を10位タイまで上げて来年のシード権すら獲得した。二クラウスと青木の死闘は別格だけど、日本人選手が全米オープンで最終日こんなに追い上げたことってあったのだろうか?

 言うまでもなく、全米オープンのコースセッティングは世界一難しい。何せ優勝スコアをイーブンパーにするのがポリシーみたいなところがある。長い距離、狭いフェアウェー、深いラフ、速くて傾斜のあるグリーンとピンポジション、どれをとっても素人なら想像を絶する。今回優勝したジャスティンローズもスコアは+1だった。おそらく今回のコースだって、普段ならパー72だろうけど、全米オープンだとパー70だ。もうこれだけで4日間8打違う。だから世界一の称号が与えられてもおかしくない。

 松山プロは今回が全米は初挑戦。日本人でただ一人決勝に進めたのも素晴らしいが、日本人プレーヤーとしての可能性を見出してくれたことが嬉しい。彼はまだ若いのだから、日本ツアーは今年いっぱいで卒業し、来年からはアメリカツアーでどんどん経験を積んで欲しい。決して、天狗になってはいけないし、変なタニマチに捕まってもいけない。

 いつの日か、メジャー大会で石川遼と松山英樹が最終日、最終組で優勝争いしていることを実現して欲しいと願うばかりだ。ちょっと先走り過ぎた。まずは来月の全英オープンの活躍に期待しよう。

2013年6月16日 (日)

2013 コンフェデレーションカップ 日本vsブラジル戦を観て思うこと

 日本時間の今朝、コンフェデレーションカップ、日本vsブラジル戦を観た。寝ぼけ眼で観始めた試合開始3分で一気に目が覚まされる。ブラジルの若きエース・ネイマールの見事なシュートがゴールに突き刺さったからだ。8か月前のブラジル戦もそうだったし、世界ランク上位のチームはキックオフから10分間で怒涛の攻撃を仕掛けてくる。選手も分かっていたとは思うが、対応できなかった。

 とにかく、ブラジルの緩急ある、しかもピッチを広く使った攻撃は凄い。ここぞと見るや、一気にスピードが上がり、ワンタッチ、ツータッチでボールを繋げるとともに、選手達が雪崩込んでくる。2重3重の波状攻撃、しかもなかなかボールを奪えない。実力の違いは歴然としていた。

 それでも、日本チームは私が危惧していた超ディフェンスなプレースタイルはとらず、果敢に攻めに行っていたようには感じた。ネイマールに対しても、最初の失点以降は内田を初め、皆で抑えていた。それでもブラジルはネイマールだけが突出している訳ではない。個々の選手のボールコントロール、切り返しの早さ、ルーズボールへの寄り付きなどはとてもかなわない。

 日本チームがワールドカップ出場を決めた記者会見で本田選手が「とにかく個の力をレベルアップしないといけない」と言っていたことがよく分かる試合内容だった。もっともそれは一朝一夕に出来ることではない。今大会では、まだメキシコ、イタリアといった超一流国と当たる。厳しい結果になるとは思うが、今の実力を知る良い機会だし、そのことがきっかけになって個々の選手のモチベーションを上げていってもらいたい。

2013年6月14日 (金)

復興庁の幹部職員が暴言ツイートをしていた問題について思うこと。

 どういう経緯か分からないが、一昨日あたりにこの問題が持ち上がった。確かに、参事官という立場の人間が、被災自治体への中傷や文句をいう市民団体を「左翼の〇○」などと揶揄したツイートは酷いものだ。もちろん彼を擁護するつもりなんて全くないけれど、彼の側に立ってみて考えてみる。

 そもそも復興庁なんてものは、311震災以前は存在しなかった。震災復興を迅速に行うために各省庁から出向してきた人材で構成された役所なのだ。どういう経緯で彼が復興庁に出向したのかは分からないが、少なくとも本人が復興意欲に富んでいるのならこんなツイートが出来るわけがない。

 ノンキャリアの人間ならいざ知らず、今回問題となった参事官のようなキャリア官僚としてみれば、ある意味、罰ゲームみたいなものだと考えるのも無理はない。総務庁でそれなりの仕事をしていれば、それ相応に出世はするだろうし、こんな面倒臭い、自分とはレベルの劣った人間の話を下手でで聞くこともない。おそらくそういう深層心理のはけ口としてツイートしてしまったのではないかと思う。

 そして、少し不思議に思うのは彼のフォロワーは1,000人以上いたはずで、しかも、問題となったツイートは昨日今日のものではない。それなのに、なぜ、ここで急に明るみに出たのか?どうも引っ掛かる。

 私自身はメディア不信の人間だから穿った見方をしてしまう。あくまで邪推だけれど、スピンコントロールではないかと感じる。先日、安倍首相が渋谷での街頭演説の際、いろいろヤジが飛んだことに対して、フェイスブックで「左翼の人達が演説を妨害しました・・・」ということを書き、直ぐに消去した。自分に批判的な人間は「左翼」とSNSで罵る首相は当然やり玉にあがってもいいはずだ。ツイッター上ではそのことが問題視されたけれど、大手メディアは取り上げなかった。

 それから2、3日して、この復興庁役人の暴言ツイート問題が発覚する。何かおかしくないだろうか?私は彼が人身御供にされたような気がするのだが、妄想なのだろうか?

 今回の失態に対して、彼に何らかの処分が下されるという。果たして、どういう処分になるのか。おそらく懲戒免職にはなるまい。私自身は何らかの処分が下された後、ほとぼりが醒めるのを待って、独法あたりに天下りするのではないかと想像している。1年後に彼がどういう立場に立っているかなんて、どのメディアも報道しないだろうから、適宜、良い休暇を与えてもらえて安堵しているのかもしれない。

 そう考えると、生活に窮している自分の僻みだが、この国は高級役人天国としか言いようがない。

 

2013年6月13日 (木)

マネーゲームに翻弄される社会から脱却できないのか?

 誰が名づけたか分からない、とても胡散臭く思える「アベノミクス」とやらで昨年12月以降、円安株高が続いてきたが、日経平均は5月20日に15,942円をピークに急落し、今日は12,445円と、僅か3週間で3,500円も値を下げている。ドル円も5月23日に103円まで円安になった途端、今日は93円台まで円高が進んだ。

 もっとも、民主党野田内閣の時は平均株価が8,500円ぐらいで、円も80円台前半だったから、その時のことを考えたら、まだ良い方だという人もいるのだろう。ただ、この急激な変動は、我々庶民が起こしたものではない。政権交代への期待感と、それにマッチした日銀総裁が選ばれ、かつてない金融大幅緩和策を行ったからであろう。

 それをメディアはやたら景気が回復したかのように、デパートでは高額商品が売れ始めたとか、求人が増えてきた、給料を上げる企業が出てきたと政策の効果を喧伝してきた。おそらく安倍首相がメディアの偉いサンたちを接待した見返りなのだ。何回も会食しているのは事実だし、彼らが自腹で飲み食いしているとは思えず、官房機密費で賄っていると疑われても仕方ない。

 今回の暴落にしたって、元はアメリカの景気悪化懸念からきているのだろうけれど、2日前の日銀政策決定会合で新たな一手が打たれなかったのも一つの要因だろう。私に言わせれば、もう実体経済などはあまり関係のない所で金だけが動くマネーゲームが繰り広げられているに過ぎないのではないか?

 金融市場や株式市場の動きが重要なことは分かっている。でも聞いたところによると、いまや人間が判断して売った買ったの世界ではなくて、1秒間で何回も取引してしまうようなコンピュータが判断する時代になったとか?

 歴史は繰り返すというが、世界大恐慌、日本バブルの崩壊、ITバブル崩壊、リーマンショック、いずれの時もその直前は濡れ手に粟の人達で一杯だった。でもそれはやはり幻想で実体経済とあまりにかけ離れていたから、そんなことが起こったのだ。金で金を動かす連中が大金を得て、額に汗して働く人間は、彼らのゲームに翻弄されながら生活しなければならない世の中はやはり狂っているのではないだろうか?

2013年6月12日 (水)

日本野球機構(NPB)が統一球変更を隠蔽していたことについて思うこと

 昨日、日本野球機構の理事が2011年から採用していた統一球を今年から都武ボールに変えていたことを告白した。しかも、そのことを今まで隠蔽し、なおかつ、ボールを生産しているミズノに対しては口止めをさせていたのだから質が悪い。

 おそらく多くの人は「やっぱりな!」というのが本音だろう。なぜなら、この2年間、ホームラン数が激減していたのに、今シーズンに入った途端、一試合平均約1.5倍になっているのだから、皆、薄々感じていたに違いない。

 そもそも統一球とは国際大会になっても選手が戸惑わないようにするために、普段から、そういうボールにしておこうということではなかったのか?しかし、この統一球もWBCで使われているボールとも違うし、MLBで使われているボールとも違う。どうせ野球なんてアメリカがルールから権利関係まで牛耳るのだから、MLBと同じにしてしまえば良かったのに、これではいったい何のためなのか訳が分からない。とにかく同じ種目なのに国によってボールの仕様が違うなら、国際大会など意味がないのだ。

 そして、このいい加減な理念の統一球によって、成績が全く振るわなくなってしまった選手もかなりいるのは非常に問題だ。巨人の小笠原選手などは統一球採用からずっと不振が続いている。私が気付いていないだけで他にも多くの選手が不振に陥っているのかもしれない。

 それから腑に落ちないのが、一貫して前と同じと言い切っていたのに、なぜ2か月以上経った今になって公表したかということだ。「NPB側は混乱を避けるため」と言い訳しているが、何もシーズン前に「プロ野球の醍醐味はホームラン、投手戦ばかりでは人が呼べない」と正論を吐いて、変えるようにすれば良かっただけなのだ。

 ところが、今年秋には東京五輪招致を控え、なおかつ、野球を五輪競技に復帰させようとロビー活動を続けている。それなのに統一球を捨てるということは、日本の野球は独自ルールでやりますよと公言することは五輪軽視にも繋がりかねない。だから、今まで隠蔽してきたのだが、データ上、明らかに違うことが出てきてしまった以上、「打者が統一球に慣れた」とか「ストライクゾーンが狭くなり打者有利になった」などという言い訳が出来なくなったのだろう。(あくまで邪推です)

 この問題が発覚してからNPBは説明責任を求められているが、果たしてどういう対応をとるのだろうか?もっとも、プロ野球の母体にはメディアもあるから、今は大騒ぎしているけれど、2年前の巨人醜聞のように、うやむやのまま放置されてしまう可能性が高い。良くてコミッショナー辞任ぐらいか。

 こんなふうに考えてくると、ますます自分の中から、プロ野球が遠ざかっていく。残念でならない。

2013年6月10日 (月)

昨夜(6/9)のNHKスペシャル「未解決事件第3弾 尼崎連続殺人死体遺棄事件」を観て思うこと

 尼崎連続殺人死体遺棄事件。事件発覚から約1年半。ただ、ニュースを聞いても人間関係が複雑すぎて何が何だか全く分からなかった。しかも主犯とされた角田容疑者は昨年12月に自殺してしまったため、共犯者の裁判が始まってもその真相は曖昧なものになってしまうだろうと思っていた。

 おそらくこの事件も裁判で決着がつくまで早くても数年かかるだろうし、それが整理して活字なりドキュメンタリー化されるのはさらに先になるだろうと考えていたからだ。今回、NHKがこの事件を取り上げると知った時、正直言って、まだ裁判が始まったわけでもないのに、また、裁判員への印象操作になってしまうかもしれないのに、今報道して良いのかと疑問に感じた。

 しかし、少なくとも8名が死亡し、3名が行方不明となっている事件の内容だけは知っておきたいという衝動から観ることにした。

 番組が進んでいくにつれ暗澹たる気分になってきた。些細な事から、たった一人の女に何家族もが餌食になっていく。家族はバラバラにされ監禁や暴行が横行する。しかも女は自分自身では手を出さない。本当に現代の日本で起こったことなのか。しかも、被害者側は何度も脱出を試み警察に訴えるものの、”民事不介入”で取り入ってくれない。

 今回メインで取り上げられた若い女性に至っては、ようやく魔の手から逃れたものの運転免許書き換えの際、警察が犯人側に居場所を伝えてしまう。これについては警察に落ち度はないが、ここまで執拗に追われたら気がおかしくなってしまうのも無理はない。監禁して衰弱していく女性の姿をモニターで確認するなんて、人はどこまで狂気になれるのか、寒気がしたし可愛そうで仕方なかった。

 この犯行内容を見て私は、かつて連合赤軍が山岳アジトで行った”総括”という名のリンチ殺人事件を思い出してしまった。形は違うけれど、あの事件もきっかけはほんの些細なことから始まり重大事件に発展したのだ。そして、この時も主犯の一人は獄中で自殺している。

 話を元に戻すが、警察側はNHKの取材に対し反省の弁を述べ、このような事件が二度と起こらないような対策に着手したようだ。しかし、これまでも、ストーカー殺人事件や栃木でのリンチ死事件など、被害者側が訴えたにもかかわらず、結局、こうした重大事件が起きてしまっているのは事実であって、今回の対策で全くなくなるかどうかは分からない。ただ、それでも我々庶民をこうした事件から救えるのは、警察しかいないのだから、人命第一で日々の任務にあたってもらいたい。

 事件の真相解明を望むとともに、亡くなられた方々のご冥福をお祈りします。

2013年6月 9日 (日)

2013 開成町あじさい祭り(スライドショー付)

 このところ運動不足が続いていたので、隣の開成町で行われているあじさい祭りに行ってきました。車は私が主にランニングコースとしている酒匂川サイクリングコースの起点、大口公園に停めて、それから約2㎞の所にある会場まで、歩いたり、軽く走ったりして往復しました。とても良い運動になった気がします。

2013年6月 8日 (土)

【追悼】 忘れてはいけない!奇しくも今日は、12年前に池田小学校児童殺傷事件、5年前に秋葉原無差別殺傷事件が起こった日。

 巷ではAKB48総選挙なるもので盛り上がっているかのようだが、私は投票権や握手権を餌にCDを売るという手法が嫌いなのでどうでも良い。それよりも、今日は12年前に池田小学校で児童の殺傷事件が、5年前には秋葉原で無差別殺傷事件が起こった日ということを忘れてはならない。

 すでに死刑執行された宅間死刑囚や今現在も上告している加藤容疑者を擁護するつもりは全くないのだが、彼らのような人間を生み出してしまった社会はどう変わったのだろうか?言葉はおかしいかもしれないが、彼らは自爆テロを行ったのだ。そして何の罪もない人達が、こうした凶行に遭うのは嘆かわしい。

 こういう犯行は100%防ぐことは不可能なのかもしれない。しかし今のような新自由主義が横行する社会では格差が増大し、負け組となった者の中には社会に恨みを抱く人も出てくるのは必然の流れだ。勝てば天国、負ければ地獄のような社会の在り方を変える必要があるのではないかと思う。

 おそらく、こんなことを書けば、そんなことは夢物語だと怒られるだろう。でも、多くの人が意識を変えることによって、少しずつでも社会を変える努力をしていかないと、至る所に監視カメラや盗聴器が置かれ、どんどん住みにくい世の中になっていきそうな気がしてならない。

 人の生き方はそれぞれであり、競争を勝ち抜いてステイタスを勝ち取る人がいても良いし、ほどほどに働いてほどほどの生活で満足だという人がいても構わないではないか。そうしたある意味、ゆとりのある社会を目指すべきなのではないかと思う。

 2つの事件で犠牲になられた皆様のご冥福と、今なお、後遺症で苦しんでいる方々の早期快復をお祈りいたします。

2013年6月 7日 (金)

「ゲーテの警告~日本を滅ぼす『B層』の正体」(適菜 収 著)を読んで思うこと

 この本は半年以上前に読んだけれど、アベノミクスと浮かれている方々をみると、相変わらずこの国では「B層」が席巻しているのだなぁと思い至るのだった。

 「B層」という言葉は、巨大掲示板2ちゃんねるなどでも頻繁に出ていたから、頭にあったのだけど、個人的には「馬鹿な層」のことだとばかり思っていた。でも、この本を読むと、これは小泉元首相時代の2004年12月に「有限会社スリード」「㈱オフィスサンサーラ」という会社が「郵政民営化を進めるための企画書」の中で定義しているのだ。

 IQを縦軸に、構造改革に対する姿勢を横軸にとったポジショニング分析でA層からD層まで分類したものがベースとなっている。その中でB層は「構造改革に肯定的でかつIQが低い層」ということになるらしい。そして、このB層に対して、徹底的な「宣伝戦略」が行われたのだ。

 具体的には、①竹中平蔵氏の意見を、バカでもわかるように言い換える。②竹中平蔵氏の意見を、国民(B層)にありがたがらせる方策をとる。③竹中平蔵氏の対話者は、B層に支持されていればタレントでもOK。恥ずかしながら私もまんまと嵌ってしまったのだ。

 この企画書はネットで簡単に検索できるし、ページ数も少ないし、何より、素人でも分かりやすく書かれている。そして、この企画書については、2005年に国会でも取り上げられていて、当の竹中氏にも共産党佐々木議員が質問もしている。国民を騙すようなことをやっていたかもしれないのだから、メディアがもっと大々的に取り上げられて大反響になればよかった。しかし、大手メディアなんて所詮は政権の広報機関なのか?おそらくほとんど報道されなかった。

 安倍政権の裏方には、小泉政権時代を支えていた飯島氏や竹中氏、それにメディア戦略に長けている世耕議員などがいる。アベノミクスという言葉が毎日のように氾濫しているのも、結局は裏で国民(B層)をどう取り込み、誘導していくかという戦略から行われていてもおかしくない。先ほど掲げた、「竹中平蔵氏」という部分を「アベノミクス」に言い換えれば、ピッタリくるではないか。

 2年前の震災以降、メディア不信が増大していた私だが、自分自身もこの「B層」として扱われていたかと思うと、情けなくもあり非常に悔しくなった。自分の頭で考えていたつもりなのだが、結局はテレビの論客なるものの意見に迎合してしまった。私はそれに気付いたが、今でも平然と続いている。ただで得られる情報ほど怖いものはない。多くの人が権力側の欺瞞を知って欲しいと願うばかりだ。

2013年6月 5日 (水)

サッカー日本代表が世界の強豪国になるために・・・、素人の私が思うこと。

昨夜、サッカー日本代表が2014年、ブラジルワールドカップ出場を決めたことで、今日のメディアはサポーターの動きも含めて大々的に報道していた。それ自体は悪いことではない。ただ、少なくとも私が観た番組では、Jリーグの話題に一言も触れなかった。これには少々危うさを感じる。

 確かに国を背負った代表選は大注目される。しかし、海外組の選手も含めて、代表選手を育てたのはJリーグなのだ。勝手に有望選手が湧いて出てくるわけではない。皆が喜びに浮かれるのは良いけれど、やはりその土台を強固なものにしないと、ベスト16止まりだろう。

 昨夜の試合も、本田という肉体的にも精神的にも強靭な選手がいなければ、もっと苦戦していた筈だ。マンUの香川選手のコメントにもあるように、本田クラスの選手が数人いて初めて世界の強豪国の仲間入りが出来るのだ。どんなスポーツでもそうだが、底辺が広がらないことには稀有な人材は出てこない。

 Jリーグ発足から20年が経って、少なくとも選手育成システムは十分機能している。しかし、肝心のJリーグ自体にあまり活気があるように思えない。赤字のチームも多い。民放ではプロ野球の結果は報道しても、最近はJリーグの試合結果を伝えているところを観たことがない。日本代表の試合で高視聴率を獲って喜ぶのは構わないが、その土台をないがしろにしてどうする。今さえよければ良いのか?

 日本が真に世界の強豪国となりワールドカップで優勝争いが出来るようになるには、もっと一般人がJリーグに関心が向くようにしなければならないと思う。

 

2013年6月 4日 (火)

日本代表、ブラジルW杯出場おめでとう!!

 後半37分、オーストラリアの選手が蹴ったシュートとは思えないボールが日本のゴールネットを揺らした時、ドイツW杯の悪夢が甦った。またしても負けてしまうのか?そんなに相性が悪いのか?正直言って、自分の中では絶望感が漂っていた。おそらく数年前の日本代表なら諦めてしまっていただろう。

 だけど、今の代表は諦めない。それから果敢に攻めて相手のハンドを誘い、PKに持ち込んだ。昨年、アウェイで内田選手意味不明のPKでオーストラリアに同点とされたことを思い出す瞬間だ。しかも、今回は明らかなハンド。主審はイエローカードを出している。文句なしだ。

 そこで登場するのが、王様、本田選手。試合後のインタビューを聞くまでもなく、私のような凡人が想像を絶するようなプレッシャーを受けていることだろう。それでも渾身の力を込めて、日本国中の願いを込めたボールがゴール真ん中に吸い込まれていく。このプレッシャーに打ち勝った瞬間だ。スタジアムはもとより、この試合をテレビで観戦していた方々も、陶酔感に浸ったことだろう。

 そして、ゲームセット。歓喜の声援に包まれる中、各選手のインタビューが始まる。私は長友選手が、裏方への感謝の気持ちを語ったことがすごく嬉しかった。光ある所に陰があり、彼らの栄光の陰には、彼らのコンディションを最高にするために働く人がいることを忘れない、という真摯な気持ちが伝わったからだ。本当に素晴らしい選手だと思う。

 これで5大会連続でW杯出場となった。本選まではあと一年あるが、差し迫ったところでは今月後半にコンフェデレーション杯が待っている。競合相手なので勝てるとは思わないが、今までのように守りをしっかり固めてカウンター狙いというサッカーから如何に脱却できるかを注目している。これが肥やしになって、来年の本大会で芽を出してくれればいいからだ。なにはともあれ、熱い試合だった。ありがとう。

2013年6月 3日 (月)

「復興予算、雇用でも流用 被災地以外に1千億円」(朝日新聞)の記事を読んで思うこと

 所詮、高級官僚などというものは、腹の中では我々庶民を見下しているのだろう。こんな記事を読むと本当に腹が立つ。「復興予算、雇用でも流用 被災地以外に1千億円」(朝日新聞)http://bit.ly/149MwE6

 とにかく目的に「復興」と名がつけば、やりたい放題。そして、問題が露呈しても誰も責任を取らない。こういうことを平気で黙認しながら、生活保護費のような弱者救済の為の予算は厳格にやろうとしているのだから、酷いとしか言いようがない。同じ人種じゃないのかもしれない。

 少なくとも国会は、一刻も早く関連省庁の幹部を呼んで徹底的に原因究明を行い、再発防止策を書面で回答させる必要がある。次回からは罰則規定も設けるべきだ。もっとも、検察も裁判所も基本的には同じ役人仲間だから、心ある人が告発したところで、有耶無耶のまま闇に葬られてしまうのがオチなのかもしれない。こういう時こそ、メディアがスクラムを組んで世論を煽るべきなのに、役人と一蓮托生の記者クラブメディアが厳しく追及するとは思えない。無性に悲しくなる。

 奇しくも、今日、復興予算流用問題の発端となったNHKスペシャル「シリーズ東日本大震災『追跡 復興予算19兆円』」(NHK総合)が、優れた放送に贈られるギャラクシー賞の大賞を受賞した。メディアが国民のことを真に思えば、こういう番組も作れるという証拠だ。結局、メディアが本来あるべき姿を実行すれば、きっと国は変われると思う。

 

【追記】NHKスペシャルは確かに良い内容の番組を作るけれど、他のニュース番組は政府の提灯持ちにほかならないと、私は思っている。

2013年6月 2日 (日)

松山英樹プロが国内トーナメント2勝目を挙げたことについて、思うこと。

 男子ゴルフトーナメント・ダイアモンドカップは新人の松山英樹選手が優勝した。なんと5戦して早くも2勝目だ。彼の成績を見てみると、初戦こと10位タイだったが、2戦目優勝、3戦目2位、4戦目2位タイだ。とても新人とは思えない。もっともアマチュア時代からマスターズ予選を突破したり、国内トーナメントで優勝したのだから実力は十分ある。

 日本ゴルフツアー機構のHP(http://www.jgto.org/pc/)には、彼のパフォーマンスチャートというものがある。これを見ると、面白いことが分かる。ドライビングディスタンスやフェアウェイキープ率は50位前後なのに、パーオン率、パーキープ率、が5位前後になっている。このことは、セカンドショット、サードショットが他のプロを圧倒しているということだ。ここに彼の強さがあるのだろう。きっとファンも増えてい行くに違いない。

 ただ、気をつけなければいけないのは、日本のマスコミと変なタニマチに捕まらないことだ。ちょっと成績が良ければ持ち上げ悪くなれば無視する。プライベートを追いかけたり、変なイベントやゴルフマッチ等にかり出す。これでは心身ともに疲弊してしまう。典型的な例が石川遼プロだ。

 今、彼は向こうへ行って艱難辛苦の思いをしている。日本ツアーとはコースセッティングの難度がはるかに高いのだから慣れるまでは仕方ない。この経験が将来きっと役立つ日がくるだろうが、いろいろな縛りがなければもっと早く参戦できて、今頃は成長していたかもしれないのだ。そう考えると、彼をゴルフ界のアイドルに仕立ててしまったメディアの罪は大きい。

 松山選手のインタビューを聞いていると、おそらく頭の中には「日本のトーナメントで勝って賞金王を獲る!」ではなくて、本場アメリカの、しかも「メジャー優勝!」がある。早く向こうの出場権を獲得して挑戦して欲しい。そして、いつかメジャーでこの二人が最終日最終組で回るのを見せて欲しいと願う。

 

 

2013年6月 1日 (土)

第5回 アフリカ開発会議について思うこと

 今日から横浜で第5回アフリカ開発会議が始まった。もっとも、数日前からプレイベントのようなものがあり、首脳が集まって話し合うというのが今日からということだ。そして、安倍首相はこれ見よがしに1兆円を超える資金援助を発表した。こういうことを聞いて、おかしいと疑問に感じる人はどれだけいるのだろうか?

 この国はIMF等から指摘されているように財政再建が急務であって、そのために消費増税するのではなかったのか。何でこんな巨額なお金が国会の取り決めもなく出せるのか。安倍政権に限らず、民主党時代も平気でこういう援助をしていた。

 私はアフリカに援助するのがいけないとは思わないけれど、国民には財政が危機だと言っていながら、巨額の資金を湯水のように使う感覚に憤りを覚えるのだ。こんな簡単にお金が出せる国が財政不健全なんてあり得ないではないか。

 結局、こういうお金は特別会計から支出するのだろう。そうでなければ、国会の同意が必要だ。あるんだよ、この国にはお金が。それを財務官僚がメディアを使って、危機を煽っているということだ。天下り団体だけで12兆円ぐらい使っているのは分かっている。彼らはそのシステムを壊したくないだけだ。

 しかし、残念ながら、こうしたことを訴える政治家に耳を傾ける者は少ない。民主党政権が官僚との闘いに敗れ、国民との約束を反故にするという詐欺を平気でやってしまったからだ。もう、政治には無関心という人が増えてしまった。自分達の身に降りかからなければ、それで良い。長い物には巻かれろ。こんな世相が跋扈しているようで、とても悲しい。

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