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2013年7月

2013年7月31日 (水)

ノラ猫と幸福感

 日曜日の朝、実家に戻ると、NHKのBSで「世界ねこ歩き」(再放送)なる番組をやっている。3ヵ月ぐらい前、夕どきネットワークで、この番組を作っている岩合光昭氏が紹介され初めてその存在を知ったのだが、自分の部屋のテレビはBSが視聴できないから、なかなか観ることが出来なかったのだ。

 この番組に登場するネコ達はおそらくほとんどがノラ猫のようだ。私が観た回がたまたまそうだったのか?それとも、良いところだけ編集しているのかは分からないが、絵になるような街並みの中をネコが戯れる様子は心を癒される。まるでネコと地域の住民が本当に共生しているかのように映る。

 そもそもネコは警戒心が強い。飼い主のいないノラ猫があんなにノビノビと寛ぐ姿は日本では見かけない。裏返せば、あの番組で映される街は、そこに住む人達が寛容で、皆がネコ好きなのかもしれない。日本では1年間に20万匹とも言われるネコが殺処分されていることを思うと、正直言って羨ましい社会だ。おそらく経済指標などから言ったら、日本よりはるかに貧乏なのだろうけれど、人の心の豊かさははるかに上なのではないか?

 そう考えると、ノラ猫の生態は社会を映す鏡なのかもしれないと、ネコ好きの私は思ってしまうのだった。また、時々この番組を観て癒されよう。そして4年前亡くしてしまったネコのことも思い出してあげよう。

 

2013年7月30日 (火)

【甘利・泉田会談】泉田新潟県知事が心配だ。

 今日、柏崎原発6、7号機の安全審査申請について、甘利担当大臣が新潟県の泉田知事と対談した。話はすれ違いで終わったようだが、知事の行く末に一抹の不安を感じる。

 そもそも、ことの発端は東電が地元の意向を全く聞かずに安全審査申請しようとしたことだ。地元としたら、当然不快感を示すに違いない。慌てた東電は社長自らが泉田知事と面会したが受け入れられなかった。それに業を煮やした甘利大臣が出張ってきたということと受け止めても差し支えない。どんなことが話し合われたか分からないが、合意に至らなかったことは確かだ。

 原子力村の中軸とも言える人物が袖にされたのだから、きっと報復があるだろう。既に泉田知事周辺のことはどこかの週刊誌が探っているらしいし、記者クラブメディアが総動員すれば、何らかのスキャンダル記事は書けてしまう。怖いのは、プルサーマルに反対した佐藤栄佐久前福島県知事のように、贈収賄事件にまで発展してしまうことだ。

 何せ特捜検察は手段を選ばない。どこかの週刊誌が掴んだネタで世間を大いに騒がせれば証拠がなくても周囲から供述を取れば簡単に有罪に出来る。鈴木宗男氏、小沢一郎氏、皆この手法で失脚させられた。仮に裁判沙汰にならなくても、逮捕なんてことになれば失職は間違いない。たとえ間違っていたも、彼らを追及することは出来ないのだから質が悪い。やり方は違うが戦前の特高警察そのもののような気がして、恐ろしい。

 泉田知事には筋を通してもらいたいのは勿論だが、用心に用心を重ねてもらいたいと願うばかり。

2013年7月29日 (月)

しつこい夏風邪

 金曜日の朝から、喉の痛みや咳が出て、仕事中以外は静養したが、今は悪寒が走っている。ブログは治ってから書こう。

2013年7月26日 (金)

6月の消費者物価指数がプラスになったというけれど…

 今日のニュースで引っ掛かったのは、6月の消費者物価指数(生鮮品を除く)が1年2ヵ月ぶりにプラスに転じたというものだった。経産相などはデフレ解消の足掛かりなどと言っているが、私のような貧乏人は生活が苦しくなるばかりだ。

 今回のプラス要因は金融緩和で円安になり、その結果、輸入品の価格が上がり、ガソリンや電気代、ガス代が上がったからだ。食料品などは実容量を減らしたりしているから、目立って値上がってはいない。それなのに所得が増えている人はどれくらいいるだろうか?

 その上、来年4月には消費増税が待っている。首相は秋に判断なんて言っているが、麻生財務相の言動を見れば、「景気が良くなった、良くなった」とメディアに煽らせてでも実行に踏み切るだろう。もっとも、そうしたらまたデフレになってしまうはずだ。

 参院選で野党が惨敗してしまったから、もはや止めようがない。民主党の罪は重い。政権交代だけでなく現政権の政策までお膳立てしたのだから。ある意味、菅政権以降は自民党別働隊と言っても過言ではない。ああ、これから3年間、自公政権並びに官僚やメディアのやりたい放題が続くのか。暗澹たる気持ちにしかならない。YAH YAH YAHの台詞が頭をよぎる。あの世に行ったら、実行しよう(笑)

2013年7月23日 (火)

東電が汚染水の海洋漏出を認めたことについて思うこと。

 昨日、東電が汚染水の海洋漏出を認めた。規制委員会には先週報告書を提出しているのに、参院選の翌日に公表している。原発推進の自民党に配慮したのか?はたまた、参院選の翌日なら大きな話題は選挙関連に多くの時間を割かれると考えたのか?いずれにしても姑息な連中だよ。

 しかも、この期に及んで、汚染は湾内に限られるなんて平気で言っている。そして、今日は3号機から湯気が出ている問題で、「雨水が入った影響で問題なし」と言っていたのに、周辺では高い放射線量が検出されたことをこっそりHPで公表している。こんなことばかりやっている東電の発表を誰が信じるのか?

 それなのに規制委員会は”東電に対し原因を究明しろ!”なんて言っている。もういい加減、規制委員会が主体となったプロジェクトチームでも作って原因調査だけではなく、事故収束の主導権も東電から奪うべきだろう?そもそも事故を起こした当事者が、事故収束の主導権を握っていること自体が極めて不条理だ。

 この汚染水漏出の件は、2年ぐらい前から指摘されていたが、結局は対応できなかった。汚染水プールも駄目、タンクの増設だってそのうち限界が来る。一生懸命やっているのだとは思いたいけれど、正直言って、もう東電だけでは解決できない領域に入ってしまったのではないか?一旦過酷事故が起こったら、今の人類では根本的な解決が出来ないのだ。

 こんな状況になっても、メディアの多くは東電の発表を検証・批判すらせず、そのまま流し、選挙で大勝した政権与党は原発推進を否定しない。これでいいのか?暗澹たる気持ちが拭えない。

2013年7月22日 (月)

参院選-山本太郎氏が当選したことについて思うこと

 昨日の参院選は大メディアの予想通り自民党が圧勝し国会での「ネジレ」が解消した。既得権益側の彼らにとっては、おめでたいことなのだろう?もっとも自公に対する野党側も選挙協力すら出来ず、低投票率の下で結局は共倒れになってしまった。これは残念ながら予想通りだった。

 しかし、東京選挙区で「空気を読まないバカ」と公言した山本太郎氏が当選したのは予想外だった。選挙戦中盤で自民党寄りの週刊新潮が「山本太郎を中核派が支持」などというネガティブキャンペーンを打ち、2ちゃんねるなどでも誹謗中傷めいた投稿が相次いでいた。それでも、山本陣営が発信するツイキャスを見ると、私が今まで見たことのないような盛り上がりを見せていた。彼の実直な演説は聴衆を虜にしたのだろう。

 フタを開けてみれば4位での当選だ。これは素晴らしいとしか言いようがない。それに彼と同様、脱原発を唱えた共産党の候補も当選しているのだから、少なくとも都民の一定層は彼らに賛同したといえる。つまり、脱原発の思いはあったということだ。だとすれば、脱原発、反TPP、消費増税反対等を掲げた党が結束していれば、もっと肉薄した闘いが出来たのかもしれないと思うと残念でならない。

 でも山本氏が万歳をしなかったように、彼の闘いはこれからだ。早速、選挙違反報道が流れている。ワイドショーに出演しても批判的な質問が多かったようだ。無所属なので国会で質問機会があるのかどうかは分からないが、関係省庁に対して、質問主意書を出して官僚に回答させることは可能だ。自らが「空気を読まない」と言っているのだから、官僚、そしてメディアはどんなことを言われるのか?そして、知り得た情報を暴露されるのか、内心、戦々恐々としているはずだ。早速、選挙違反ではないか?との報道が出ている。

 これをクリアしても、様々な嫌がらせが待っているのは必至な状況だ。彼がこれに耐えられるかどうか?そして、彼を支援した政党が守りきれるかどうか?私は今までの因習を打ち破るべく、頑張ってもらいたいと思う。

2013年7月20日 (土)

「遺族「公正な調査委を」 いじめ防止法の解釈めぐり橿原市教委と対立 文科省に見解ただす」(産経Web)の記事を読んで思うこと

 これでは、いつまで経ってもいじめによる自殺なんてなくならないな。橿原市の教育委員会は何で遺族の意向を無視するのか?呆れ返るばかり。そんなにいじめがあったことを認めたくないのか?ひょっとしたら出世に影響するかもしれないから?なんてことを思ってしまう。http://on-msn.com/1bvbAKL

 親が自分の子供が自殺したことについて、その原因を知りたいと思うのは当然のことだ。まして、まだ13歳という若さで死を選ぶということは、余程のことがあったに違いない。その子がいじめがあったことを生前ほのめかしていたというし、生徒へのアンケートでもいじめの存在を認めるものもあったというのに、もみ消すつもりか?産経の記事にはないけれど、教育長は「受けて立ちます」と遺族に真っ向対立する発言をしているらしい。遺族が腹を立てるのも無理のない話だ。徹底的に争ってもらいたい。

 いじめ問題は根深い。私自身はいじめという行為自体はなくならないと思うが、周囲がサポート体制を築くことによって、被害者が自死するということは防げるのではないかと考えている。それなのに、サポートすべき教育委員会が遺族の意向を無視するような態度では、私の思いなんて夢物語になってしまう。

 いじめを受けている子は孤立している例が多い。基本的には腹を割って誰にも相談できないから思い詰めてしまうのではないか?皆が敵なんだ。例えば、親に言う⇒先生に伝わる⇒いじめっ子に指導⇒その報復(無視)の流れが怖い。暴力を振るうことは犯罪だけど、無視するのは犯罪じゃない。でも、自分の存在価値がなくなるから無視されるくらい怖いことはない。

 そういう不安を取り除いてあげること、そして、たとえ不登校になっても将来の道は開くことが出来ることが重要なのではないか?いじめられている子が安心して相談できる体制が確立することが急務だと思う。

 亡くなられた中学生のご冥福をお祈りします。

2013年7月19日 (金)

「甲状腺被ばく 100ミリシーベルト超 2000人迫る 福島第一作業員」(東京新聞)の記事を読んで思うこと

 廃炉にはあと40年ぐらいかかるとされているのに、果たして今後作業員は確保できるのだろうか?私は過去にもブログでそんなことを書いてきたが、この記事はまさにそれを裏付けようとしている。http://bit.ly/1awljh3 

 少し引っ掛かるのが、東電はこれらの方々に対し、無料で甲状腺超音波検査を年一回行うと書いてあることだ。仮に何らかの疾患を被った場合は全て保障すべきなのではないか?そのへんのところがどうなっているかさっぱり分からない。

 下請け多重構造で賃金を抑えられた挙句、病気になってもそれが保障されないなら、誰も働く人はいなくなるのではないか?そして、これらのことを未だ東電が仕切っているということに腹が立つ。

 原発は国の政策なのだから、作業員の健康管理は厚労省が責任をもってやるべきではないのか?これも自己責任?にしてしまうのかもしれないと思うと恐ろしい。

 そんな中、東電は管理職引止めの為に一律一時金を10万円支給するという。それより先に、この2千人の人達に被曝手当として支給すべきだろう。これまた「因果関係が分からない」で済まされてしまうのがオチだ。

 原発推進に躍起の現政権は、ひょっとすると消費増税やTPP参加で更なる弱者を生んだ後、喰うに困った人達を原発作業員として確保しようなんて考えているのかもしれない。考えすぎかもしれないが、彼らの憲法草案では基本的人権も制限することが分かっているから、あながち妄想とも言えない筈だ。怖い怖い。

2013年7月17日 (水)

自民党石破茂幹事長の発言に恐怖の念を抱く

 この人達は「日本を取り戻す」などと言って、何をどう取り戻すのだろう?彼らの憲法草案や、しばしば現れる右寄りの発言は戦前回帰を意味するような気がしてならない。それでもこんな危惧をしているのは東京新聞などの一部のメディアだけで、他の新聞はもう自民党応援団、官僚応援団と化している。この状態が恐ろしくて仕方ない。

 私は護憲派ではないけれど、変えるというなら、その根拠を明確にして、しかも、憲法の性格上、国を規制するためのものでなくてはならない。9条のみならず、基本的人権をも制限しようとする自民党の草案は、明らかに”戦争”を意識しているといえよう。アメリカという虎の威を借りて、また尖閣問題や竹島問題で中韓と戦争でもしようというのか?

 そもそも戦争なんてものは、たいてい「自衛のため」といって始める。アメリカを見ればよく分かる。イラク戦争なんて正にそのもの。大量破壊兵器を隠し持っているとして大量殺人を行った挙句、「実はありませんでした」なんていう結果ではないか?イラク人はもとより、戦死したアメリカ兵も浮かばれまい。得したのは何のことはない軍需産業の連中だけだ。

 確かに中韓のやり口は褒められたものではない。ただ、残念ながら、近隣諸国であることには間違いがなく移動させることはできない。また貿易相手としての中韓は日本にとっても切り捨てる訳にはいかない。是々非々で大人の対応をすることが重要なのではないか?この三国が揉めれば揉めるほど、アメリカが儲かるだけだ。

 この危険すぎる人達の願望を止める唯一の方法は選挙でNOを突きつけるしかないのだが、主要メディアはもはや選挙は終わったというムードを作り、投票率を下げようとしているのはミエミエだ。

 正直言って私のような中年独身の負け組はどうなっても構わない。だけど自分の家族を持ち、不況と言われながらも、ソコソコの生活をしている人達は、そういう社会で良いのか?そのうち選挙さえ出来ない時代が来てしまうかもしれない。終るなら一気にこの国終ってくれ。

2013年7月15日 (月)

プラカード没収事件がようやく東京新聞で記事になった。

 「日本を取り戻す」自民党のキャッチコピーだが、この事件をみれば彼らは戦前回帰を目論んでいるかのようで、とても恐ろしい。福島市で行われた安倍首相の選挙演説の際、一人の女性が「原発廃炉に賛成?反対?」というプラカードを掲げたのに対し、自民党の運動員がそのプラカードを取り上げるだけでなく、住所・電話番号などを聞いたという。

 彼女はプラカードを掲げただけで、演説を妨害するような大声を出したわけでもない。(既にユーチューブにも動画が上がっている。)それなのに、この横暴さはなんだろう?これでは、戦前反政府活動をしようとした者達を憲兵が連行したのに等しい行為ではないか?

 私はこの件をツイッターで7月6日に知ったが、それから一週間以上経ってようやく東京新聞が記事にしたという訳だ。おそらくちゃんと裏をとっていたのだろう。選挙選の中、間違っていれば政権与党たる自民党から訴えられてしまいかねなかいから、時間の遅れはやむを得ない。むしろ他のメディアが報道しない中で、このことを報道したことに敬意すら覚える。

 おそらく他のメディアだって、このことは知っているけれど、与党に不利な情報は極力出さないようにと、自民党から大手広告代理店経由で暗示されているのだろう。普通だったら、大スクープの筈だ。こういうことを見ても、彼らは自分達の利益が最優先であることが容易にわかる。

 しかしながら、このことを知っているのはツイッターをやっている人か、東京新聞を読んでいる人ぐらいしか知らない。相変わらず、標本の属性すら公表しない世論調査(操作)を駆使して、与党圧勝の空気を作り、投票率を下げることに必死だ。でも、悲しいかなこの国民は”長い物に巻かれろ”というような思想の持ち主が多いからか?多数派が形成されると「空気を読んで行動してしまう」。

 正直言って、私自身は今回の選挙も投票率は低くなるだろうし、自公圧勝の線は崩れないと思う。なにより脱原発・TPP、消費増税反対を掲げる野党が選挙協力を出来なかったことが大きい。これらのことに賛成する人達の票は分散されてしまうのは目に見えているではないか?

 これからどんな時代になっていくんだろう。堕ちるところまで落ちればいいし、社会不安が増大するような凶悪事件が蔓延してきてもおかしくない。そう思うと暗澹気分に拍車がかかる。

2013年7月14日 (日)

まだ早かったのではないか?稀勢の里の横綱挑戦。

 大相撲名古屋場所は中日を過ぎて、横綱白鵬がただ一人連勝街道を続けている。今日は安美錦にヒヤッとさせられる瞬間があったものの、無難に勝ち切った。怪我など不測の事態が起こらない限り優勝するだろう。

 今場所の話題は、大関稀勢の里が横綱に昇進できるかどうかだった。しかし、昨日までの平幕との取り組みで3敗もしてしまったため、その見込みはなくなった。残念ながら、ゼロからスタートするしかない。

 もっとも、私は仮に今場所、稀勢の里が優勝しても、横綱昇進はおかしいと感じていた。なぜなら、横綱昇進には2場所連続優勝が必要だったはずなのに、まだ一回も優勝していなかったからだ。何故、この条件を取り崩してまで横綱に昇進させようとするのか?考えられるのは、興行収入向上のためということだ。

 相撲は日本の国技と言われながら、貴乃花が2003年に引退してから日本人横綱は不在になった。そして、日本人力士の優勝も2006年1月場所以来誕生していない。そのことが観客の伸び悩みに繋がっている一因と相撲協会並びに関係者は考えているのだろう。だから、何としてでも日本人横綱をという思いが強かったのかもしれない。

 しかし、もうだいぶ前になるが、優勝経験無しで横綱に昇進した双羽黒は満足な成績が上げられず、しかも部屋で騒動を起こし引退したという悪い例もある。彼が特別だったと言ってしまえばそれまでだが、やはり、横綱昇進基準は守るべきだと思うのだ。

 私は稀勢の里には正真正銘の横綱になってもらいたいから、あえて苦言を呈した。最大の目標を失った今、これからの取り組みに彼の真価が問われると思う。頑張れ!

2013年7月13日 (土)

「囲碁の世界」(岩波新書・中山典之著)を読んで思うこと

 この本を読むきっかけになったのは、ツイッターで安富歩東大教授が、「こんな名著を廃刊にしていいのか?」とつぶやいたことだった。27年前に書かれたもので、著者の中山典之氏などは聞いたことがない。果たしてどんな本だろう?アマゾンで検索すると、古本ながら何と1円(+送料250円)で出展されているではないか。即決で購入を判断した。

 囲碁の歴史に始まって著者が西洋に行って囲碁の普及活動を行ったことや、コンピュータと闘ったこと、そして、「碁のある人生」で締めくくっている。確かに囲碁を全く知らないひとにとってはよく分からない話も出てくるが、少しだけでもかじった人間なら、その奥深さが分かるというものだ。

 私が特に面白いと感じたのは、江戸時代家元制度が確立し、本因坊家、安井家、林家、井上家の四家が切磋琢磨し合っていたことと、著者がコンピュータと闘かったことだ。

 家元制度の件については四家の争いがあったことは知っていたけれど、名人を巡るドラマがこんな凄い話だったのかということに驚いた。私は本因坊家が道策や秀策といった棋聖とも碁聖とも言われる人を輩出したので他家を圧倒していたと思っていたのだが、それ以外の時代には壮絶な死闘があったというから凄い。結局、幕府が囲碁界を後押ししたことが、20世紀末まで囲碁では日本が中韓を寄せつけなかったことにつながるのか。もっとも残念ながら現代は国を挙げて力を入れ、急成長した中韓を追う立場になってしまった。

 筆者とコンピュータの対戦では、人間を超えるものが出るのは”あと何百年か先だろう”と語っているが、この本が書かれてから27年経って、石田名誉本因坊がコンピュータに4子置かせて負けるところまで進化している。既に将棋ではプロ棋士も辛酸を舐める状況にありつつある中、囲碁も後10年ぐらいで人間を追い越してしまうのではないか?3年前に亡くなられた著者も当時は流石にここまで進化するとは夢にも思わなかったのだろう。技術の進歩を褒めるしかない。

 私は評論家ではないので、この本が名著かどうかを判断することは出来ない。ただ、高校時代に少しだけかじり、50歳になって、ちょっと本気でやってみようか?なんて思っている私にとっては囲碁の奥深さを十分に味わえた。何より、70歳で始めた人が1年で初段を取れたという話は、コンピュータソフトに平手ではなかなか勝てない私にやる気を維持させてくれることとなった。頑張ろう!

 

 

 

2013年7月11日 (木)

【PC遠隔操作事件】7/10検察側が犯人を特定する証拠なるものを出したけれど…

 昨日、PC遠隔操作事件起訴された片山被告が犯人であるとする証拠開示が行われた。記者クラブメディアは検察側の主張を大々的に取り上げ相変わらず提灯記事を書く。それに対して、ジャーナリスト江川紹子氏は弁護側の記者会見を元に、決定的な証拠がなかったという記事を書いている。どちらも同じ場所で取材を行っている筈なのに、視点を変えると見方はこうも違うものなのかと驚いてしまう。

 もう、おかしなことだらけ。結局、あれだけ騒がれた片山被告が猫に首輪を付けたという写真もなければ、FBIから提供された証拠もなかった。片山被告がどこでウイルスを作成したかも、いつ書き込んだかも定かではない。あったのは、片山被告がC#というプログラミング言語を使っていたという、派遣先従業員の検面調書と派遣先で使用していたパソコンに何らかの形跡があったということだが、これも彼だけが使っていたわけではない。そして、1月3日以前に「猫・首輪」「江の島」で検索していた形跡があること。その他にも”あやしい”という証拠を出しているようだが、それを裏付けるものがあるのかどうかもわからない。

 前から書いているように、私は片山被告が犯人であろうとなかろうと、何ら不利益を被るものではない。だけど、殺人事件でもないような今回の案件で、これだけの証拠をもって半年以上も勾留し続けるのは恐ろしいとしか思えない。彼は可視化されるなら供述に応じるとまで言っているのだ。なのに、それすら認めない、検察、そして、お墨付きを与える裁判所。自分達の筋書き通りでなければ、いつまでも牢屋に閉じ込めておくという卑劣なやり方をみれば、先日、国連人権委員会が「日本の司法は中世のようだ」と述べたのも無理はない。

 これだけの証拠をみれば、無理筋なのは明らかなのだが、自分達のミスは絶対に認めない検察のことだ、ひょっとしたら裁判所と話が出来ているのかもしれない。何といっても、陸山会事件では何の供述も証拠もないのに「4億円もらったのは推認できる」などというT裁判長のような賢い方達が裁くのだ。有罪になってもおかしくない。

 果たして裁判はいつからになるのか?そして、開示された証拠で陸山会事件以上の専任検察官達は、如何に理路整然と立証するのかが楽しみになってきた。まさか片山被告が捕まって以降は、同様の事件が起こっていないから?なんて子供騙しのようなことはできないだろう。いい加減、保釈してやれないのか?拷問は続く。

【追記】こんな裁判所、検察、警察批判を書く自分もブラックリストなんかに載ってしまって、将来的に怖い歯目に遭うかもしれない。本当に恐ろしい。

 

2013年7月10日 (水)

【合掌】吉田元福島第一原発所長の死とこれからの行方

 昨日、福島原発事故の全てを知る男、吉田元所長が亡くなった。まだ58歳だそうだ。死因は食道がん。頑なに東電や国は被曝との関係はないと言い続け、大手メディアもそれに批判しない。でも、大方の人はおかしいと思っている筈だ。

 東電なんて、自分達専用の病院まで持っていたくらいだから、社員に対して健康診断を怠っていたとは思えない。もちろんタイミングが悪かったのかもしれないが、がんの発見にこれほど遅れるのも腑に落ちない。あの交代も突如降って湧いたような感じだった。その後も脳疾患に罹ったらしい。元所長には全てを包み隠さず話して欲しかった。言葉とは裏腹に、東電及びこの事故で責任を問われている人達にとっては安堵の思いだろう。

 これで自分達の意のままに操れる大手メディアを使って、私のような庶民を騙せるわけだ。あくまでも津波が悪かった、津波対策が出来ていればこんなことにはならなかった。もはや原発事故は収束してますよ。何怖がっているんですか?経済の為には原発は必要不可欠ですよ。原子力規制委員会が作った基準を満たしていれば大丈夫ですよ…と

 東電幹部の願いが通じたのか、例年より2週間程度早くなった梅雨明け後は連日猛暑が続いている。柏崎原発の再稼働を目論む東電は、今年が猛暑になり、また電力不足を演出したかったのだろう。そのようなことを経産省にメールで送っていたのだから呆れ返る。今なお、数十万人の人達が元どおりの生活が出来ないのに、自分達だけは元通りのことをやろうとする。大手メディアはそれを後押しする。

 吐き気がするくらいおぞましい構図がまた展開していくのか?どうしたらこれを阻止できるのか?選挙で脱原発候補が多数を占めるしかないが、メディアの論調に簡単に流されてしまうのだから、多分、駄目だろう。行きつくところまで行くしかない。私は何とか生き延びてそれを見届けよう。

 吉田元所長のご冥福をお祈りします。

 

2013年7月 8日 (月)

原発の新しい規制基準が施行されたけど…

 今日、原子力規制委員会が策定した原発の新しい規制基準が施行され、4社10基の原発が検査の申請をした。正直言って新しい規制基準の詳しい中身は知らないが、ラジオのニュース(多分、元は共同通信)では、「福島原発の教訓を踏まえ作られた規制基準」と言っていた。もう、この時点でおかしいのは明白だ。

 第一、まだ福島原発は収束していないし、事故の原因もハッキリと解明されたわけではない。未だ、解けた燃料がどこにあるかもわからず、地下水からは高レベルの放射性廃棄物が検出されている。ただ、水をかけ続けて温度が上がらないようにしているだけではないか?なぜ、それが教訓になるのか?

 そして、私が頭にくるのは、規制委員会と政府の言い分だ。規制委員会は「我々は原発の安全を検査するだけであって再稼働は政府の判断」と言い、政府は「規制委員会が安全と認めたものは再稼働する」と言っている。結局、何かが起こった場合はどちらも責任をなすりつけられるということではないか?その後、尻拭いさせられるのは国民というわけだ。自分達だけ儲けて、何かあったらツケを国民に回す。鬼畜の所業と言っても良いだろう。

 そもそも原発の稼働は安全か否かではなく、核廃棄物をどう処理するのかというのが大問題なのに、そのことについてはどこのメディアも触れない。何か画期的な方法でも見つかったのか?日本のような地震多発地帯で、地層処理なんてあり得ないことは学術会議で結論が出た筈だ。高速増殖炉もんじゅも六ヶ所村の核処理施設も、その稼働の見込みが立たないのに、核燃料サイクルなんてあり得ない。もはや、素人を騙せるようなことではないのだ。

 今回の参院選は原発の是非も大きな争点になってしかるべきなのに、陰で暗躍する連中がきっといて、メディアを牛耳り、他に目を向けさせようとしているとしか思えない。何が「ねじれの解消」だ。

 もっとも、彼らはかつて私がそうだったようにB層と呼ばれる人達をコントロールする能力に長けている。悲しいかなB層と呼ばれる人達の多くは、記者クラブメディアの報道番組や新聞を熱心に読んでいるにもかかわらず、自分達がB層と軽く扱われていることも知らない。

 ネット選挙などと言っても、おそらく投票率は低いだろう。そうなると組織票の持つ党が圧倒的に有利だ。私自身は両親が天寿を全うしてくれれば、後は野となれ山となれで良いけれど、他の真っ当に生活している人達はそれでも良いのか?私の暗澹たる気分は拭えない。

2013年7月 7日 (日)

「パナソニック新型テレビ、民放各局がCM放送拒否(朝日新聞デジタル)」の記事を読んで思うこと

 パナソニックといえば、広告出稿料は日本でもトップテンに入る企業のはずだ。それなのに、民放各社がCM放送拒否というのは、この製品は彼らにとって余程都合の悪いものなのだろう。

 まあ、テレビとネットが一緒に観られてしまえば視聴率も曖昧になるし、普段ネットなんて興味のない方々に対してネットへの窓口を広げることになるから、都合が悪いのかもしれない。報道番組などで広告代理店御用達のコメンテーターがもっともらしいことを言っても、ネットを見たら違う意見もあることが分かってしまう。

 テレビはグローバリゼーションなるものを我々国民に喧伝しているのに、こういうことになると我田引水、ガラパゴス化しようとする。自分達の利益が減る可能性が高いからって、正直に言えばいいのに、自分達が正しいかのように「視聴者が放送番組とネット情報を混同するおそれがあるとして、…」などというコメントを加える。

 テレビ番組の視聴率が落ちているのは番組自体の魅力が無くなってきているからであることを認めようとしない。悪いのは他メディアのせいというようにしか聞こえない。何でも、自分達の思うようにいくと思ったら大間違いだ。こんなことを続けていけば、テレビ離れに拍車がかかることだろう。

【追記】よく考えたら、CM中にネットに移行されることが広告代理店やテレビ局にとっては非常に都合が悪い。

2013年7月 5日 (金)

柏崎刈羽原発の再稼働要望だと!?…面の皮が厚い東電を何とかできないのか?

 今日、東電の広瀬社長が柏崎刈羽原発の再稼働申請の承認を得るために、新潟県に行き市長や知事と会談した。当然の事ながら、話し合いは物別れに終わった。福島原発の事故で今なお、数十万人の人が流浪生活を余儀なくされ、満足な補償すら受けられない状況を見れば明らかだ。そんなに再稼働したければ、福島を元通りにしてから、というのが他人の立場に立って考える真っ当な人の意見だろう。

 自分には理解できないけれど、”電気がなければ、困るだろう?だったら俺たちに従えよ!”。電力会社なるものは自分達の利益が優先であって、生活に苦労している人は平気で切り捨てる連中としか言いようがない。もう、あの事故から2年経って、少なくとも関心のある人は分かっている筈だ。電力不足が嘘だったことも、核燃料サイクルが破たんしていることも、原発は安全云々より核廃棄物の処理が決まっていないことも。

 過去から今に渡って、電力会社から多額の献金を受けている自民党が政権をとっているのを良いことに、これ見よがしに再稼働してしまおうというのがよく分かる。高速増殖炉もんじゅや六ヶ所村の再処理工場に稼働の目途が立たないのに、未だに核燃料サイクルが破綻したとは言わない。儲かるんだろうね、原子力は。

 何といっても治外法権が確約されている。経営者の罪は問われないし、事故を起こした当事者が、事故収束の主導権を握っている。悪い情報は極力後回し。出すときは、国内外で大きな事件が起こった時を狙う。大手メディアは金欲しさに、東電の発表を独自検証することなく、小さく報道するだけ。こんな不平等があってもいいのか?

 今回は、泉田新潟県知事が毅然とした態度をとったから、東電側は一応、引き下がったが、原子力村の連中は何を仕掛けるか分からない。儲けるためなら人の命など何とも思わない連中だ。泉田知事の身辺がとても気になる。そのうち、どこかのメディアを使ってスキャンダルを作ることだってあり得るから怖い。

 ただ、悲しいことに、こうした原子力村の横暴を止める一つの手段である今回の参院選も、メディアは与党有利を喧伝し、真面目で従順な人達はそれを信じてしまう。結果が見えた選挙に行かない人も多いだろう?終ったな、この国。後は事故が再び起こらないように祈るのみ。

2013年7月 4日 (木)

【参院選公示】メディアが勝手に争点を決めるな。

 今日、参議院議員選挙が公示された。今回から選挙活動にネットの利用が認められたのでネット選挙などとも呼ばれ、早速、ツイッターのタイムラインも賑やかになってきた。これで若者が選挙に関心を持ち投票率が上がることに期待したい。

 しかし、選挙ごとに毎回語られる”選挙の争点”、これが今回メディアが垂れ流ししているのが、「ねじれ国会を解消するかどうか?」だ。何のことはない、自公が掲げる争点を通信社がそのまま流しているに過ぎない。だけど、テレビ、ラジオ、新聞などで大々的に取り上げれば、その流れになってしまう。本当に恐ろしい。

 そして、毎回選挙前、選挙中に行われる世論調査で、選挙がつまらないものになる。受け身的な人にとっては自分が投票に行かなくても同じじゃないか?と勘違いしてしまう大きな原因だ。もっとも、選挙に関心がない最大の理由は、「どこが勝っても同じだろう?」ということではないかと、思う。

 「ねじれ国会の是非」と言われたら、そりゃあ、ねじれていない方が法案はスムーズに通るし、物事がサクサク動くような気になる。それがどんなに悪法だって通ってしまう。多くの法案を作成する官僚はホクホクだ。そう考えると、彼らにとって、一番のメリットは投票率が低くなって組織票のある自分達の味方が勝ってくれることではないか?

 ただ、悲しいことに私と同じ負け組と呼ばれる人の方が、選挙に行かないのだ。世の中に不満はないのか?今のまま勝ち組の人達に骨の髄まで搾り取られる人生で良いのか?先達たちが勝ち取った選挙権をそんなに簡単に放棄して良いのか?

 確かに、変わらないかもしれない。でも、何らかのアクションを起こさなければ何も変わらない。自分の考えている要望に出来るだけ近い人を選ぶしか方法はない。自分自身が争点を決めることが大切だ。少なくともB層から脱却した私はメディアに踊らされるようなことはしないことに決めている。

2013年7月 2日 (火)

米国による在米大使館盗聴問題、日本政府はせいぜい「遺憾の意」で済ませるんだろうなぁ(笑)

 アメリカの国家安全保障局が個人情報取集活動を行っていると暴露したスノーデン元CIA職員が、在米大使館でも盗聴行為を行っていることも暴露した。欧州各国はアメリカに対して非難しているが、日本政府は”冷静に対処”などと、アメリカの顔色を伺っているのには情けないとしか言いようがない。

 これをもってしても”同盟国”なんていうのは二枚舌もいいとこなのはよく分かる。本来なら、この問題が報道の中心になっても良い筈なのに、この国ではフィギュアスケート安藤美姫選手の出産問題がトップなんて、終わっているとしか言いようがない。

 アメリカ中枢の頭にあるのは自分達が何でもコントロールしてやろうとする意図がミエミエではないか。いい加減、アメリカ追従を見直すことはできないのか?別に敵対視しろと言っている訳ではない。本当の意味での同盟国を模索すべきということだ。

 もっとも、安倍さんがアメリカに冷遇されていて、何とか関心を引こうとおべっかばかり使っている状況では、強い非難など出来ないに決まっている。この国のメディアも既にアメリカに牛耳られてしまっているから、通り一遍の報道で終わってしまう。そして、国民はNHKの言うことは聞いてしまうから、これが大した問題ではないと思わされてしまう。

 私自身はメディアの報道に踊らされないように心掛けているが、そんなことを公言すれば、ほとんどの人から馬鹿にされる存在でしかないだろう。おそらく、こんなことがあっても参院選の投票率は60%超えないだろう。私自身若くはないし妻子もいないのだから、もう、行きつくところまで行ったらいいような気分になっている。厭世的な気分が抜けない。

 

 

2013年7月 1日 (月)

今日は、やはり各メディアが富士山、富士山…

基本的にテレビは観ないのだけど、ラテ欄だけはチェックしてしまう。予想していたこととはいえ、今日は各局富士山生中継をやっている。おそらく新聞各社も登って写真撮ったりしているんだろう。こういう横並び報道を見ていると、もはや滑稽としか思えない。

 先日、富士山が世界文化遺産登録されて、山開きの日は登山者が殺到することを予想して、その賑わいを伝えようとするのは分からないでもないが、何も生中継することでもあるまい。テレビ局側としては余程視聴率が取れると踏んだのか。向こうがやるならうちもなんていう感覚で横並びになってしまったのかもしれない。でも、来年は恐らく中継なんてないだろう。とにかく人の気を引くような時だけだ。

 そう思うと、考えすぎかもしれないが、メディアに馬鹿にされている気分になってしまう。B層にならないように、連中の作ったものに安易に左右されないように注意しよう。…またもやメディア批判になってしまった(笑)

 

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