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2013年8月

2013年8月31日 (土)

国内外で重要な問題が起こっているのに…国会より五輪招致?

 国内では福島第一原発の汚染水流出問題、国外ではシリア問題が緊迫しているというのに、日本の国会は閉会中だ。安倍内閣が臨時国会を召集するのは10月中旬だという。外交日程が立て込んでいるのだそうだ。それに、汚染水問題を今取り上げると、東京五輪招致に支障が出かねないなんて報道しているメディアもある。

 確かにシリア問題に関しては、同盟国?の日本はアメリカに楯突くことは出来ないし、直接日本が行動するわけでもないから、アメリカに対して”ヨイショ”しておけば良いだけだ。日本から遥かに離れた中東で、今まで以上に大勢の人が亡くなる可能性があっても、”サダトが悪い”と口だけで済むのだ。もっとも、その裏では、またぞろ、返還される見込みがほとんどない米国債でも買って、間接的に支援するのかもしれない。情けない。

 ところが汚染水問題は違う。日本の記者クラブメディアは籠絡出来ても、海外のメディアは騙せない。それが証拠に、NHKでさえ、国外向け放送に関しては放射能問題の危惧を伝えている。五輪招致に関心を向けさせ、極力、負の情報は抑える。いや、規制委員会や東電の流す情報を何ら批判することなく垂れ流すのみだ。自分達独自の取材報道なんて、ほとんどない。

 今日、猪瀬東京都知事が意気揚々と五輪招致決定会場のあるブエノスアイレスに向けて出発した。あの顔を見ていると、欲の塊のような気がして嫌悪感を抱かずにはいられない。今さえ良ければ、自分達さえ良ければ…、この国のトップ連中は皆、こんな輩に成り下がってしまったのか。終わったな、この国。

2013年8月30日 (金)

イギリスをアメリカの”犬”だと思ってたことを素直に反省。

 【シリア介入 英が断念 政府動議下院否決 米は「単独」辞さず】http://bit.ly/15oRXvQ 今朝、このニュースを聞いて、”さすが民主主義が浸透している国は違うなぁ”と思った。ただ議会の承認がなくても実行できる軍事行動なのに何故採決を行ったのだろう?

 キャメロン首相はよほど自信あったのか、それとも、イラク戦争のようになった場合、自身への非難を恐れたのか?真意は掴めないが、与党が多数を占める中、造反する議員も多く否決されてしまった。でも、キャメロン首相を少しだけ素晴らしいと思ったのは、「議会の意思を尊重して軍事介入には踏み切らない」と公言したことだ。

 私の印象では、イギリスはアメリカの言うことなら、まるで忠犬ハチ公のように従順だったが、今回は違った。前回の轍は踏まないとばかりに反対する議員が多かった。盟友関係とは言えども、国民の意思に反してまで、追随出来ない姿勢をとった。これぞ対等な関係ではないか?

 一方、同盟国の日本はどうだろう。アメリカの言われたことは忠実に守るばかりか、それ以上に、アメリカのご機嫌を窺って、確固たる証拠が示されないのに「アメリカ万歳」とばかりに「軍事行動やむなし」という発言が飛び交う。とても恥ずかしい。

 実際には犠牲者が出てしまうので最善ではないのだが、建前上は国連決議を経なければ、軍事介入は駄目だろう。まずは停戦に向けた取り組みが出来ないのか?あるいは停戦監視団とかは送れないのか?大量に発生してしまった難民への支援を行えないのか?もはや祈るだけしか出来ないのか?同じ人類の一員としての憂慮は続く。

【追記】8月30日夜、日本はアメリカの軍事介入に対して、「支持」表明は行わないように調整しているようだ。もっとも、これから先、どうなるかは分からない。

2013年8月28日 (水)

ヤクルトのバレンティン最速50号でホームラン日本記録更新なるか?

 王貞治現福岡ソフトバンクホークス会長が昭和39年に年間ホームラン記録の55本を樹立してから49年、いよいよその記録が破られる時が近づいている。ヤクルトのバレンティンが昨日2本のホームランを放ち、最速で50号に到達したからだ。これまで、55号という記録はなかなか超えられなかった。世界の王さんを超えることは許さないというような呪縛でもあるのか?

 並んでいるのはタフィーローズ(近鉄)とカブレラ(西武)、1本差でバーズ(阪神)、いずれも超えることが出来なかった。もちろん打者に運がなかったと言えばそれまでだが、シーズン終盤に露骨な敬遠が行われたことも、この記録を破れなかった大きな要因だ。

 ホームランだけにあらず、個人タイトルが掛ってくると、消化試合に於いては露骨な妨害工作が行われる。プロ野球界の醜態だ。正直言って、見たくも聞きたくもない。こんなくだらないことをやるなら、優勝チームが決定した時点で、その後の試合は行わないか、あるいは、クライマックスシリーズ出場チームが決定した時点で、レギュラーシーズンを終了してしまえばいい。とさえ思える。興行収入の問題があるのかどうかは分からないが、消化試合ぐらいつまらないものはないと考えるのは自分だけではないだろう。

 そう振り返った後で、今年、バレンティンがホームラン日本記録更新なるかどうかだが、大怪我でもしない限り、達成する可能性が高い。何せ、まだ残り試合が30試合以上もある。そして飛ぶボールへの回帰。まだ優勝争いもマジックが点いたり消えたりしている状況だし、3位以下のチームには、どのチームにもクライマックスシリーズ出場のチャンスがある。記録阻止のために露骨な敬遠なんてしていられる場合ではないのだ。

 サッカー人気に押されて、プロ野球人気はあまり芳しくない状況が続いている。これでまた、敬遠合戦なんかをやれば、衰退に拍車がかかる可能性が高い。最後の最後まで真剣勝負になることを願う。

 

2013年8月27日 (火)

もし軍事介入に踏み切ったら、オバマ大統領のノーベル平和賞は剥奪すべき。

 シリア情勢が混沌としてきた。サダト政権が化学兵器を使用した疑いは強いように思える。なぜなら反政府組織が化学兵器をどうやって手に入れたのかが理解できないからだ。

 しかし、なにせ反政府組織を支援しているのはアメリカを始めとした西側諸国だ。私達、日本人がニュースとして知るのは、西側諸国のメディアからもたらされる情報だから、ある程度は差し引いてみないといけない。

 化学兵器使用というレッドラインを踏んでしまったことで、アメリカは軍事介入に向おうとしている。イギリスもフランスもやる気満々のようにみえる。国連ではロシア、中国が反対しているから、正義の名の下に派兵するのかもしれない。

 確かにシリアのニュースを聞くにつれ、もはや解決できない状況になってきている。まさに泥沼だ。シリア軍の横暴さもさることながら、反政府軍は他国からきたスラム原理主義者達が仕切っているとも言われている。

 それに軍事介入して儲かるのは、アメリカの軍需産業という側面があるから、何が正義なのかさっぱり分からなくなってくるのだ。ただ、確実に言えることは、アメリカが軍事介入すれば今以上の犠牲者を出すことだ。また、罪のない子供達が死んでいく。もう言葉にならない。

 もし、オバマが軍事介入に乗り出すなら、2009年に受賞したノーベル平和賞は剥奪してしかるべきではないのか?まさかシリア国民を救うには、軍事介入以外にありえないなんて、スピーチするのかな?

 個人的には、とにかく犠牲者が出来るだけ少ない方法で、この問題を解決して欲しいと願うばかり。

2013年8月26日 (月)

「紛争解決条項、新興2国が反対 TPP交渉、米と深い溝」(東京新聞)の記事を読んで思うこと。日本は賛成なのか?

 ISD条項、まともな国家なら反対して当然だ。東京新聞の記事には日本の立場が示されていないけれど、どうなっているのだろう?民主党政権時代、自民党の佐藤ゆかり議員が、このISD条項の問題点を野田首相に質問して、タジタジになっていたではないか?

 最近ではTPPという言葉を聞くだけで虫唾が走ってしまう。企業が国を訴え、それをアメリカにある機関が裁く。しかも、アメリカの企業が提訴したものは通るが、他の国が訴えた者は通らない。企業利益の追求のためなら、その国の憲法さえ上回ってしまう恐ろしい条項なのだ。全くもって不平等なのだ。TPPに賛成している国民はこの事実をどこまで知っているのか?

 もちろん、アメリカに牛耳られている日本の大メディアでは全くと言っていいほど、このことは伏せられている。御用ジャーナリストがTPPを礼賛するばかりで、こうした国の制度そのものを壊す仕組みがあることを大々的に言わない。そういう危険がありながら、この交渉が内容を秘密にしていることすら”おかしい”とは言わない。流れてくるのは、関税云々ばかり。

 TPPに関する本を一冊でも読んだ人なら、TPPというのは関税だけの問題ではなくて、非関税障壁撤廃という、何が何でもアメリカ企業が潤うような仕組み作りなのだということが分かるはずだ。もう遅いかもしれないが、国民の多くがこの暗黒条約の真実を知って自民党議員に圧力をかけ、批准させないようしないといけない。TPPは知れば知るほど、恐ろしくて、暗澹たる気分になる。

 

2013年8月25日 (日)

果たして人類に、この原発事故を収束させることができるのだろうか?

 先日、東電が、福島第一原発の汚染水タンク漏えいを認めた。約300トン。標準的なプール一杯分だという。世界の大手メディアでは大々的に取り上げられているようだが、当事国の日本では、”大人の事情(笑)”が働いているのか、東電発表を多少盛って報道しているのみだ。

 怖いのは、今回漏えいしたタンクと同じものが350基もあることだ。同様のことが起こりかねない。ただ、さすが大本営というべきか、昨夜緊急記者会見を開いて、漏えいしたタンクは使いまわしたものだと発表した。”このタンクが特別に駄目だっただけで、他は大丈夫ですよ。”という刷り込みとしか思えない。

 もはや東電を嘘つき呼ばわりしたり、非難してももうどうにもならない。昨日、文化放送の鈴木敏夫デスクが言っていたが、東電は電力会社であって、水処理の会社ではないのだ。もちろん、この分野に関しては大手ゼネコンが入っているのだとは思う。しかし、今日の毎日新聞の取材記事【汚染水漏れ:「タンク、金かけず作った」協力会社会長証言】http://bit.ly/157Dkgg にもあるように、安全よりコストを優先したのに違いない。

 そもそも汚染水は浄化して再利用するはずだったのに、何故、こんなことに至っているのか?おそらく地下水が大量に流れ込んでしまったため、浄化が追いつかないか?その辺がさっぱり分からない。いずれにしても、メルトダウンした燃料が完全に冷える間、無尽蔵にタンクを作り続ける訳にもいかないのだから、いずれ破たんするのは素人にも分かる。

 となれば、結局は海に流すことになる。最初は日本独自で決めた基準値以下のものを流すのだろうが、そのうち、それでも手が回らなくなってしまう可能性も否定できない。そうなると、ドイツの研究機関が発表したように太平洋は放射能で汚染され尽くす最悪のシナリオとなる。

 少なくとも東電だけにこの事故処理を任せておくのは無理だということは、誰にでも分かる。世界中の叡智を集めて対処しなければならない時期にきている。でも、それで本当に解決できるのかは疑問だ。根本的にやらなければならないのは汚染水の処理ではなく、メルトダウンした核燃料の隔離なのだ。スリーマイル島の事故とは桁が違う。その経験則が通用するのか?

 こんなことを考えていると、暗澹たる気分になってくるけれど、私の危惧とは裏腹に、大手メディアは「五輪招致、頑張ろう!!」だから、拍子抜けしてしまうのだった。

 

 

2013年8月24日 (土)

いつまで続ける?日テレの24時間テレビ。

 今年も日本テレビの24時間テレビが始まったようだ。30数年くらい前、友達に誘われて一度は武道館に行ったことがあった。チャリティという意味がよく分からず、多くの人が小銭を瓶に入れて持って行ったのに、私達は、ただ、芸能人見たさに行ったようなもんだ。それでも良く見えず、混雑する人をヨソ眼にスゴスゴと帰って来た。あれなら、ボランティアでもした方がまだマシだった。

 ただ、大人になってからはほとんど見ていない。様々な企画に真剣に取り組む芸能人や障害者達は素晴らしいとは思うが、24時間の番組を作るためにどれだけのお金が掛っているのだろう。確かに障害者支援を世間に訴えるという面では良いことなのかもしれないが、何もイチイチ莫大な製作費をかけて、その半分にも満たない募金を募る意味があるのだろうか?

 そして、視聴率稼ぎの為に24時間マラソンなどを始めた。普段、走ったこともない芸能人を、こんな酷暑の時期に長距離、長時間走らせる。頑張っている姿は皆応援するに決まっている。純粋な応援メッセージが空しい。基本的に出演している芸能人は報酬に繋がるのだ。一説には誰々がうん万円などと言われているが、仮にお金をもらっていなくても、好感度は高まるのだから、潜在的な報酬は高いと言えるのではないか?

 もっとも、「やらないよりやる偽善」ということも良く言われる。それなら、何で一念で一度だけなのだ?毎日、小出しにやれば良いじゃないか?個人的には、この番組は日本テレビが、さも弱者を大事にしますよ~♪というイメージを植え付けさせるための手段であるようにしか思えない。ひねくれいているだろうか?

 まあ、この戦略に嵌っている人達は、こうした私の批判も耳にかさない。逆に、”冷たい人だね”と言われるのがオチだ。少なくとも、多くの人に影響を与えるメディアならば、障害者自立支援法の卑劣さ、後期高齢者医療制度の問題等を大々的に取り上げて、政府を追及しても良いだろう。見てないから分からないけれど、そんなことやっているのか?障害者を自立できなくしているのは政府の愚策からだろう。

 芸能人に釣られた人達から、金を巻き上げるのではなくて、予算の無駄使いを削減すれば、そんな金は容易に出てくるよ。この番組が終わるのは、多くの人達がこの欺瞞を批判的に捉え、視聴率を激減するしかない。

 【追記】今日は心が乱れているので、支離滅裂になってしまったかもしれない。でも、どうしても発散したいんだ。

2013年8月22日 (木)

シリア毒ガス兵器使用で1300人超の死者。国連がすぐ動くべきだ。

 シリアの内戦は泥沼の状況になってきた。アサド政権は否定しているものの、毒ガス兵器で1300人超の方が亡くなった。その映像はユーチューブにアップされているが、床に並べられた遺体もさることながら、まだ苦しんでいる子供の様子も映っていて、正視に堪えない。でも、これを観なければ、戦争の悲惨さが分からない。

 シリアでは内戦が始まってから何人の人が死んでいるのか。とても想像できない。多方面からいろいろな情報を得ると、果たして、体制派が正しいのか、反体制派が正しいのか、さっぱり分からない。ただ、この戦闘によって、多くの子供達が犠牲になっていることは確かだ。何の罪もない子供達がいとも簡単に殺されていく。

 このシリア内戦を見ても分かるように、戦争というのは人を狂わせる。現場レベルでは、やって良いこと悪いことなんて関係ない。とにかく自分が助かるためには相手を殺すしかない。平常時なら大罪だが戦争時は当然の行為だ。

 それにしても国連は何をやっているんだ。シリア内戦は少なくとも2年前ぐらいから始まっていたはずなのに、仲介に乗り出しているのかさえ分からない。素人考えだが、ここぞとばかり国連軍を投入し、この悲惨な闘いを中止に追い込むことは出来ないのか?

 日本ではニュース自体も少ないし、アメリカ寄りの報道だけが流される。日本にはジャーナリズムがないのか?シリアでの戦闘がこれ以上、続かないことを節に願う。

 

2013年8月21日 (水)

秋田書店の「読者プレゼント水増し」騒動について思うこと

 よくテレビやラジオなどで、「賞品は発送をもって、発表に代えさせて頂きます」という言葉を聞く。私は昔から他人を黙って信用する方ではなかったので、こういう方式なら、いくらでも水増しできるなぁとは思っていた。もちろん、当選者を全て発表していたら放送時間内に終らないこともあるから、仕方がない。視聴者・聴取者とメディア側との信頼関係が、この方式を是としているのだ。

 今回、秋田書店のプレゼント水増しが報道された時、「やっぱりな。」と思うと同時に、似たようなことは他のメディアでもやっているのかもしれないと疑ってしまった。こんなことは内部通報者がいなければ、絶対に分からないのだから。個人的には、こんなことは氷山の一角に過ぎず、あえて問題意識は持たなかった。

 ところが今日になって、内部通報者が解雇されていたことを知って驚いた。しかも、この解雇記事を書いた毎日新聞に対して、秋田書店側は反論している。内部通報者自身が景品の搾取を行っていたというのだ。果たして、どちらの言い分が正しいのか、もう訳が分からない。

 ただ確実なことは、秋田書店がプレゼントの水増し自体は認めたことだ。これだけでも読者への裏切り行為であることに違いはない。そして、解雇理由が毎日新聞の報道通りであれば、会社へのダメージは計り知れない。

 最初は秋田書店を非難するつもりで書き始めたのだが、途中、いろいろ調べていくうちに、混沌とした状況になってきた。こればかりは推移を見守るしかない。いずれにしても、この件についての全容解明を期待する。

2013年8月20日 (火)

「甲状腺がん確定の子ども18人に 福島県調査、原発関連は否定的」(共同通信)の記事を読んで思うこと。

 この連中はいつまで白を切りとおすつもりだろう?http://bit.ly/14wLmjn 検査結果が公表される度に甲状腺がんの子供が増えていく。それなのに原発とは関係ないと言う。せめて、「原発事故の影響も考えられなくはない」といった2重否定という姑息な手段も使えないのか。

 福島県立医大と言えば、ミスター100mSvで有名な山下俊一氏が副学長を務めた大学だ。調べてみると、今は長崎医大に戻り、福島は非常勤のようだが、結局、彼の下の教授は皆、彼に染められてしまったのか?あるいは、文科省の圧力に屈してしまったのかもしれない。

 何度もブログで書いているけれど、こういう識者が原発事故と関連があるなんて述べれば、莫大な賠償金が発生する恐れがあるのだから、確固たる証拠がない限り、死ぬまで「原発事故とは考えにくい」と言い続けるだろう。個人的には人間性が欠如しているとしか言いようがない。

 こんな大学や政府、並びに東電の言っていることを信じられるなら信じれば良い。今、この連中のやっていることは、太平洋戦争中の大本営と同じだ。我々大人は、この連中にそそのかされてしまったのだから仕方ない面はある。しかし、将来ある子供達には、今以上の重荷を背負わせてはならないと思うのだが、呑気に夏休みを10日も取り、ゴルフ三昧された偉い方には馬耳東風なのかもしれない。腐った国に成り下がったものだ。

2013年8月19日 (月)

アルバイト店員の悪ふざけ写真投稿について思うこと

 最近、飲食店やコンビニのアルバイト店員が、業務用冷蔵庫に入っている写真や、食材を弄っている写真をSNSに投稿していることが問題になっている。店舗には批判が殺到し謝罪せざる負えなくなるばかりか、閉店に追い込まれたものもあるから、店側としてはかなり深刻だ。損害賠償を検討しているところもあるという。

 彼らには”こんなことをすればどんなことになるか?”という想像力を働かせる前に、ネット上で”いかに目立つか?”ということにしか考えが及ばないのだろうか?しかも、一件だけではない。その後も連鎖的に発覚している。

 そもそも問題になった店舗のほとんどがチェーン店だから、おそらくは従業員マニュアルがしっかりあって、それなりに従業員教育はされている筈だ。それなのに、何故?こういうことが起きるのだろう?いろいろ想像してみるのだが、先に上げた「ネット上で目立ちたい」ということに行きついてしまう。

 お店に不満があり、その報復措置として、こういう行動に出たのではないか?とも考えてみたが、それなら、犯人が自分だと分かるような真似をするわけがない。それに、とある事件では「こんなに大事になるとは思わなかった」という証言もある。やはり、単なる悪ふざけで目立ちたいという動機なのかもしれない。

 でも、今回の報道で、こんな単純なことが店の信用を失墜させてしまうのが分かってしまうと、今度は、これを逆手にとって悪用する連中が出てくるかもしれない。何せ、昨今の不況は若い人達にも相当ストレスが溜まっている筈だ。自暴自棄になってしまう人達がいないとも限らない。店側は戦々恐々だ。

 こうしたことを防ぐには、従業員満足度を高めて、店への忠誠心を向上させることが一つの手段だ。特にサービス業にあっては、たとえアルバイト店員であっても、店にとっては重要な人材なのだということを、ハード面(賃金、労働時間など)、ソフト面(従業員教育、ミーティング、飲み会など)から植え付けなくてはならない。

 新自由主義が跋扈するようになって、従業員を単なる「労働力」とさげすむ風潮が続けば、もっと酷いことになる可能性があることを認識しておくべきだ。人間は機械じゃないんだということを忘れてはならない。

【追記】彼らの行動を肯定している訳ではありません。

2013年8月18日 (日)

どのメディアも騒がなくなった”電力不足””節電”。今こそエネルギー政策見直しのチャンスでは?

 今日も暑かった。私はほとんどテレビは観ないけれど、今年は「電力不足」や「節電」という単語を聞かなくなった。それどころか、熱中症にならないように「適度にエアコンをつけましょう」という表現が多く聞かれるようになった。

 原発事故後、相変わらず、東電管内では原発も動いていない。新しい発電所が出来たという話も聞かない。それなのに2年前のような大騒ぎにもなっていない。それもそのはず、今日の3時頃の電気使用率は81%だった。

 他の電力各社の様子も少し見てみたけれど、九州電力が88%ぐらいで、その他の地域はもっと余裕がある。もちろん、今日が盆明けの日曜日で会社がほとんど休んでいるということもあるけれど、盆前の時の資料を素人目で見ても、危ないと思われる日はなかった。電力各社の需要予測精度は高く、それに見合う量の電力をしっかり供給していたのだ。

 さすがに原発事故後、3回目の夏を迎えても関西以外の地域では電力不足にならなかったのだから、どんなに大手メディアに心酔している方々でも、「今までの電力不足PRは何だったのか?」と気がつくことだろう。

 ただ、彼らは頭がすこぶる良いから、今は電気料金の値上げを着実に進めることで、我々庶民に原発の必要性を訴えている。これだって、電力会社特有の総括原価方式を相変わらず採用し、原料の買い付けなども従来通りのままであれば、必然的に上がらざる負えないのは素人の私でも分かる。

 競争原理が働けば、もっと安くなってもおかしくない。電力会社を選べる地方自治体や大企業は一般家庭よりはるかに安いではないか?それが証拠に、今、「電力料金の値上げで困って困ってしかたない」「生産性がガタ落ちだ」なんて言っている大企業をほとんど聞かない。

 それどころか中部電力なんて、PPS(特定規模電気事業者)を買収して、都内で電力を販売しようとしている。やろうと思えば、いくらでも柔軟に対応できるだけの能力はあるのがよく分かる。

 もちろん、今の火力発電所だって老朽化したものもあるだろうし、輸入に頼る原料費も安くなるとは限らない。だから、今は何とかこの状態で乗り切りつつ、高効率のガスコンバインド発電所の建設や自然エネルギーの推進、スマートグリットなどの効率の良い送電システムを推進していくことによって、原発から撤退していくことがあるべき姿勢なのではないかと思う。

2013年8月17日 (土)

エジプトがシリアのようにならないことを願う。

 エジプトが今、内乱の危機に陥っている。2年前、30年間にも及ぶムバラク政権を倒し、民主的な方法でムルシ大統領が誕生したのにもかかわらず、軍事クーデターが起こり、臨時政府が実権を掌握してしまった。あの革命は何だったのか?ムルシ支持派が怒るのも無理はない。

 日本の報道を見ていると、軍事クーデターを起こした側が正義で、イスラム側(ムスリム同胞団側)が悪のような印象を受ける。しかし、エジプト出身のタレントフィフィさんのツイートを読む限りそうではない。デモを行っている側は丸腰で、それを武装勢力が虐殺している構図だ。そして、背後にはやはりアメリカの影がチラつく。

 おそらく臨時政府側は大規模な鎮圧に乗り出してでも、自分達に盾突くものは排除していくだろう。それに対してムスリム同胞団側は徹底抗戦を呼びかけるに違いない。内乱は必至だ。最悪、シリア情勢のようになりかねない。国連は一体何をしているんだ?シリアに続いて、エジプトも内乱に陥るようなことになれば、今以上に、中東地域のバランスが崩れるぞ。下手をしたら、第三次世界大戦になりかねない。

 今回のデモ鎮圧でも一説には1000人もの死者が出たようだ。人間は他の動物と同様、殺し合わないといけない動物なのか?理性や知性といったものは、こういう状況になると失われてしまうのか?もはや誰も止めることができないのか?悲しくて仕方ない。

2013年8月16日 (金)

<はだしのゲン>松江市教委、貸し出し禁止要請「描写過激」(毎日新聞)の記事を読んで思うこと

 今日、私のツイッターのタイムラインには、この件でのツイートが多い。<はだしのゲン>松江市教委、貸し出し禁止要請「描写過激」(毎日新聞)http://bit.ly/1dcI8Zl 

 正直言って、私は「はだしのゲン」というタイトルと原爆のことを描いた作品だということは知っているが、読んだことがない。だから、松江市教育委員会が「過激描写あり子供には不適切」だと判断したことについてを批判することはしない。ただ、私が危惧するのは、これが言論統制に繋がりかねないからだ。

 この作品が、もともと有害図書扱いであったのならいざ知らず、もう数十年前からあるもので、しかも、戦争の悲惨さを伝えるために外国語にも翻訳されている。そもそも市議会だって置くことは認めているではないか。こういう背景を覆すだけの新たな理由があったのかが疑問でならない。

 戦争や原爆を扱った作品を購入してまで読もうとする子供達がそんなに多くいるとは思えない。だから、図書館に置いてあるのだろう。今は漫画すら読まれなくなっている時代なのに、それでもこの作品に手を出す子供がどれくらいいるか?推薦図書でもなんでもないのに、貸し出し禁止にする必要があるとは到底思えない。

 おそらくは記事にある市民の圧力に屈してしまったのだろう。揉め事になるくらいなら、もっともらしい理由をつけて閉架してしまった方が良いということなのではなかったか?この経緯については、しっかり説明してもらわないといけない。

 あの戦争だって、いきなり始まったわけではない。軍部がメディアを使って徐々に世論を一方的なものにしていった。反対する者はパージしても構わないような空気を醸成した。あの過ちを繰り返さないというなら、情報の多様化を失ってはいけないのだ。

 明日以降、この話題がどれくらい報道されるか分からないが、一部の人間による情報統制の怖さを認識して欲しい。

2013年8月15日 (木)

終戦の日。過ちを繰り返さないために自分が心掛けること。

 今日は「終戦の日」。もっともこれは日本が一方的にポツダム宣言を受け入れた日であって、ミズーリ号の艦上で重光外相が降伏文書に調印した9月2日が正しく、しかも敗戦の日なのだ。これは昨年、孫崎亨氏の「戦後史の正体」で初めて知った。恥ずかしい限りだ。

 私の両親は存命しているが、まだ子供ながらこの日を直に体験している。少し前までは戦争中のことを聞かされるのが嫌で嫌で仕方なかった。玉音放送は何を言っているのか分からなかったらしいし、ただ、周りの大人たちが「戦争が終わった。負けたんだ」というところしか記憶に無いようだ。それよりも食べる物がなくて困ったことの方が大変だったと聞かされている。

 戦後68年経って、確かに経済は格段に良くなりGDPで中国に抜かれたとは言え、世界第3位の座にいる。ところが私を含めて多くの人達が「幸福感」を味わえないでいる。とにかく「ゆとり」が感じられない殺伐とした世の中になっているように思えて仕方ない。

 太平洋戦争では310万人もの人が亡くなった。サイパンが陥落した段階で降伏していれば、ここまで酷いことにはならなかった。ところが大本営は「本土決戦」などとメディアを使って喧伝していった。その結果、東京大空襲、広島、長崎の原爆を許してしまったのだ。

 当時は、メディアといえば、新聞かラジオだった。ラジオでさえ庶民には手が届かなかったから情報収集手段は新聞か、回覧板、あるいは口コミだったのかもしれない。国民はおかしいと思いながらも口には出せず、ただ大本営の言うとおりのことに従うしかなかった。

 ところが今はインターネットの普及で、私のような庶民でもこうして、おかしいことはおかしいと発信することが可能になった。同じように思っている人達もいることが分かっている。それだけが唯一の救いといえるだろう。

 ただ、今の政権与党は様々な角度から規制しようと目論んでいる。簡単に人権侵害にされてしまうような法案が着実に通ってきている。国民を管理し、一部の連中が好き放題に出来るかもしれない。法律が決まってからでは遅いのだ。少なくとも私自身はいろいろな角度から物事を判断するようにしよう。そして、おかしいことはおかしいと言おう。ささやかだが、それが自分に出来ることなのだから。

 

2013年8月13日 (火)

マクドナルドの2期連続減収減益と消費増税について思うこと

 マクドナルドが2期連続減収減益になるという。基本的な要因は販売単価を上げたために客単価は増えたが客数が減少したことらしい。これをみれば、政府がメディアを使って好景気を煽ろうが、消費者心理は未だ不況時と変わらないということなのではないだろうか?庶民の所得が上がっていないのだから当たり前の話なのだが、庶民からの税金で生計を立てている人達には分からないのかもしれない。

 8月に入って、まあ、財務省プロパガンダの嵐だ。今の生活に満足している人が7割だとか、国の借金が1000兆円を超えたとか、4-6期のGDPは年率換算で2.6%の伸びだとか、景気は確実にアップしてますよというような報道ばかりだ。

 このように大手メディアは財務省の意のままに消費増税を煽るけれど、税率をアップしたところで税収が上がらなければ財政再建にならない。アベノミクスとやらで景気が向上しているのなら、税率は今まで通りでも税収がアップするではないか。所得が増えずに物価が上がり、しかも消費増税も加わったら、スタグフレーションという最悪の状態になりかねない。

 昨年の12月、IWJの饗宴で菊池英博先生が「消費増税は日本を滅ぼす」というお話をしていたけれど、まさに、そういう状況になりかけている。財務官僚という特権階級の人達は消費増税すると未来永劫評価されるのかもしれない。あの世に行ったらみつけて殴ってやりたいくらいだ(笑)。もっとも負け組で今の生活に窮している自分としては、出来る限りムダ金だけは使わないように心掛けることしか防衛手段がないというのが寂しい限り。

2013年8月12日 (月)

崖っぷちの石川遼プロに対して、思うこと。

全米プロ選手権が終わった。松山プロは不調と言われながら最終日奮起し、通算1アンダーで19位タイとなり、来年の米ツアーシード権をほぼ手中にした。一方、石川プロは最終日に崩れ29位タイと、こちらは15日から始まる最終戦で5位以内に入らないとシード権を失うことになる。

 そもそも石川プロは全米プロ選手権に成績では出場できなかった。スポンサー推薦かどうかは定かではないが特別枠での出場だった。予選落ちにはならなかったから多少なりとも賞金は稼げたが、それでも来季シード権獲得には厳しい状況にある。

 私は評論家ではないので技術的な事は分からない。彼が今も言っているかどうか定かではないが、常々、「魅せるゴルフ」とか「攻めるゴルフ」というようなことを言っていた。もちろん、マスコミ向けのリップサービスなのかもしれない。しかし、日本の箱庭ゴルフコースならいざ知らず、メジャーと呼ばれるタフなコースセッティングでは太刀打ち出来ないと私は薄々感じていた。個人的には球聖ボビージョーンズのように、コースと友達になるという感覚でプレーして欲しかった。それが残念でならない。

 もっとも彼はまだ21歳、ゴルフというスポーツではこれからの選手だ。才能は十分あるし努力もしていると思う。しかし、15歳でツアー優勝してすぐプロに転向し、多くのスポンサーが付き、マスコミも礼賛し身動きが取れないような状態になっていることは否めない。世界に通用する選手になるには、今の試練に耐えて、シード権を失っても下部ツアーから這い上がっていくようなメンタリティーが必要だ。

 また、今のゴルフ界でトップレベルになるには、やはり、プロ専用のレッスンプロに付いていくことが必須のような状況になっている。これを実現できるかどうか?あくまでも父親やスポンサーの庇護の元、プレーを続けるのか?最終戦が終わったときの決断に注視したい。

 私は石川プロにはメジャータイトルを獲得して欲しいと常々、願っている。彼にはそのポテンシャルがあると思う。だから、こんなことで来季から日本ツアーに戻ってくるなんて選択は絶対にして欲しくない。あくまで世界のトップを目指すことを望む。

2013年8月10日 (土)

ご家族のコメントに涙。「15歳未満の女子 脳死 消えた看護師の夢 移植で人助けを」(東京新聞)

 最近、殺伐としたニュースばかりで辟易としていたが、久しぶりに心洗われる話だ。「15歳未満の女子 脳死 消えた看護師の夢 移植で人助けを」(東京新聞)http://bit.ly/1cRV9qX

 臓器移植については賛否両論あると思う。私は、不幸にも回復の見込みがなくなり、本人が事前に承諾していたり、あるいはご家族が同意して頂けるのなら、脳死を人の死と認め、臓器移植によって、助かる命は助けてあげたいと考えている。

 私自身、免許証、健康保険証にはその意思を表明している。今回は、この勇気ある決断のおかげで5人の命が助かる可能性があるのだ。本当に恐れ入る。

 しかし、ご家族のコメントを読むと涙が出てしまう。医師から回復の見込みがないと言われたのが先月の12日。そして、脳死状態に至ったのが31日。その後、脳死移植に承諾するまで8日間。ほぼ一か月間、このご家族及びご親族はさぞかし葛藤する日々が続いたことだろう。そう思うと、頭が上がらない。

 まだ、10代前半の女の子だ。どんなことがあれ、一日でも長く生きて欲しいと思うのが親の常。覚悟は出来ていたかもしれないが、なかなか踏み切れるものではない。きっと物言わぬ娘さんから両親へ何らかのメッセージがあったはずだ。でも、どんなに辛かったことだろう。想像するに余りある。

 自分の尊い命を他人の為に尽くした少女のご冥福をお祈りするとともに、ご家族の英断に感謝し、彼らに穏やかな日々が訪れることを願いたい。

2013年8月 8日 (木)

「ブラック企業の対策強化 厚労省、4千事業所立ち入りへ」(朝日新聞デジタル)の記事を読んで思うこと

 やらないよりやる方が良いけれど、どこまで実効力があるのだがイマイチ不明だ。「ブラック企業対策強化 厚労省、4千事業所立ち入りへ」(朝日新聞デジタル)http://bit.ly/146qyhD

 だいたい無料電話相談の時間が朝9時から午後5時っていうのがお役所仕事の典型じゃないか。本当にブラック企業で働いていて長時間労働で疲弊している人がこの時間帯に電話なんて出来るのか?それに”指導”って何?最低限、改善計画書でも提出させて遵守させなければ、その場しのぎの対応で終わってしまうだろう。

 少し前にも書いたけれど、ブラック企業を本気で失くすなら、交通違反並みに労働基準法違反を取り締まり、じゃんじゃん社名を公表することだ。悪質なら営業停止処分ぐらいしないと、新自由主義に浮かれた経営層には響かない。そのためには、今の脆弱な労働基準監督署の人員では全然足りないではないか?

 結局、こんなのは一種のキャンペーン。我々は仕事をちゃんとやってますよーというのを記者クラブメディアを使って広報しただけの話としか思えない。この記事だって、厚労省の発表に対して、何らその実効性について疑念を抱くような仕草もないじゃない。配られたペーパーを体裁を整えて記事にしましたっていうことだ。

 まあ、一応アドバルーンを上げたんだ。この立ち入り調査の結果がどうなるのか、厚労省のペーパーだけではなく、ちゃんと自分達で調べて報道してもらいたい。

2013年8月 7日 (水)

汚染水対策費用、国民だけに尻拭いをさせるな!

 資源エネルギー庁が、福島第一原発から海洋流出してる汚染水が一日当たり300トンという見方を示した。しかも、事故直後からということも否定できないという。もっとも、多くの人が薄々とは気づいていたと思う。国の機関や事故当事者の東電が発表しなければ、その疑いも何もかも報道しないメディアに改めて不信感が募る。何ら戦時中と変わらないではないか?

 そして、経産省はこの汚染水対策に国費を投入するらしい。東電がコスト削減の為に汚染水の処理を後手後手にしたことに対応するためなのか。それとも出来レースなのか。それは分からないけれど、国費を投入する前にやることがあるはずだ。

 東電は実質的に国有化されているとはいえ、れっきとした株式会社だ。誰が考えてもまずは株主が責任を取るべきだ。そりゃあ、原発神話を信じてしまった我々国民にも責任の一端はあるだろう。だけど、その神話を信じ込ませてきた連中に非はないのか?会社更生法で一度倒産させて株主責任を取った後に国費を投入するのが筋ではないのか?そうしないと、これでは今まで東電株で儲けてきた人達は、株価低迷で損する以外は何の責任も取らないことになる。モラルハザードも甚だしい。

 国費を投入する以上。もう、いい加減、東電主導の事故収束は改めるべきだ。東電と利害関係のない人達で事故収束チームでも作って、そこがトップに立って実践した方が良い。日本国内でいくら誤魔化せても海外ではそうはいかない。ますます信用を失っていく。それにしても、よくこんな状態で”福島の事故を教訓に・・・”などと原発を売り込めるものだ。聞いて呆れる。

 

2013年8月 6日 (火)

自省を込めて、原爆投下について思うこと。

 今日は68回目の広島原爆の日、そして、3日後には長崎原爆の日がやってくる。広島では約14万人が、長崎では約7万人が亡くなった。もちろん、それは記録上のものであって、その後亡くなった人、障害を抱えてしまった方々を含めれば、被害者は数倍に上るだろう。

 ただ、東日本大震災が起きるまで、原爆の日のことは極力避けようとしていた。当時の悲惨な状況を知るのが嫌だったのだ。写真や絵に残る、被災地の状況はまさに地獄絵図で、想像するだけで恐ろしくなったからだ。

 何度もブログに書いているけれど、私は「受験の日本史」しか勉強していない。だから、この原爆投下についても、起こった年月日、指令した大統領、被害者の数等々、客観的な事実のみを知っているだけで、アメリカがどういう意図で悪魔の兵器を使おうとしたのかはつい最近知ったばかりだ。日本人として恥ずかしい。

 しかし、原発事故が起きて以降、原子力問題を身近に感じた今は少し違ってきている。日本が一応電力不足でもないのにかかわらず原発再稼働を勧めるのは、そこで発生するプルトニウムの正当性を維持するためではないのか?結局、形は違えど、潜在的核抑止力保持ということだ。

 当時、亡くなられた皆さんは、約70年経って日本政府が再び戦争可能な憲法改正することを是とするだろうか?追悼式典に行った首相には胸を手に当てて考えて欲しいものだ。

 

2013年8月 5日 (月)

「柏崎刈羽原発の安全審査 柏崎市と刈羽村了承へ」(NHKニュースWeb)の記事を読んで思うこと

 「将を射んと欲すれば、まず馬から射よ」という訳か。このNHKニュースWebの記事を読んで真っ先に思い浮かんだ。東電及び政府関係者は泉田知事の態度が固いから、最初に柏崎市長と刈羽村村長を口説いてしまおうという魂胆なのはミエミエだ。

 外堀を埋められてしまえば、さすがの知事も安全審査ぐらいならOKしてしまうだろう、という読みなのかもしれない。もっともこの2人は元々原発推進派らしいから、出来レースみたいなものだ。

 2年間も汚染水流出を隠し大量の放射能を海に流出させてしまっただけでも、噴飯ものなのに、未だ具体策が実行できないでいる。なにせ今まで経験したことのない未曽有な事態なのだから、簡単に実行できないのは仕方ない。おそらくこの時間も現場の人達は放射線を浴びながら真剣に収束作業に取り組んでいるはずで、頭の下がる思いだ。

 そんな状態の会社が、原発の再稼働を目論むこと自体が異常だ。まずは福島を収束させてからという発想がないのか?未だ尚且つ十数万人の人達が家に帰れないことをどう思っているのか?あまり原発のことに触れたくはないのだが、「自分達の会社が助かればそれでいい」という意図が見えるだけに、憤りを抑えきれない。

 私自身は、もし仮に再稼働するというのなら地元の人々に住民投票を図って信任されること、核廃棄物の処理を解決する手段があること、万が一事故が起こった場合は電力会社が一切の責任を取ること、最低この3項目がクリアできなければ認めない。

 おそらく今後も、「電気料金値上げ」とか「地球温暖化を助長してしまう」など、ありとあらゆる手段を使って、世論を原発再稼働に誘導してくるだろう。そんな中、脱原発を掲げる政党はバラバラだ。もはや風前の灯か?もっとも現政権を選んだのは国民だ。少数派の自分は事故が起こらないことを祈るしかない。

 

2013年8月 4日 (日)

今日も宮城で震度5強の地震があったけれど…

 お昼過ぎ、Eテレの囲碁フォーカスを見ていたら緊急地震速報が流れた。あの音を聞くだけで怖い。速報では宮城県沖でマグニチュード6クラスだ。遠いとはいえ、古いアパート住いの私は一瞬身構えた。幸い、揺れは小さくて安堵したが、石巻で震度5強を筆頭に東北各地はかなり揺れた様で、その後1時間近く震度情報のテロップが流れ続けた。

 311以降、東北を震源とした地震が起こるとどうしても気になるのが、福島第一原発はどうなっているんだろう?ということだ。今回は震源も近い。事故前なら、この程度の揺れでは問題がなくても、潰れかけている原子炉建屋は果たして大丈夫なのかと一抹の不安が頭の中をよぎってしまう。

 こんな状況でも原発を次々に再稼働させようとし、海外に原発を売り込む政府には呆れ返るばかりだ。今のところ、電力は足りているのだから、この状態を維持しつつ新しいエネルギーへの転換を図っていくべきではないのか?

 震災から2年半も経つのに、時々、こうして比較的大きな地震が起こる。まだアウターライズ地震の懸念もある。原発事故で自宅に帰れず被災地の仮設住宅で暮らす方々の心労を思うとやり切れない。

2013年8月 3日 (土)

過労死を防ぐ第一歩は、交通違反並みに労働基準法違反を取り締まることではないか?

 今回の参院選で話題に上ったのが、某居酒屋チェーンの元社長が立候補し当選したことだ。私は某巨大衣料チェーンの会長も嫌いだが、この方も同じだ。彼がらこの不況期に於いて成功をおさめたことは素晴らしいことだけれど、その裏ではうつ病にかかる従業員が多いことや、最悪の場合、自死してしまう事例があるのには閉口してしまう。

 傍目で見ているからかもしれないが、従業員に過度なストレスを与えているのは間違いないだろう。とにかく自分の企業が勝つためには、なりふり構わない感じがしてしまう。そのうちきっとしっぺ返しを喰うに違いない。こういう方々が推奨する新自由主義なんて続けていたら、うつや過労死が増えてしまい、国内はますます疲弊していくだろう。

 だいたい日本には労働基本法がちゃんと定められている。この法律を読めば、今のように過労死が問題になることもないはずだ。ところが、会社の労働環境を正す労働基準監督署はその人数も権限も少ない。よほどのことがない限り、企業名の公表や営業停止などの措置は取れない。

 そして、これまでの裁判では虐げられた労働者の声よりも企業の方の肩を持つ判決が多い。一応、法律にのっとって判断しているのは分かるけど、弱者の立場が低いことは明らかではないか?そういう企業に対して、メディアも出稿量減少を恐れて公には批判しない。こういう背景で過労死が増えているのかもしれない。

 安倍政権はデフレ脱却を唱えているが、今のところ、確かに物価の上昇はみられるけれど、所得が増えたサラリーマンなんてほんの一握り。その上、消費増税は視野に入れているから始末が悪い。また、限定社員容認など、さらに雇用の不安定さを煽るような政策もやろうとしている。これは弱者切り捨てのなにものでもない。こんなことをやっていたら国力自体が落ちてしまいかねない。

 もっとも、こういう政権を国民が支持してしまったのだから、どうしようもない。暗澹たる気持ちで、先々に不安を感じてしまう。何とか生き延びよう。

 

 

 

2013年8月 1日 (木)

逆説的に考えれば、麻生発言は良い勉強材料かもしれない。

 このブログには何度も書いているが、私は日本史が得意だったけれど、所詮、「受験の日本史」を一生懸命勉強しただけだ。だから、昭和期に入ってからのことは深く知る由もない。何年にどういうことがあって、それはどういう背景があったのか程度のことを勉強していただけだ。だから、去年、孫崎亨氏の「戦後史の正体」を読んだ時には驚くばかりだった。

 ということで、今回麻生発言で問題になった「ナチスがワイマール憲法をいつの間にか変えた」という経緯もワイマール憲法、全権委任法自体の詳しい内容すら知らない。正直言って恥ずかしい。この期に及んでネットでいろいろ調べたという愚か者なのだ。

 今回の件では、発言の主旨が様々に取れるからユダヤ人団体も批判的な声明を発表したし、各国でも様々な批判的コメントが出ている。日本国内は政府に従順な記者クラブメディアを使えば火消もしてくれるだろうが、外国ではそうはいかない。ナチスを引き合いに出すというのは、タブー中のタブーだからだろう。

 考えてみれば、ユダヤ人は代替わりしても決してホロコーストを許さない。それと同じように、韓国人は従軍慰安婦問題を、中国人は南京大虐殺を許さない。日本人の私としては真相はよく分からないけれど、彼らはその屈辱を忘れないように子供の頃からしっかり教育しているのだ。

 それに比べて日本はどうだろう?広島、長崎に投下され数十万人が亡くなった原爆でさえ、それがどのように作られたのか?種類が違うのは何故か?その後、被災地はどうなったのか?を少なくとも受験期に、こと細かく教えてくれることはなかった。日本人が寛容であるがゆえに、高度成長をもたらしたという人もいるが、やはり、日本で起こったことはちゃんと知っておかないと、再び、過ちを犯しかねない。

 中高では日本史は縄文時代から勉強するので、受験時期までは明治維新ぐらいまでしか行き届かない。だから、その後のことは別の教科、例えば、現代史のような形にして教えていくべきではないか。少なくとも、過去の過ちだけは繰り返さないということは伝えていこう。

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