« いつまで続ける?日テレの24時間テレビ。 | トップページ | 「紛争解決条項、新興2国が反対 TPP交渉、米と深い溝」(東京新聞)の記事を読んで思うこと。日本は賛成なのか? »

2013年8月25日 (日)

果たして人類に、この原発事故を収束させることができるのだろうか?

 先日、東電が、福島第一原発の汚染水タンク漏えいを認めた。約300トン。標準的なプール一杯分だという。世界の大手メディアでは大々的に取り上げられているようだが、当事国の日本では、”大人の事情(笑)”が働いているのか、東電発表を多少盛って報道しているのみだ。

 怖いのは、今回漏えいしたタンクと同じものが350基もあることだ。同様のことが起こりかねない。ただ、さすが大本営というべきか、昨夜緊急記者会見を開いて、漏えいしたタンクは使いまわしたものだと発表した。”このタンクが特別に駄目だっただけで、他は大丈夫ですよ。”という刷り込みとしか思えない。

 もはや東電を嘘つき呼ばわりしたり、非難してももうどうにもならない。昨日、文化放送の鈴木敏夫デスクが言っていたが、東電は電力会社であって、水処理の会社ではないのだ。もちろん、この分野に関しては大手ゼネコンが入っているのだとは思う。しかし、今日の毎日新聞の取材記事【汚染水漏れ:「タンク、金かけず作った」協力会社会長証言】http://bit.ly/157Dkgg にもあるように、安全よりコストを優先したのに違いない。

 そもそも汚染水は浄化して再利用するはずだったのに、何故、こんなことに至っているのか?おそらく地下水が大量に流れ込んでしまったため、浄化が追いつかないか?その辺がさっぱり分からない。いずれにしても、メルトダウンした燃料が完全に冷える間、無尽蔵にタンクを作り続ける訳にもいかないのだから、いずれ破たんするのは素人にも分かる。

 となれば、結局は海に流すことになる。最初は日本独自で決めた基準値以下のものを流すのだろうが、そのうち、それでも手が回らなくなってしまう可能性も否定できない。そうなると、ドイツの研究機関が発表したように太平洋は放射能で汚染され尽くす最悪のシナリオとなる。

 少なくとも東電だけにこの事故処理を任せておくのは無理だということは、誰にでも分かる。世界中の叡智を集めて対処しなければならない時期にきている。でも、それで本当に解決できるのかは疑問だ。根本的にやらなければならないのは汚染水の処理ではなく、メルトダウンした核燃料の隔離なのだ。スリーマイル島の事故とは桁が違う。その経験則が通用するのか?

 こんなことを考えていると、暗澹たる気分になってくるけれど、私の危惧とは裏腹に、大手メディアは「五輪招致、頑張ろう!!」だから、拍子抜けしてしまうのだった。

 

 

« いつまで続ける?日テレの24時間テレビ。 | トップページ | 「紛争解決条項、新興2国が反対 TPP交渉、米と深い溝」(東京新聞)の記事を読んで思うこと。日本は賛成なのか? »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/219908/58063900

この記事へのトラックバック一覧です: 果たして人類に、この原発事故を収束させることができるのだろうか?:

« いつまで続ける?日テレの24時間テレビ。 | トップページ | 「紛争解決条項、新興2国が反対 TPP交渉、米と深い溝」(東京新聞)の記事を読んで思うこと。日本は賛成なのか? »

2018年10月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      
無料ブログはココログ