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2013年10月18日 (金)

【囲碁】井山裕太五冠が史上2人目の大三冠を達成したことについて思うこと

 昨夜、囲碁の井山裕太五冠が山下名人を破って史上2人目の大三冠(棋聖・本因坊・名人)を達成し、同時に六冠に返り咲いた。終盤両者秒読みに追われる中、手に汗握る緊張感が伝わってきた。

 素人の私には勝着や敗着は分からないが、井山さんが左辺を捨て、大模様を敷いていた白に雪崩込むという展開には驚いた。私は「これでどうやって黒生きるんだろう」なんてヒヤヒヤしていたが、結局生きてしまい、ここで勝負は決まったようだ。それでも最終的には4目半勝ち。素人には僅差の勝利といっても良いだろう。やはりトッププロの碁は凄い。

 これで7大タイトル総なめまで、あと1つとなった。しかし、まだ年内に天元戦と王座戦、年明けに棋聖戦を防衛し、その間に十段戦の挑戦権を獲得して春に勝利しないといけないのだから、井山さんが「途方もないこと」というのはよく分かる。ここまででも囲碁界にとっては十分に偉業なのだ。

 それなのにメディアの取り上げ方が少ない。さすがに新聞各社は自社で棋戦を主催しているから記事にしているけれど、テレビ、ラジオではほとんど取り上げられていないのだ。これでは囲碁に興味のない人には伝わらない。おそらく将棋の羽生さんが過去7大タイトルを獲得しているから、同じように井山さんが七冠でも達成しない限り、メディアが大々的に取り上げることはないのかもしれない。

 それから今回の名人戦第4局、5局は日本棋院の対応も残念だ。せっかくニコニコ生放送で中継しているのに解説すらない。日本棋院会員ならネットで解説が読めるけど、そこまで熱心な人でない一般人は、この難解とも言える対局をただ眺めているだけだ。

 2週間前、日本棋院は「囲碁の将来を考える」というシンポジウムを行い、低迷する囲碁界を活性化させるにはどうするかを真剣に討論していたのに、少し裏切られた感がある。確かに資金面の問題はあるとは思うけれど、今回のような対局がいかに面白いことなのかを、囲碁を知らない人に伝えられなければ、囲碁人口なんて増えるわけがない。関係者の更なる努力を期待したい。

 

 

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