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2013年10月

2013年10月30日 (水)

案の定、食材偽装が続々と出てきた。地に堕ちた日本の「おもてなし」

 阪神阪急ホールディングズ系列のホテルで、食材偽装が発覚してから1週間経つが、私の予想していた通り、”赤信号、皆で渡れば怖くない”のごとく続々と発覚してきた。私は現場の人達が、上から利益を出すように指示されて、やむなく偽装工作を行ってしまったと思いたい。そう思わなけば、自分自身誇らしげに感じていた「おもてなし文化」が崩壊してしまうからだ。

 食材偽装の背景には長引くデフレ不況があるに違いない。外食する人達が減り、しかも安価なものに走る中で、差別化を図るためにはブランド食材を使っているということしかなかった。素人に細かい味の違いなんて食べ比べをしてもなかなか分かるはずがない。それはテレ朝でお正月などにやっている格付けチェックを見れば一目瞭然。少なくとも庶民より食通と思われる方々でさえ、間違えているのだ。これが〇○ですよ、って謳われたら信用してしまう。この国の人達は、基本的には性善説の考え方が浸透しているのだ。それは素晴らしく誇れることだった。

 しかし、新自由主義が横行するようになってから、私自身は性悪説をとるようになってしまった。それは法律に触れなければ、人を出し抜いてでも儲けた方が勝ちみたいな風潮になっているように思えるからだ。311以降、その流れが顕著になっている。これは経営者に限ったことではない。首相自らが五輪招致のために平気で嘘をつくし、それをメディアは徹底的に追求しようとしない。この国の支配層達は、嘘や詭弁で国民を騙し、それがバレそうになると、今度は何でもかんでも秘密にして、自分達の生きている限りは何十年も公表されないようにしようなんていう悪魔の法律を早急に作ろうとしている。

 古来、日本人は「正々堂々」という価値観があったし「恥の文化」もあった。しかし残念ながら、長引くデフレ不況と狡猾な連中が跋扈することによって、それは崩壊してしまった。この国の美徳って何が残っているだろう。非常に悔しい気持ちになった。

2013年10月29日 (火)

「東電、震災後初の経常黒字確保…料金値上げなど」(読売新聞)の記事を読んで思うこと

 人間、どこまで悪魔になれるのだろう?この会社の起こした原発事故で未だ10万人以上の方々が家に帰れず、もはや、生きているうちに帰れることさえ分からない場所もあるのに、黒字になるのか?「東電、震災後初の経常黒字確保…料金値上げなど」(読売新聞)http://bit.ly/1cf63Wh

 それを後押しするかのように、麻生財務大臣は「東電一人のせいにするのは如何なものか?」などと語り、除染費用を”国”=”税金”で賄うらしい。国民は電気料金値上げと税金の二重取りされた挙句、東電を助け、その株主を守るという仕組みなのだ。

 大手メディアは通り一遍のことは伝えても批判しない。せいぜい「○○という批判が起こるかもしれない」などと言葉を濁して終わりだ。東電の株をかなり持っているから、ここが潰れたら困るというのがミエミエだ。もう暗澹たる気分にしかならない。原子力村の底力は恐ろしい。

 どうしたら、この仕組みを変えられるのか?巧妙に誘導してくる頭の良い人達には敵わない。まあ、テレビや新聞の論調に流されず、多くの国民がNOという意思表示をするまでは難しいだろう。残念でならない。

2013年10月28日 (月)

危険な兆候

 先日、ブログで過去に精神疾患であったことを書いたけれど、今現在も、かなり危ない状況だ。仕事をしていなければ問題ないが、朝4時前に起きてから9時頃まで、他人には説明できないような苦しみが続く。特にどこかが痛いというわけでもなく、ただイライラとした焦燥感、漠然とした不安感が襲ってくる。もう頭の中がネガティブな事ばかりがスパイラルする。そして「あ゛~、」とか「うぅ~」とつい発してしまう。他人に見られたら、気がおかしくなったと思われても仕方ないw。

 以前からしばしばみられていた中途覚醒もあるからよく寝た気がしない。その影響もあると思うが、時折、偏頭痛がする。将来不安と言ったって、もはや50も過ぎれば、いつ御迎えに来られても諦めざるを得ない。個人的には出来得る限りのことをやって、結果が出せず負け組となり、底辺を這いつくばっているのだから諦めもつく。

 正直言って、今、生きているモチベーションなんて、親より先に逝かないことぐらいなのかもしれない。何ら楽しいと思えることはないし、将来の明るい未来像も描けないのだ。そんな状態だから、仮に有望と思われることがあっても、突っ込むことができない。ただ、1日を平穏無事に終わることだけが目標だ。寂しいと思いつつ、気力が湧かないのだから前向きには考えられない。囲碁PCソフトとの対局も17連敗を喫してしまった。かなり勉強しているつもりだが、それでも勝てない。

 些細なことだけど、やることなすこと上手くいかない気分に陥ってしまう。時には神様に嫌われているのかとさえ感じる。単なる過労なのか、それとも鬱状態が始まっているのか、判断できないでいる。ただ、短く浅いながらも睡眠はとれているうちは病院に行かず、適宜、気分転換などをして耐えていきたい。誰にも直に話せる人がいないので、たまにはブログで吐いてみた。

 

2013年10月26日 (土)

「みの会見『責任は父である私にあります』」(日刊スポーツ)の記事を読んで思うこと

 私はみのもんた氏が大嫌いだが、何で30歳も過ぎた息子の不祥事を自分の責任にするのかよく分からない。こういう風潮はそろそろ止めた方が良いのではないか?もっとも、みの氏が報道番組で犯罪者やその親族に対して、鬼の首取ったように発言していたのだから、今、その矛先が自分に向いてしまったことは自業自得とも言える。

 しかし、こういうことが続くと、何もかもが親族で責任を取らなければ済まないような雰囲気になってこないだろうか?今度、生活保護法が改正されるようだが、生活困窮者の面倒は親族がみろというばかりの内容になっている。自分の家族はコントロールできても、親戚の家族まで面倒見切れるほど、経済的余裕のある家庭なんてどれくらいあるのか分からない。

 少し話が逸れてしまったが、事件を起こしたとされるみの氏の次男は親族ではあるけれど、立派に家庭を持っている別世帯ではないか?みの氏が次男の行動に責任が持てるわけがない。それなのに生んだ親に責任なんて、絶対におかしい。まるで高校野球における連帯責任を彷彿とさせる。

 だが、それでもみの氏や次男家族は路頭に迷うことはない。みの氏は水道メーター会社の経営者であるから、日テレを辞めた次男だって、この会社に入るか、あるいは、マスコミの末端で働くことも可能だろう。勝ち組にいた人は、簡単に負け組には転落しないのだ。

 今回のことは、正直言って「自業自得だ、ザマぁ見ろ!」という気持ちもあるし、逆に「親がいつまで子供の責任を取らなければいけないんだ!」と擁護したくなる気持ちもあるし、はたまた、これはみの氏を貶めるための陰謀のような気もするという、私には何とも複雑でスッキリしない事件になってしまった。

 

2013年10月25日 (金)

いつまでアメリカの言いなりを続けるのだろうか?

 元CIA職員のスノーデン氏が暴露したことにより、アメリカ国家安全保障局がドイツメルケル首相の携帯電話を盗聴していた疑惑が発覚し、ヨーロッパ中が大騒ぎになっているようだ。同じ西側諸国の一員などといっても、こうして諜報活動を行っているのだ。アメリカは自国の利益のためなら何でもやるということだ。

 菅官房長官は日本は大丈夫なんて言ったけど、とても信用できない。いや、逆に考えれば、アメリカの言いなりでいるうちは安泰だということか。、TPP交渉も、消費増税も、戦略特区なるものも、国家安全保障局の設置、特定秘密保護法案、これらは全てアメリカの要求によるものではないか?自分達さえ良ければ、平気で国を売るのだ。

 そして、本来なら権力の監視機関となるべきメディアは、東京新聞をはじめとする地方新聞や一部のラジオ局を除き、強く非難することはない。「○○はこういう危険が指摘されており、今後議論を呼びそうです」程度の表現で終わってしまう。私にはアリバイ工作としか思えない。私にはニュース原稿を読むアナウンサーにさえ、不信感が湧いてきてしまう。

 何でTPP交渉妥結は年内じゃなければいけないんだ?何で国家安全保障局や特定秘密保護法案はこの臨時国会で成立させなければいけないんだ?国の形を変えるかもしれない重要課題なのに拙速に決めるのは間違っている。背後にアメリカのジャパンハンドラーと呼ばれる方々がいるのだろうとしか思えない。

 アメリカの真似をして国民が豊かになるのならまだしも、彼らによってもたらされた新自由主義によって疲弊してしまっているではないか?どこまでこの国をボロボロにする気だ。いい加減、彼らからの脱却を目指すべきだど、つくづく思う。

2013年10月24日 (木)

今だから書ける「初めての精神科受診」(その2)

 駐車場に車を停めて「このまま逃げてしまおうか?」とも考えた。でも、上司に病院に行って来ると言った手前、何らかの回答を持っていかないといけない。既に辞表はチラつかせているのだから、後は野となれ山となれ。清水の舞台から飛び降りたつもりで、病院に入り受付に直行した。

 「初診なんですが…」。受付係:「紹介状等はありますか?」。私:「ないですが、診察してもらえないですか?」。受付係「いえ、そんなことはないので、しばらくお待ち下さい」。辺りを見回すと、ここに入院している方々なのか、診察を受けにきている方なのか、かなり大勢の人がいる。しかも、挙動が少しおかしい。「自分もこんな感じなのだろうか?間違っちゃったんじゃないか?」そんな思いがした。

 そうこうしているうちに診察室に呼ばれた。もう会社は辞める気でいるので、自分の状況をこと細かく話した。とにかく話すしかなかった。自分はきっとうつ病なのではないかとか、そのうち「死にたくなるのではないか?」とも話した。かなりの時間聞いてくれたと思う。

 すると、先生はおもむろに分厚い本を広げて、「あなたの状態は”ストレス反応”です。過剰なストレスからうつ状態に陥っていると思われます」と、その項目に指を刺しながら答えた。「とりあえす一週間休養が必要です。そして薬も飲んで下さい」。この辺りから矛盾が出てくるのだが、私は「仕事が山のように溜まっているし、とても休める状況ではない。それに、休んでもただゴロゴロしているのが関の山です」と答えた。

 すると、先生は「もし会社が休ませないというなら、今ここで、私があなたの上司に電話しても構いません。電話番号を教えて下さい。とにかく、あなたには一定期間、何もしないでいることが必要なんです。」そう言って、受話器をとろうとした。迫力があった。私は「診断書を書いてもらえれば、私が上司に説明します」と言って、会社に戻ったのだった。そして、10日間は休養した。(一息つけたものの、本当の苦難はそれから約1年続く。それはまたの機会に書きたい。)

 今、その先生がどんな方だったのかも思い出せない。次回からは神経科という名のサテライト医院に通うことになり、担当医も変わってしまったからだ。でも、あそこで勇気をもって扉を開かなければ、今、こうしてブログを書いていられたかどうか?近頃、鳴かず飛ばずの人生に悩む私ではあるけれど、そういう時はあの苦難の時間を乗り越えたことを思い出すことで、辛うじて暗黒面に堕ちないでいられるのかもしれない。

今だから書ける「初めての精神科受診」(その1)

 先日、丸岡いずみさんの「仕事休んでうつ地獄に行ってきた」を読んで、私も17、8年前のことが走馬灯のように甦ってきた。ブログで書けば、恥さらしになるかもしれないけれど、今、精神的に苦しんでいる人がひょんなことから目にして、勇気をもってもらえたら良いと思い、当時のことを綴ってみる。

 7月初旬の誰もいない早朝、机に積み上がった書類に手を出すことができなかった。仕方なく辞表を書いた。GW中から我が課は緊急事態が続き、自分の仕事は元より、他の仕事もやらざる負えなかったのに、アシスタントはまだ新人で、OJTをしている時期で、余程のことがない限り「コレ、やっておいて」なんて任せられない。この事態が収束するまでは頑張ろうと、心に決めていた。

 しかし、社内事情を知らせることが出来ないこともあってクレームが多発する。得意先からの矢のような催促、その時としては理不尽な要求、膨大な事務処理、休日を返上しながらこなしたものの一向に捌けない。電話対応は謝罪ばかり。自分としては精一杯のことをしているのだが、ミスの連発だ。夜、帰り間際、翌日の行動チェックリストを作るのだが、翌朝、それは見直す事態になることがしばしばだった。ようやく6月締めの仕事が終わった時、張りつめていた糸が切れてしまった。

 早めに来た上司に、「辞表」を出して「もう限界です」と言った。押し問答が続いた後、「とりあえず、午前中、病院に行かせて欲しい」と頼み、会社を後にした。まだ、7時頃だから一旦アパートに戻り、電話帳で病院探しを始める。今でこそ、心療内科はどこにでもあるけれど、当時の地方都市ではそんなところは見つからない。結局、アパートから車で10分ぐらいの所にある精神科病院しかなかった。

 病院の前で何度迷ったか分からない。”ここに来てしまえば人生終了だ”と考えていたからだ。普通の病院とは違う。何か事件があれば、「容疑者は精神科への通院歴がありました」とレッテルが貼られてしまうし、周囲の人達の目も変わるだろう。精神科受診のハードルは想像以上に高かった。 (続く)

2013年10月23日 (水)

「『鮮魚』メニュー実は冷凍 阪急阪神ホテルズ異なる表示」(朝日新聞)の記事を読んで思うこと

 「『鮮魚』メニュー実は冷凍 阪急阪神ホテルズ異なる表示」http://bit.ly/17ddwqU おそらくこんな事例は氷山の一角で、他のところでも大なり小なりやっているのかな?というのが第一印象で、その次に何で今頃公表したのか?、そして、何で経営トップが会見しないのか?また会社の釈明に納得できないことなど様々な疑問が浮かんでくる。

 ここからはこの記事を読んだだけの私の勝手な推測なので、真相とは違っているかもしれません。ただ、こういう推測をしている人間がいるということです。

 まず、公表がこの時期になったのは、忘新年会が始まる前に公表することで、稼ぎ時のダメージを和らげる効果を図ったのだろう。おそらく社内の勇気ある人間か、それとも納入業者等の内部告発者がいて、いち早く手を打ったと考えるのが自然ではないか?

 ただ、そうすると、記者会見を会社のトップが行った訳ではなく、総務人事部長が出てきたのは、絶対に印象が悪い。それに偽装表示した理由も”コミュニケーション不足”とか”アピールポイントを強調しようとしてメニューを作り、誤った表示をした。意図的、明確な意思を持っていないが、一線を越えてしまった。本社としてチェックもできていなかった”ということでは、火に油を注ぎかねない。

 個人営業の飲食店ならともかく、ホテルグループのレストランで食材のチェックがいい加減に行われているとは思えない。それにメニューだってシェフが勝手に決められるだろうか?組織ぐるみでやっていたと推測しても仕方ない。この不況下で利益を上げるために偽装表示してしまったというのが、本当のところではないのか?

 私のような貧乏人はこういう所で食事なんて出来ないから、どうでもいいことなのだが、人を騙しておいて、納得のいかない説明をしているという点で憤りを感じるのだ。消費者庁が景品表示法違反を視野になんていう報道があるけれど、こんな釈明をしたのは刑事告発されるのが、怖かったのか?それに健康被害がなかったからか、メディアの追及も弱い。本当に何を信じて良いか、分からない時代になってしまったなぁ。

 

2013年10月21日 (月)

「『1ミリシーベルトこだわらず』 除染目標でIAEA団長」(東京新聞)の記事を読んで思うこと。

 原子力村の総本山、IAEA(国際原子力機関)が本性を発揮した。「除染目標を必ずしも1ミリシーベルトにこだわらない。利益と負担のバランスを考え、地域住民の合意を得るべきだ」http://bit.ly/1a6RMeW

 これを私が読むと「もう除染しても1ミリシーベルト以下にはならないくらい汚染されている。低線量被曝の影響なんて誰にも証明できないのだから、適当に金でも配って戻してしまえ」となる。だいたい、おかしくないか?何で絶対安全だと喧伝し続けた原発が事故を起こし、今なお、毎日2億4千万ベクレルもの放射能をばら撒き続けているのに、”利益と負担”なんて言葉が出てくること自体、頭に来ないか?

 まずは住民の健康を気遣うのが当然じゃないか。それなのに経済原理を用いるなんて、被災者を馬鹿にしているとしか思えない。石原環境大臣が本当にこの国のことを思うなら、こんな発言には烈火として怒り、椅子を蹴って出てくるくらいの気概があってもいいじゃないか?むしろ、これでお墨付きが得られたみたいな対応をしているようだ。おそらく国会でこの手の質問が出ても、”IAEAがそう言っています。”と、したり顔で答えるのが目に見えている。

 ここのところ、福島第一原発のニュースは訳が分からない状況になっている。”汚染水”に絡む問題以外のことはあまり触れないし、東電発表も二転三転している。私の周りの人達は麻痺していて、福島なんて関係ないよ、なんて空気が作られている。そして、この期に及んで、メディアは中国の大気汚染問題を取り上げて、スピンコントロールしようとしている。確かにPM2.5は大問題であることには間違いないけれど、放射能汚染の方がはるかに深刻なのではないか?

 妄想と言われるかもしれないが、今の状況は太平洋戦争中と似ている。大本営(東電)は悪い情報は小出しに、しかも目一杯言葉を変えて発表する。検証のしようがないメディアは何の疑問も挟まずにそれを垂れ流す。悪いのは一般消費者とばかりに”風評被害”という言葉を使い、被災者の立場に立っているかのように振る舞う。絆、絆…、もう、うんざりだ。大きな声で叫びたい。

 

2013年10月20日 (日)

「仕事休んでうつ地獄に行ってきた」(丸岡いずみ著・主婦と生活社)を読んで思ったこと。(続き)

 昨日、いちおう応感想は書いたけれど丸岡さんが自身の体験を赤裸々に綴った本を読んだことで私自身も勇気づけられたし親近感も湧いた。だけど、まだいろいろ書き足りなかった。特に自分が会社を辞めざるを得なくなるくらいどうしようもなくなった時のことを書いておきたい。

 もう17、8年前のことになるのか。今思い返しても、とにかく”眠れない”というのが一番辛かった。原因は分からないけれど、とにかく不安感が拭えないのだ。睡眠薬を飲むのだが、医師に一番副作用の少ないものとお願いしたこともあって、飲んだだけでは眠くならない。いけないと知りつつも酒に手を出す。少しは眠ったのだろうけど、まったく眠った気がしない。そして、朝を迎える。頭は朦朧、身体は鉛のように重い。

 抗うつ剤、抗不安薬、精神安定剤、全部で5~6錠飲んで会社に出かける。会社までは車で5分くらいなので途中のコンビニで朝食を買って会社で食べる。前夜出来なかった仕事を片付けるため、他の人がまだ来ない早朝(7時前くらい)に出勤して雑務をこなしているうちに、けたたましく電話が鳴る。8時前なら出ない。こういう時間にかかってくる電話の内容はクレームがほとんど。罪悪感はあるものの、出たら何のために早く来ているのか分からないからだ。

 そうこうしているうちに始業。随所で電話が鳴り響いている。事務所の中が慌ただしい。もう10年選手の自分にとってはありふれた光景だったはずなのに、皆の(20人足らず)緊張感が全て自分に向っているかのような気がしてくる。得意先から電話が来ても、ろれつが回らず吃音になるし、手が震えて満足に文字がかけない。ミミズがのたくったようになってしまう。営業職でありながら大量注文を獲得しても喜びはなく、ただ、その処理の面倒臭さを憂うばかりだ。

 パニック障害とまではいかないけれど、頭はクラクラするし、気持ち悪い感じもするし、とにかく横にならないと治まらない気分だ。仕方なく、お昼に飲むはずの薬を飲んでしまう。それでも治まらないから仕方なく別室で休む。もう若手に示しがつかない。もう限界だった。とにかく体を治してゼロからやり直そう。それしか思いつかなかった。。。

 今も鳴かず飛ばずの人生を送っているけれど、あの時の辛さを思えば天国だ。困難な局面を迎えた時、疲れてしまいテンションが上がらない時、将来不安に見舞われた時、いつもあの時のことを思い出すようにしている。あと、何年生きられるかどうか分からないけれど、なにわともあれ、後悔しない人生にしよう。

2013年10月19日 (土)

「仕事休んでうつ地獄に行ってきた」(丸岡いずみ著・主婦と生活社)を読んで思うこと。

 この本を読むきっかけは、約1ヵ月前、文化放送大竹まことゴールデンラジオのゲストとして、丸岡いずみさんが出演し、ご自身の体験を赤裸々に語ったからだ。よくここまで吹っ切れたなぁと思いつつも、才色兼備で人気の高かったニュースキャスターがどうしてこんなことになったのか、もっと深く知りたくなったのだ。

 そして、私自身、18年前うつとみられる症状に苛まれ苦悩したことがあったので、自分の体験と比較する意味もあった。私の場合、担当医に罹患して会社を休む時と、どうしようもなくなって会社を辞める時の2回診断書を書いてもらったが、担当医は「うつ病」とは書かなかった。「ストレス反応によるうつ状態」、そんな病名が本当にあるのか分からないけれど、今ならハッキリ「うつ病」と書かれていたかもしれない。まあ、今となってはどうでも良い話だ。

 彼女の体験を読んでいくと、やはり過度のストレスに日常さらされていたことがよく分かる。そして、うつの診断に際してそれを認めたくないことも、良かれと思って実行していることが全て裏目にでてアリ地獄に嵌っていくことも、まるで過去の自分を見ているかのようだ。私の方がはるかに症状は軽かったけれど、違っていたのは「食欲不振」と「希死念慮」にならなかったことぐらいだ。ただ、このままちゃんと眠れてそのまますーっと目覚めないでくれないか?とは願っていた。とにかく、あの辛さは罹ったものにしか分からない。結局、会社を辞めてから「治った!」と実感できるまでには1年かかった。

 今は、私が罹患した頃よりもうつ病に対する偏見は少なくなっていると思う。しかし、彼女自身が書いているように「うつ病=負け犬」、「こんな精神疾患になったことがバレたら、もうお終い」なんて悩み続けている人もまだ多いし、またそう考えている健常者も多いだろう。「おわりに」で彼女が願うように、この体験記が世間のうつに対するイメージを変えられれば良いとあらためて思うのだった。

2013年10月18日 (金)

【囲碁】井山裕太五冠が史上2人目の大三冠を達成したことについて思うこと

 昨夜、囲碁の井山裕太五冠が山下名人を破って史上2人目の大三冠(棋聖・本因坊・名人)を達成し、同時に六冠に返り咲いた。終盤両者秒読みに追われる中、手に汗握る緊張感が伝わってきた。

 素人の私には勝着や敗着は分からないが、井山さんが左辺を捨て、大模様を敷いていた白に雪崩込むという展開には驚いた。私は「これでどうやって黒生きるんだろう」なんてヒヤヒヤしていたが、結局生きてしまい、ここで勝負は決まったようだ。それでも最終的には4目半勝ち。素人には僅差の勝利といっても良いだろう。やはりトッププロの碁は凄い。

 これで7大タイトル総なめまで、あと1つとなった。しかし、まだ年内に天元戦と王座戦、年明けに棋聖戦を防衛し、その間に十段戦の挑戦権を獲得して春に勝利しないといけないのだから、井山さんが「途方もないこと」というのはよく分かる。ここまででも囲碁界にとっては十分に偉業なのだ。

 それなのにメディアの取り上げ方が少ない。さすがに新聞各社は自社で棋戦を主催しているから記事にしているけれど、テレビ、ラジオではほとんど取り上げられていないのだ。これでは囲碁に興味のない人には伝わらない。おそらく将棋の羽生さんが過去7大タイトルを獲得しているから、同じように井山さんが七冠でも達成しない限り、メディアが大々的に取り上げることはないのかもしれない。

 それから今回の名人戦第4局、5局は日本棋院の対応も残念だ。せっかくニコニコ生放送で中継しているのに解説すらない。日本棋院会員ならネットで解説が読めるけど、そこまで熱心な人でない一般人は、この難解とも言える対局をただ眺めているだけだ。

 2週間前、日本棋院は「囲碁の将来を考える」というシンポジウムを行い、低迷する囲碁界を活性化させるにはどうするかを真剣に討論していたのに、少し裏切られた感がある。確かに資金面の問題はあるとは思うけれど、今回のような対局がいかに面白いことなのかを、囲碁を知らない人に伝えられなければ、囲碁人口なんて増えるわけがない。関係者の更なる努力を期待したい。

 

 

2013年10月16日 (水)

台風26号で大島が甚大な被害を受けたことについて思うこと。

 仕事柄未明に起きるのだが、その時は”昨日まで気象庁やメディアは10年に一度の勢力などと煽っていた割にたいしたことなさそうだ”なんて思っていた。確かに雨風は強かったけれど、それでも雨具完全装備で自転車で会社に向えたのだから。そして、強風は吹き荒れたものの朝方には青空も見え始め、個人的には、この程度で良かったと感じていた。

 ところが町の小高い山に登れば見える大島では甚大な被害が起こっていたのだ。死者が5名ほど出ていて、行方不明者が50人を超えている?多数の家が流されている?その時のラジオのニュースに耳を疑った。そして夕方になって、ようやく映像を見ることができたのだが、その惨状は目を覆いたくなるほどだ。今現在の被害状況は16名死亡、40名超が行方不明となっている。

 普段、ニュースを茶化す私の親父でさえも、「1日に800㎜超の雨が降ったら、この辺だってどうなってるか分からない。気の毒でニュース映像も観れない」と語るほどだった。私も20年前ぐらいに大島に行ったことがあるから、とても身近に感じる。こうなる前にどこかに避難できなかったのだろうか?なんていう思いが募る。

 今回、気象庁は特別警報なるものを出さなかった、広範囲という基準を満たさなかったのが理由らしい。もちろん特別警報を出したからといって、今回の被害が防げたかどうかは分からない。ただ、あまりにも杓子定規すぎないかという疑問が残るのは否めない。それに今は市町村単位で災害ハザードマップなるものを作成しているはずで、その想定が適切だったのかどうかも、今後の議論対象となるだろう。もう一度、検証し直して欲しい。

 もっとも自然災害は人智を超えてくる。自然には絶対勝てない。少し進路がズレていれば、私が被害者になっていてもおかしくないのだ。今回の災害はあらためて、自然への畏怖を思い知らされた。行方不明者の早期救出と亡くなられた方々のご冥福をお祈りします。

 

2013年10月13日 (日)

「小泉復興政務官が福島視察 風評被害対策を後押し」(東京新聞)の記事を読んで思うこと

 政界のプリンスに相応しいスマートな対応だ。たかだか政務官なのに、どれほどの取材陣がついているのだろうか。そして、東京新聞ですら持ち上げる。親父が脱原発を唱えているからか?もううんざりだ。

 何度か書いているが、私は福島第一原発に絡む”風評被害”という言葉は大嫌いだ。「おまえらは無知で愚かだ」と言われているような気になるからだ。そもそも世間から信用を失くすようなことを平気でしておいて、その責任を転嫁するのはどうみてもおかしい。

 何か健康被害が起こったら補償してくれるのか?福島の子供達に甲状腺ガンが増えていても原発事故とは無関係という暴挙に出ているではないか?皆、分かってる。現政府や役人、大企業、マスコミといった勝ち組の連中が自分達の都合の良いように事を運ぼうとしていることを。庶民を馬鹿にするな!

 この勝ち組の連中は何でもかんでも”自己責任”じゃないか?福島第一原発事故でも不誠実な態度ばかり。これでおまえらを信用しろというのがおかしい。でも悲しいかな、こんな反応を示す人間はその内、排除される。戦前と一緒だ。今、あの時代こうして戦争に進んでいったんだということがよく分かる。

 こんなことを繰り返して良いのか。個人的には敗北感でいっぱいだ。

2013年10月12日 (土)

負けている時が力の付いている時だと思おう。

 囲碁に再び力を入れ始めて、もうすぐ半年になる。覚えたのは高校時代だったけれど、雑誌に投稿して5級と判定されて以降、時折、テレビでの対局を観るくらいだった。今年になって、右アキレス腱痛と疲労の蓄積でなかなかマラソンをしようという気力が失せてきた頃、井山裕太プロの6冠獲得を観て、俄然興味が湧いてきたのだ。

 今のPCソフトはアマ6段程度のものもあるというし、田舎に住んでいてもネット対局なら相手に困らない。それに診断士の先輩には囲碁の有段者もいる。そんなことから、まず8千円程度拠出してマグノリアの囲碁塾三段道場というソフトをダウンロード購入した。詰碁や手筋、布石問題と、対局ソフトが入っている。

 対局ソフト、道策Ⅱはどのくらいのレベルがあるか分からなかったが、レベル4で有段者の方が舌を巻くくらいだから、かなり強いはずだ。私自身はレベル3でもほとんど歯が立たない。5月末の骨折療養を契機にネット碁も挑戦したが、段々落ちていく。実力をつけるためには、やみくもに対局するのは止めてちゃんと勉強しなければいけないと悟った。

 囲碁の上達法を本やネットで読むと、基本死活や定石、手筋を覚えることと、プロの棋譜並べが有効だという。とは言え、本を読むだけで定石や手筋なんて覚えられる訳がない。まして老眼の自分が本を片手に碁石を並べるのは苦痛だ。

 そこで”ユキノシタ”というフリーソフトに、片っ端から基本~応用問題を入力していった。今、500~600問は入っていると思う。それを繰り返し解くようにしている。だいぶ解けるようにはなったが完全習得はできていない。また棋譜並べは、PC対局ソフトに入力している。

 そして、PCソフトとの対局では棋譜が残るので、一度打った後はもう一度再現しながら、どこが悪かったかを検証するようにした。ただ、なにぶん素人の検討なのでポイントを捕まえているかどうかはわからない。でも、打ちっ放しよりは良いはずだ。

 今はレベル4の三子局、またはレベル3の互先を、平日に1局、休日に2~4局ぐらい打つが、それでも思うように勝てない。今日も1勝3敗だ。序盤から劣勢に立たされたり、序中盤が上手くいっても終盤になって足元をすくわれる。負けた時は悔しいが、負けている時が力の付いている時という言葉を信じて、続けてみよう。そして、PCソフトで自信がついたら、ネット碁に再デビューしたい。

2013年10月10日 (木)

嘘つきを容認するようになったらお終い。

 私にはとうてい理解できないのだが、各新聞社の世論調査によると安倍内閣の支持率は6割強ある。サンプルの属性を提示しない調査なんて信用しないけれど、一定の方々は支持しているのだ。もう訳が分からない。

 「デフレから脱却しなければ消費増税はしない」と言いつつ、どんな経済学者がデフレ脱却し邸内と言っていないのに、結局は消費増税を明言した。メディアが首相の”決断”などと煽ったが、もうこんなこと去年の三党合意から決まっていたじゃないか?それよりも”税と社会保障の一体改革”だったのに、社会保障はどうなったの?と批判的に述べるメディアが少ないのはなぜだろう?

 TPP交渉。「聖域を守れなければ交渉から離脱する!」なんて言っていたのに、”細目で検討”だなんて詭弁を発している。しかし、これも大手メディアは批判せず、オバマ大統領がASEANに出席しなかったから年内合意は難しいなんていう論調になってしまっている。私には何で年内合意しなければならないのかという理由が全く分からない。

 その上、随分遅れた臨時国会は、秘密保全法などという、悪魔の法律を通そうとしている。東京新聞だけが頑張っているけれど、戦前回帰とも思える国民の知る権利を失わせようとする法律に対して、メディアスクラムを組んで阻止しようとしないのは、トップが安倍さんと夜な夜な飯食っている成果なのかと疑いを持ってしまう。

 私のような負け組でワーキングプアな人間はともかく、消費税で国民から今以上に搾取した挙句、大企業へは減税して金を回すことを容認する人がそんなに多いのか?もしそれが本当なら暗澹たる気分になってしまう。

 311以降、私は政府のやることに対して、間違っても”性善説”をとらないようにした。自己保身だけの組織なのだ。そう思わないと、一連の対応は説明できない。自分達が良ければそれで良いのだ。多くの国民が、この腐った連中の操り人形となっている大手メディアに疑念を抱かない限り、この国は実質的にアメリカの植民地となってしまうような気がして仕方ない。残念極まりない事態だ。

2013年10月 8日 (火)

【千葉大生殺害 裁判員裁判の死刑破棄 「計画性ない」】(東京新聞)の記事を読んで思うこと。⇒裁判員裁判なんて無意味じゃない?

 【千葉大生殺害 裁判員裁判の死刑破棄 「計画性ない」】(東京新聞)http://bit.ly/1e5l5z9 この記事を読んで真っ先に思ったことは、先例を重視するなら、裁判員裁判なんて無意味だから止めた方が良いということだ。

 もともと裁判員裁判というのは、裁判官の判断だけではなく市井の人間の意見も取り入れようというのが趣旨だったはずだ。この制度が導入される前は、先例主義が強すぎる判決と市民感情があまりにも違い過ぎることが問題になったからではないのか?

 今回だって、裁判員の方々は「死刑」判決を下すにあたって、相当葛藤したはずだ。もちろん、高裁で否定してもらった方が死刑にならなくて済んでホッとしている方もいるかもしれない。だけど、それでも被告の前科や犯行の悲惨さ、同時期に8人に対して行った犯行等々を与して苦渋の決断を行ったのではないのか?

 それに「執行したら取り返しのつかない死刑は厳格な運用を求められることを今回の判決はあらためて示した」東京新聞で解説している記者も頓珍漢というか、裁判所の立場をヨイショした形になっているのは不愉快だ。司法記者クラブで官僚からほめられたいのか?

 この被告に冤罪の可能性があるならともかく、犯行していることは確かではないか。結局、裁判官はこの事件の凶暴性だけを見るのではなく、他の犯行と比較しただけであって、この記者もそれに賛同しているわけだ。これでは市井の人間の感情なんて意味がない。誰だって死刑判決なんて出したくない。わざわざ休暇を取り、自分とは無関係の事件で葛藤する必要性があるのか?それに私には「この被告に更正の余地を残す意味が分からない」

 裁判所がこういう先例主義を貫き、それを記者クラブの人間が後押しする。司法に限らず、行政一般についてもこんなことばかり。もう社会の木鐸なんて言うな。官僚の僕(しもべ)と言え。亡くなられた方のご家族、被害に遭われた方々のご家族はさぞかし憤懣やるかたないだろう。

 私は東京新聞だけは、権力に対して物申すメディアだと思っていたが、今回の件は残念でならない。

 

2013年10月 6日 (日)

囲碁の普及について考えてみた。

 おそらく囲碁に馴染みがない人がほとんどだろう。日本では源氏物語絵巻にも描かれているぐらいだから少なくとも平安時代には行われていた。単純に考えてみれば千年以上続いているボードゲームだ。凄い。戦国武将もよく打ったようだ。江戸時代に入り徳川将軍家が囲碁界を優遇したこともあって、この頃から囲碁は日本が突出していたとも言われている。

 時代は過ぎて1990年代初めまで、その地位は保たれてきた。ところが1990年代後半から今日に至るまで、囲碁の強さをランキングにしたものでみれば、日本は中国・韓国に及ばない。最新の世界囲碁棋士ランキングによれば、100位以内に日本の棋士は4名しか入っておらず、日本で最強と呼ばれる井山裕太5冠ですら24位となっている。とても残念だ。

 衰退した原因のひとつは競技人口が少ないことなのか、日本棋院もその普及を積極的に行っている。確かに十数年前、「ヒカルの碁」という漫画がアニメ化され、その頃始めた若手棋士は育ってきているが、こと普及という面では、なかなか上手くいっているようには思えない。

 これをマーケティング理論のAIDA(アイダ)の法則に当てはめてみると、まずは人々が囲碁というものに注意を引かれて(注意)、次に興味を持つようになり(興味)、自分でやってみようと思うようになり(欲望)、行動を起こす(行動)ということになる。おそらくこの循環が上手くいっていないのではないか?

 囲碁棋士や棋戦のメディア露出なんて、各新聞社が行う棋戦やNHKテレビトーナメントぐらい。何も知らない人が見るわけがない。スカパーなどで囲碁将棋チャンネル、また日本棋院が会員向けに流している動画はその人がやってみたいという「欲望」の段階まで行って初めて見るのだ。そして、やってみたい、という気になっても、簡単に教えてくれる人もいなければ、同レベルで対戦相手すら見つけられない。碁会所は敷居が高そうだ。こうしていくうちにその熱は冷めてしまう。

 ではどうすれば良いのか?まずはプロ棋士や棋戦のメディア露出を増やし、とにかく素人にも囲碁の魅力を伝えることが先決だ。その上で、教えてくれる人、実践の積める場所が必要になってくる。

 具体策としては、日本棋院公認のインストラクター制度を作って学校や地方自治体の囲碁教室などで教えることとか、囲碁入門アプリを作って無料配布することぐらいはしないといけないだろう。タブレット上で動く対局ソフトや解説を聞きながら詰碁や棋譜手順を進められるような電子書籍があってもいい。とにかく、関心を持ちやろうと思った人達がすぐに始められるような工夫が必要なのではないか。

 それでも数多ある趣味の中で囲碁を選択してもらえるかどうか分からない。皆の叡智を集約して普及活動や強化活動を行い、将来、日本の囲碁界が名実ともに世界一になることを願う。

 

 

2013年10月 5日 (土)

【「ごめんね、ママ」児童虐待テーマ曲が有線放送見送り? 「これは流すべき」「どこがいけないの」と反発相次ぐ】(J-castニュース)の記事を読んで思うこと。

 児童虐待をテーマにした曲、文月メイさんの「ママ」が有線放送見送られたということを知ったのは、水曜日の文化放送「飛べサルバトール」の中で、エジプト出身のフィフィさんがこの話題を取り上げたからだ。

 先ほど、ユーチューブで聴いてみた。http://bit.ly/12MTqlk 本当に切なく感じる。だけど、個人的には過激な歌詞があるとは思えなかった。引っ掛かるとすれば「あのゴミ袋と一緒に捨てるの?」というフレーズかもしれない。でも、虐待死の実態をみれば、これでもオブラートに包んだ表現ではないのだろうか?

 先日も京都で親が2歳の子供を川原に叩きつけて殺害したばかり。あまりにも凄惨で言葉にならなかった。ただ親に精神科の通院歴があるということで、メディアは大々的に報道していないようだ。悲惨な事、その背景等々をしっかりと取材報道しないでどうする?この児童虐待問題をもっと国民が身近に感じないで再発を防げるだろうか。

 私が子供の頃から児童虐待はあったはずだ。でも近年、ニュースになる児童虐待はあまりにもその手口が酷すぎる。かつて、緒方拳主演で「鬼畜」という映画があったけれど、もはや現実の方が残虐性ははるかに上回っている。皆がこの問題に関心を持ち、虐待を防止する仕組みを再度見直さなければならない。

 311以降、この国では、”国民が不安を抱く”ということを名目に、どんな悲惨なことでも出来るだけオブラートに包んで報道してきたような気がする。確かに、一時しのぎにはなるだろうけれど事態が劇的に改善されることは難しい。事実をあり得るがままに受け止めて、原因追及を行い、適切な対応策がとられることが必要なのだ。

 この曲の是非を判断するのは聴取者の方だということが二の次になったのはなぜなのか?この曲を放送禁止と判断した方は何を恐れたのだろう?まさか文科省に配慮したのか?様々な疑問が浮かぶ。だけど、こうして放送禁止の話題が出たことで私のような者も知ることになった。ひょっとすると、これも炎上マーケティングの一種なのかもしれない。これを機にヒットして児童虐待防止に一役買ってくれることを願う。

2013年10月 4日 (金)

山北町-”ランニング”による地域おこしの可能性(その2)

 この町にランナーがやってくるようになったのは、ランナーズのなかで岩本能史氏主催のランニングチームが”峠走”というトレーニングをさくらの湯を起点に行って成果を出していると紹介してくれたことにある

 今までなら大野山へ登山をする方がチラホラいたくらいだったのに、週末になるとランナーの姿を見かけるようになった。そこで”ランニング”による地域おこしの可能性を考えた。地域おこしというとハードルが高いような気がするけれど、とにかく週末だけでもいいから人が来てくれることを目指したら良いのではないか?では、どうやって人を呼ぶのか。これがなかなか難しい。

 資金が沢山あれば、定期的に著名芸能人でも呼んでイベントを行えば、それなりに認知度も上がり、上手くいけばパブリシティも期待できるかもしれない。しかし、田舎の町にそんな予算がある訳がない。そうだとすると魅力的なコース及びアフターを充実させて、口コミで伝えていくしかない。

 私が考える魅力的なコースというのは、①安全性が確保されていること、②景色や自然を味わえること、③道標できれば距離表示があること、④コース上何か所かにトイレがあることだ。基本的には、これらのことを満たしたうえで、SNSで発信していくことから始められないか?

 アフターに関しては、さくらの湯で汗を流すことが可能だし、簡単な飲食ぐらいは出来る。もし、もっとレジャー気分が必要なら、車で30分も走れば御殿場プレミアムアウトレットもあるし、10分ぐらいでアサヒビール足柄工場もある。車だと飲めないのが残念だが、作りたてのビールが飲めるし、レストランでは飲み放題、食べ放題プランなどというのもある。

 もっとも、こんなことぐらいで来てくれる人が劇的に増える訳ではないけれど、何もしないよりは良いぐらいの感じで行動に出ることも必要なのではないだろうか?多くのランナーから”峠走”といえば、”山北町”なんて言われるようになれると良いなぁ。(ただ、コースの大部分は南足柄市なのが玉にきず)

【追記】まだ頭の中にあるもの全てを出し切った訳ではないので、纏まった段階で時々書いていきたい。

 

2013年10月 3日 (木)

山北町-”ランニング”による地域おこしの可能性(その1)

 最近、日々のニュースに憤りを覚えることが多く、その記事の感想ばかり書いていたが、たまにはポジティブなことも書いてみたい。

 私の住んでいる町、神奈川県の西部に位置する山北町はハッキリ言って過疎の町だ。昼間なんて、町の中心街ですら歩いている人はまばらだ。もっとも、静かで落ち着いているから、それで良いと言えば、”そうですよね!”、としか応えられない。ただ長年この町に住んでいる者にとってこのまま寂れていくのは悲しい気もする。

 昨今、地域おこしとしてB級グルメや地域ブランド創設、ゆるキャラなんていうものもあるけれど、残念ながら、この町にはそういう土壌があるとは思えない。さしたる魅力的な観光資源もない。信玄の隠し湯と謳う中川温泉はあるけれど、基本的に低温の温泉を沸かしたものだし、数多ある温泉地に敵うわけがない。こうしてみると、中小企業診断士が現状分析として用いるSWOT(強み・弱み・機会・脅威)分析では弱みや脅威ばかりが目立つ。

 しかし、強みや機会はないのか?私が遅いながらも市民ランナー気取りでいるからかもしれないけれど、ランナーとしては魅力があるのだ。今や東京マラソンをきっかけにランニング人口は上昇の一途を辿っている。普段は皇居を走られている方々だって、たまには郊外の空気の良い所でLSDやマラニックといった長距離を踏みたいはずだ。

 山北町は東京からなら電車で2時間かからないところに位置している。幹線道路以外は交通量も少ないし、信号も少ないから止まらずに走れる。そして、数年前、「峠走」と称して、ランニング雑誌「ランナーズ」に駅に隣接する「さくらの湯」を起点とした、足柄峠往復や大野山往復などを紹介してもらえた。それ以降、週末はランナーの姿を多く見かけるようになった。

 また丹沢湖では30年以上に渡ってマラソン大会が開かれていて、アクセス以外では高評価を得ている。私自身、練習で丹沢湖を走ったこともあるけれど、1周の高低差は40m程度で15㎞強の距離を稼げる。晴れていれば時折見える富士山を見ながら、湖の周りを走るのは気持ちの良いものだ。

 そして、平地でのランニングに留まらず、昨今はトレイルランニング人口も増えている。この練習地としても、丹沢湖を起点にすれば、浅瀬から水の木、甲相国境尾根を通り、箒沢、中川と下ってくることも可能だ。(ただ、今は2010年の水害で水の木林道は通れない)。トレイルランニングは登山者に疎ましがられるけれど、甲相国境尾根を歩く登山者は少ないから、大きな問題が起きるとも思えない。

 とにかく人が来なければ、話にならない。走りたい人間は沢山いるのだ。上手い戦略を立てることが出来るなら、もっと多くの人を呼び込むこむことができるのではないか?少しでも閑散とした町に活気が出るのではないか?数年前から、そんなことを考えていた。「金が無いなら知恵を出せ!」。

 時間に余裕があれば、”提案書”を書いても良いと思っていたが、貧乏暇なし、暇があれば休みたい自分にはなかなか出来ない。ただ、頭の中で妄想しているだけでは面白くないので、提案書の下書きレベルでしかないけれど、あと数回に渡って書いてみたい。

2013年10月 2日 (水)

「秘密保護法案:新聞協会『知る権利が損なわれる恐れ』」(毎日新聞)の記事を読んで思うこと。

 秘密保護法案:新聞協会「知る権利が損なわれる恐れ」(毎日新聞)http://bit.ly/1fInwfl

 パブリックコメントは2週間も前に締め切られたのに、何を今さらという印象が強い。この法律に大批判していたのは東京新聞だけで、他の新聞は曖昧な表現でぼやかしていたではないか?結局、官邸記者クラブ等々、官庁にぶら下がる記者クラブに対する締め付けが厳しくならないようにしていただけ?のようにしか思えない。

 この法案の肝は、権力を持った方々が自分達に都合の悪い情報は何でもかんでも「秘密」にして、それを追及できなくしてしまうことだ。今だって、国家公務員法や自衛隊法で秘密保全に対する罰則はあるのに、あえて新規に法律を作って、我々庶民の知らないうちに、粛々と制定して国民の人権を奪おうとするのが明白だ。全くもって恐ろしい。

 この秘密保護法案を廃案に追い込むには世論の盛り上がりが重要なのに、大手メディアの連中は安倍首相と何回か会食する仲だ。権力を監視しなければいけない立場の人間がこういうことをしていて恥ずかしくないのか?こういう民主主義の危機の時にこそ、お得意のメディアスクラムを組んで、この法案がいかに怖いものなのかを大々的に報道すべきなのではないか?

 今の政権幹部連中は、何とかして戦争の出来る国にしたいのだろうとしか思えない。消費増税で国民を疲弊させ、国民の知る権利をはく奪し、原発再稼働でプルトニウムを増やす。自分達が都合の良い社会構造に変革しようとしていく。これらのことで意味するものは何か?こんなことを書くと、大手メディアに心酔する人達からは反感を買うかもしれない。だけど、私自身は明らかにおかしいと思うので、ここに記しておきたい。

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