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2013年10月 6日 (日)

囲碁の普及について考えてみた。

 おそらく囲碁に馴染みがない人がほとんどだろう。日本では源氏物語絵巻にも描かれているぐらいだから少なくとも平安時代には行われていた。単純に考えてみれば千年以上続いているボードゲームだ。凄い。戦国武将もよく打ったようだ。江戸時代に入り徳川将軍家が囲碁界を優遇したこともあって、この頃から囲碁は日本が突出していたとも言われている。

 時代は過ぎて1990年代初めまで、その地位は保たれてきた。ところが1990年代後半から今日に至るまで、囲碁の強さをランキングにしたものでみれば、日本は中国・韓国に及ばない。最新の世界囲碁棋士ランキングによれば、100位以内に日本の棋士は4名しか入っておらず、日本で最強と呼ばれる井山裕太5冠ですら24位となっている。とても残念だ。

 衰退した原因のひとつは競技人口が少ないことなのか、日本棋院もその普及を積極的に行っている。確かに十数年前、「ヒカルの碁」という漫画がアニメ化され、その頃始めた若手棋士は育ってきているが、こと普及という面では、なかなか上手くいっているようには思えない。

 これをマーケティング理論のAIDA(アイダ)の法則に当てはめてみると、まずは人々が囲碁というものに注意を引かれて(注意)、次に興味を持つようになり(興味)、自分でやってみようと思うようになり(欲望)、行動を起こす(行動)ということになる。おそらくこの循環が上手くいっていないのではないか?

 囲碁棋士や棋戦のメディア露出なんて、各新聞社が行う棋戦やNHKテレビトーナメントぐらい。何も知らない人が見るわけがない。スカパーなどで囲碁将棋チャンネル、また日本棋院が会員向けに流している動画はその人がやってみたいという「欲望」の段階まで行って初めて見るのだ。そして、やってみたい、という気になっても、簡単に教えてくれる人もいなければ、同レベルで対戦相手すら見つけられない。碁会所は敷居が高そうだ。こうしていくうちにその熱は冷めてしまう。

 ではどうすれば良いのか?まずはプロ棋士や棋戦のメディア露出を増やし、とにかく素人にも囲碁の魅力を伝えることが先決だ。その上で、教えてくれる人、実践の積める場所が必要になってくる。

 具体策としては、日本棋院公認のインストラクター制度を作って学校や地方自治体の囲碁教室などで教えることとか、囲碁入門アプリを作って無料配布することぐらいはしないといけないだろう。タブレット上で動く対局ソフトや解説を聞きながら詰碁や棋譜手順を進められるような電子書籍があってもいい。とにかく、関心を持ちやろうと思った人達がすぐに始められるような工夫が必要なのではないか。

 それでも数多ある趣味の中で囲碁を選択してもらえるかどうか分からない。皆の叡智を集約して普及活動や強化活動を行い、将来、日本の囲碁界が名実ともに世界一になることを願う。

 

 

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