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2013年10月20日 (日)

「仕事休んでうつ地獄に行ってきた」(丸岡いずみ著・主婦と生活社)を読んで思ったこと。(続き)

 昨日、いちおう応感想は書いたけれど丸岡さんが自身の体験を赤裸々に綴った本を読んだことで私自身も勇気づけられたし親近感も湧いた。だけど、まだいろいろ書き足りなかった。特に自分が会社を辞めざるを得なくなるくらいどうしようもなくなった時のことを書いておきたい。

 もう17、8年前のことになるのか。今思い返しても、とにかく”眠れない”というのが一番辛かった。原因は分からないけれど、とにかく不安感が拭えないのだ。睡眠薬を飲むのだが、医師に一番副作用の少ないものとお願いしたこともあって、飲んだだけでは眠くならない。いけないと知りつつも酒に手を出す。少しは眠ったのだろうけど、まったく眠った気がしない。そして、朝を迎える。頭は朦朧、身体は鉛のように重い。

 抗うつ剤、抗不安薬、精神安定剤、全部で5~6錠飲んで会社に出かける。会社までは車で5分くらいなので途中のコンビニで朝食を買って会社で食べる。前夜出来なかった仕事を片付けるため、他の人がまだ来ない早朝(7時前くらい)に出勤して雑務をこなしているうちに、けたたましく電話が鳴る。8時前なら出ない。こういう時間にかかってくる電話の内容はクレームがほとんど。罪悪感はあるものの、出たら何のために早く来ているのか分からないからだ。

 そうこうしているうちに始業。随所で電話が鳴り響いている。事務所の中が慌ただしい。もう10年選手の自分にとってはありふれた光景だったはずなのに、皆の(20人足らず)緊張感が全て自分に向っているかのような気がしてくる。得意先から電話が来ても、ろれつが回らず吃音になるし、手が震えて満足に文字がかけない。ミミズがのたくったようになってしまう。営業職でありながら大量注文を獲得しても喜びはなく、ただ、その処理の面倒臭さを憂うばかりだ。

 パニック障害とまではいかないけれど、頭はクラクラするし、気持ち悪い感じもするし、とにかく横にならないと治まらない気分だ。仕方なく、お昼に飲むはずの薬を飲んでしまう。それでも治まらないから仕方なく別室で休む。もう若手に示しがつかない。もう限界だった。とにかく体を治してゼロからやり直そう。それしか思いつかなかった。。。

 今も鳴かず飛ばずの人生を送っているけれど、あの時の辛さを思えば天国だ。困難な局面を迎えた時、疲れてしまいテンションが上がらない時、将来不安に見舞われた時、いつもあの時のことを思い出すようにしている。あと、何年生きられるかどうか分からないけれど、なにわともあれ、後悔しない人生にしよう。

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