« 「『鮮魚』メニュー実は冷凍 阪急阪神ホテルズ異なる表示」(朝日新聞)の記事を読んで思うこと | トップページ | 今だから書ける「初めての精神科受診」(その2) »

2013年10月24日 (木)

今だから書ける「初めての精神科受診」(その1)

 先日、丸岡いずみさんの「仕事休んでうつ地獄に行ってきた」を読んで、私も17、8年前のことが走馬灯のように甦ってきた。ブログで書けば、恥さらしになるかもしれないけれど、今、精神的に苦しんでいる人がひょんなことから目にして、勇気をもってもらえたら良いと思い、当時のことを綴ってみる。

 7月初旬の誰もいない早朝、机に積み上がった書類に手を出すことができなかった。仕方なく辞表を書いた。GW中から我が課は緊急事態が続き、自分の仕事は元より、他の仕事もやらざる負えなかったのに、アシスタントはまだ新人で、OJTをしている時期で、余程のことがない限り「コレ、やっておいて」なんて任せられない。この事態が収束するまでは頑張ろうと、心に決めていた。

 しかし、社内事情を知らせることが出来ないこともあってクレームが多発する。得意先からの矢のような催促、その時としては理不尽な要求、膨大な事務処理、休日を返上しながらこなしたものの一向に捌けない。電話対応は謝罪ばかり。自分としては精一杯のことをしているのだが、ミスの連発だ。夜、帰り間際、翌日の行動チェックリストを作るのだが、翌朝、それは見直す事態になることがしばしばだった。ようやく6月締めの仕事が終わった時、張りつめていた糸が切れてしまった。

 早めに来た上司に、「辞表」を出して「もう限界です」と言った。押し問答が続いた後、「とりあえず、午前中、病院に行かせて欲しい」と頼み、会社を後にした。まだ、7時頃だから一旦アパートに戻り、電話帳で病院探しを始める。今でこそ、心療内科はどこにでもあるけれど、当時の地方都市ではそんなところは見つからない。結局、アパートから車で10分ぐらいの所にある精神科病院しかなかった。

 病院の前で何度迷ったか分からない。”ここに来てしまえば人生終了だ”と考えていたからだ。普通の病院とは違う。何か事件があれば、「容疑者は精神科への通院歴がありました」とレッテルが貼られてしまうし、周囲の人達の目も変わるだろう。精神科受診のハードルは想像以上に高かった。 (続く)

« 「『鮮魚』メニュー実は冷凍 阪急阪神ホテルズ異なる表示」(朝日新聞)の記事を読んで思うこと | トップページ | 今だから書ける「初めての精神科受診」(その2) »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/219908/58447209

この記事へのトラックバック一覧です: 今だから書ける「初めての精神科受診」(その1):

« 「『鮮魚』メニュー実は冷凍 阪急阪神ホテルズ異なる表示」(朝日新聞)の記事を読んで思うこと | トップページ | 今だから書ける「初めての精神科受診」(その2) »

2018年10月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      
無料ブログはココログ