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2013年11月27日 (水)

手に汗握った、囲碁女流本因坊戦。向井千瑛新女流本因坊おめでとう!

 今日、囲碁の第32期女流本因坊戦第5局が行われ、先ほど向井千瑛5段が謝依旻(シェイ・イミン)女流本因坊を破って、新女流本因坊を獲得した。彼女にとっての初タイトルとなった。

 昨今、女流囲碁界では謝依旻女流三冠が断トツで、そこに向井千瑛5段、奥田あや3段が果敢に挑戦するような状況になっていた。女流本因坊も謝さんが、6期連続タイトルを維持しており、女性棋士相手では向かうところ敵なしと言ったような感じだった。

 今回の女流本因坊戦は向井5段が対戦成績を2勝1敗とリードしながら、第4戦を落とし相星で第5局(最終局)を迎えた。もう何度も闘っているから、相手の手のうちは互いに良く知っている筈だ。どんな闘いになるだろう?ワクワクしながら、幽玄の間というサイトを覗いていた。

 序盤、素人目に見ても、黒番の向井5段が優勢に進めているように思えた。なぜなら左上隅は黒が制しているし、結局、4隅は黒が地にしているからだ。後は中央に出来た白の模様をどのように消していくかで勝敗が決まるだろうと。

 しかし、さすがは謝女流本因坊。黒の薄みを突いた126手目、ここから凄まじい闘いが始まる。逃げる向井、追う謝女流本因坊。「どう見ても、黒は生きない」。素人の私にはそう映り、手数が進んでも、まさかあの黒石が生還するなどとは思えなかった。どこを打っても白に跳ね返されて防戦一方だ。私は向井さんがいつ投了(負けを宣言)してもおかしくないと感じていた。

 ところが向井5段の粘り強さは観ているものを魅了した。1手1分の秒読みに入っても、一見、無駄なような手に見えても果敢に打ち進めて、上辺から下辺までが見事に繋がったのだ。「おお~、」思わず、PCの前で声をあげた。

 こうなると、元々地合いで先行していた向井5段の方が有利だ。危なげなく打ち進め、結局、謝女流本因坊が投了した。新女流本因坊誕生の瞬間だ。今までタイトル戦では謝さんに勝つことのできなかった向井さんの心境はどうだったのか。凄く興味がある。本当に素晴らしい闘いだった。

 ただ、残念なのは、この対局が幽玄の間というサイトでしか見られなかったことだ。今は廉価でユーストリーム配信が可能なのだから、素人の自分としては、プロの対局にはどうしても解説が欲しかった。確かに、日本棋院は赤字が続いていて、財政的に厳しいのは分かる。

 しかし、こういう白熱した対局を囲碁を全く知らない人にさえ、簡便に伝えるような取組をしていかないと、なかなか囲碁人口は増えていかないような気がする。棋士は真摯に闘っているので、それを伝える工夫を是非考えて実行してもらいたい。

 それにしても、本当に凄い闘いだった。向井5段、初タイトルおめでとう。

 

 

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