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2013年12月 3日 (火)

囲碁の知らない人に井山六冠の凄さが伝わらないのは寂しい。

 昨日、囲碁王座戦第4局が行われ、井山王座が張栩九段を破って防衛を果たすとともに六冠を守った。私は仕事の合間にスマホで”幽玄の間”を時折覗いて、その進行を注視していたが、右下隅で繰り広げられる攻防は固唾を呑んでいた。結局、コウ争いに勝った井山王座が、その後も張栩九段の猛攻を退け221手で中押し勝ちした。これで井山氏は年内の六冠を確定することとなった。

 夢の七冠までは、来年早々始まる棋聖戦で防衛し、十段戦の予選をあと2勝して結城十段へ挑戦して勝利することが必要になる。今の勢いをもってすれば可能かもしれないし、おそらく今後も現れるかどうか分からない記録なので是非、偉業を達成して欲しい。

 ただ、残念ながら、この凄さを囲碁を知らない人には「あっ、そう?」ぐらいにしか思わないだろう。テレビや新聞で大きく取り扱われることもないし、何より囲碁はとっつきにくいし、仮に対局を見ても、何が何だかサッパリわからないからだ。

 例えば、野球なら、ルールを知らない人であっても、テロップが出れば、今現在、どちらが勝っているか?、ランナーはいるかいないか?カウントは?打者の平均打率は?といったことが全て一瞬に分かる。また、ボクシングなどでも、回が終わるごとに解説者の採点があるから(間違っている場合もあるが)、どちらが優勢かすぐに分かる。

 ところが囲碁や将棋の場合はそうはいかない。盤面を映し出されても、知らない人が一瞬に形勢判断することは出来ない。ただ、将棋の場合は、もはやPCソフトがプロ棋士と互角に戦えるぐらいになっているので、その優劣評価をみれば、ルール等を知らない人でも、今現在、どちらがどのくらい優勢なのかを知ることが可能だ。

 しかし、囲碁の場合は、最強PCソフトがアマ六段程度の棋力を持つとはいえ、その形勢判断をそのまま受け入れられるものまでにはなっていない。だから、単に盤面を映し出されても、チンプンカンプンだ。

 囲碁を知らない人が、だいたいで良いから野球中継のようにプロの対局を伝えられるようになれば、中にはその凄さ、面白さを理解して、興味が湧き、やってみようということになるかもしれない。

 私は20世紀後半まで、日本囲碁界が世界の中心であったのに、今や中韓に遅れをとっていることが残念でならない。結局は日本の幼少期からの囲碁人口を増やさない限り、太刀打ちできないような気がするのだ。日本棋院の財政状況が悪いのは分かるが、知らない人を惹きつけるための努力は惜しまないで、頑張って欲しいと思う。

 

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