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2014年1月26日 (日)

「囲碁文化の魅力と効用」(藁科満治・日本評論社)を読んで思うこと

 たいてい囲碁の本と言うとプロ棋士が書いたものが多いけれど、この「囲碁文化の魅力と効用」の著者の藁科氏は元参議院議員で官房副長官まで務めた方だ。この本は技術書ではなく、囲碁の歴史から、このゲームがもたらす人々への効用についてを述べている。囲碁を知らない人でもスラスラ読める内容だ。それに表紙は源氏物語絵巻で、当時の囲碁風景である。

 私は知らなかったが、平安時代辺りだと囲碁は「琴棋書画」の一つで士大夫の学ぶべき四芸の一つとされていたようだ。紫式部や清少納言が囲碁を打っている姿なんて、タイムマシンがあれば覗いてみたい。さぞかし優雅なものではなかったか?

 時代は進んで、戦国武将たちもこぞって囲碁に親しんだようで、今年の大河ドラマ「黒田官兵衛」でも囲碁の対局シーンがあったらしい。特筆すべきは、徳川家康の偉業だ。江戸時代に碁所を設け、今でいうプロ棋士を輩出しただけでなく、4つの家元にお城碁で切磋琢磨させたことだ。このことにより、日本囲碁界は技術的に目覚ましい進化を遂げたというではないか。

 現代では多くの政治家も嗜み、あのイチローでさえ少年時代は囲碁教室に通っていたのには驚いた。

 そして、現在の学校教育でも取り上げられていることが紹介されている。集中力や大局観、コミュニケーション向上、忍耐力醸成、様々な効用があるので、東大でも行われているらしい。また、老人にはボケ防止にもってこい。ルール自体は簡単だが、その奥深さは計り知れないのだ。

 私は昨年から30数年ぶりに再び熱を上げ始めたが、悠久の時代から続くこのゲームを面白さを多くの人が分かってくれたら良いのにと切に願う。

 

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