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2014年1月21日 (火)

「碁打秀行(私の履歴書)」(藤沢秀行著・角川文庫)を読んで思うこと

 50の手習いと言う訳ではないけれど、アキレス腱の違和感と日常の疲労感がとれず満足に走ることができなくなったため、去年の4月から30数年ぶりに囲碁を勉強し始めた。だが、なかなか上達しない。技術書(棋書)ばかり読んでいても飽きてきたので、気分転換に、ちょっと変わった棋士の半生が書かれた「碁打秀行(私の履歴書)」(藤沢秀行著・角川文庫)を取り寄せてみた。もちろん、中古本だ。

 私が最初に囲碁を覚えたのは高校生の頃で、その時、プロ棋士の中で異彩を放っていたのが藤沢秀行さんだった。当時はビックタイトルを獲る凄い棋士ぐらいにしか思っていなかったが、日本囲碁界では最高峰と言われる「棋聖」位に創設当初から6連覇を飾る快挙を達成した強者であると同時に、ギャンブル、アル中、女、と豪放磊落な人柄なのだ。

 噂には聞いていたが、この本を読むと、秀行先生の破天荒ぶりがよく分かる。でも憎めない。碁の強さだけではなく、人間味溢れる姿に多くのファンがいたのだ。だいたい、対局中に借金取りが催促の電話を掛けてきたり、多額の賞金も管財人が管理していた中で、対局を行い勝っていく。凄いの一言に尽きる。

 秀行先生が開いたプロ棋士の塾では、今、第一線で活躍する棋士が多い。私生活はともかくも、その類まれなる才能を少しでも吸収したいと思ったのだろう。今、その血は孫娘の藤沢里菜さんに受け継がれているのかもしれない。

 秀行先生はかつて中国、韓国へも指導に行った。当時は日本の方が実力は上だったが、今では逆に全く歯が立たなくなった。そんな状況を天国からどう見ているのだろう。聞いててみたい気がする。

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