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2014年2月23日 (日)

TPP交渉なんて、一刻も早く決別すべきだ。

 TPP交渉が難航しているようだ。自民党が掲げる主要五品目の関税維持がアメリカには気に喰わないらしい。日本がこれを譲歩しない限り交渉締結は難しいような報道がなされている。そもそも自民党は「TPP交渉には参加しない」という公約で政権交代したのだから、既に交渉に参加してしまったことだけでも公約違反なのに、「これ以上1ミリたりとも譲歩しない」と言ったことすら破るのならば、完全な裏切り行為である。

 今月に入ってからの雪害で野菜価格は高騰している。それでも時期が来れば必ず価格は安定する。ちゃんと日本の農家は生産しているのだ。しかし、TPPによって農家が他国と執拗な競争に晒されたら、生き残れる農家なんてほんの僅かだ。TPP推進連中のいう高品質の農作物は海外農産品に勝てるなどと言っているが、それは、海外の金持ちだけに通用する話であって一般庶民には全く関係ない。

 結局、今の農業構造では農家の衰退が一気に進むことになる。今でさえ、6割もの農産品が海外に頼っているのだ。それをさらに下げるようなTPP交渉なんて愚かの極みだ。このことは散々書いてきた。

 その上、安倍政権は積極的平和主義という言葉で国民を欺き、戦前のような社会を築こうとしている。仮想敵国が中韓であることには違いない。中韓を抜きにして農産品の確保が出来るのか?アメリカがその分供給してくれるのか?他国に食料を握られたら、いくら経済を強くしたって、軍備を拡張したって話にならない。

 あの太平洋戦争だって、多くの戦死者は餓死者が多かったという。兵站も満足に出来ずに戦線を拡大したからだ。でも今と似ていないか?アベノミクスとやらで大企業は潤ったかもしれないが、庶民は所得が上がらないのに物価が上がり疲弊している。TPP交渉が実って海外から安い農産品が入ってくるかもしれないが、何か政情不安でもあれば一気に輸入出来なくなる。それで良いのか?

 今回の雪害を見ても分かる通り、物流が2、3日停滞しただけで、スーパー、コンビニに物は無くなり、不自由な生活を余儀なくされる。やはり、自前で農作物等は確保してなければならないのは当然なのだ。

 農業自体の構造改革は必要だが、それは農業をやることが会社等で働くよりも報酬等の面で魅力がなければいけない。果たして、そこまでこの国は出来ているのか?それが出来ないうちは、農業を崩壊させるTPPなどには一刻も早く脱退すべきだ。このことを多くの国民が認識しなければ、大変なことになりかねない。大手メディアに勇士はいないのか?

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