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2014年3月 5日 (水)

【PC遠隔操作事件】片山被告の保釈記者会見を見て思うこと

 NHKなど大手メディアは先日柏市で起こった通り魔殺人事件の容疑者が取り調べを受けているニュースで持ちきりだ。しかもまだ逮捕状も出ていないのに家宅捜索の模様を報道している。人権無視も甚だしい。

 そんな中、昨年メディアを騒がせたPC遠隔操作事件の片山容疑者がようやく保釈された。保証金は何と1000万円。このこと自体狂っているが、司法記者クラブに属しているメディアは、検察や司法権力に逆らえず、表立って批判していない。おそらく、明日は柏市の事件がメインで、片山被告保釈なんてベタ記事扱いだろう。

 記者会見は司法記者クラブで行われたから生中継は駄目なようだ。私はIWJの録画配信を視聴した。初めて見る片山被告の動いている映像及びその声。案外、しっかりした口調で淡々と語っている。しかも、記者の質問に対して、矛盾と思われる感じがしない。今までメディアによって盛んに作られてきたイメージとは全く違う。検察が執拗に勾留しつづけたのは、彼自身がメディアの前でしゃべられることを恐れているのではないかと思えるくらいだ。

 そもそも裁判が始まり、公判前手続きによって証拠も提示されたのに、尚且つ、殺人や強盗傷害という罪状でもないのに、保釈申請が認められない時点で異常な対応だ。今回も、高裁は認めたのに、検察は特別抗告なんていう方法でさらに勾留を続けようとした。片山氏を犯人と正々堂々と証明できるなら、こんな姑息な方法を採っただろうか?甚だ疑問である。

 素人の私には、彼が検察に弁護士に入れ知恵されたとはいえ、取り調べの可視化を要求するなど、真っ向から盾突いたため、見せしめにされたのではないかと思えるくらいだ。この代用監獄とも呼べるシステムを、大手メディアが追及しないなら、やはり、権力の広報機関ということを証明してしまったようなものだ。

 結局、メディアの論理は、取材対象となるべく役所には盾突かず、尚且つ、視聴率や購読者が伸びれば良いと言うだけの話ではないか。もし、片山被告が無罪を勝ち取ったら、彼らに対して損害賠償請求をすべきである。もっとも、今回の裁判所の対応をみても、片山氏がどうしても犯人でなくてはいけないような思惑がみえるから、国連から中世の司法と言われるように証拠不十分でも有罪になる可能性はあると思う。

 この事件については、私は彼が犯人であってもなくても構わない、とにかく、この捜査手法、報道の在り方がおかしいとブログに書いてきた。私がこの事件にこだわるのは、私自身、毎日ネットを利用している以上、こうした事件が自分の身に降りかかってくることもあり得るという恐怖を覚えるからだ。

 明日からどういう報道のされ方をされるか分からない。果たして、検察批判が出るだろうか?検察側だけでなく、容疑者の声をちゃんと伝えることを望みたい。

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