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2014年5月

2014年5月31日 (土)

「5歳衰弱死7年後発覚 児相、未就学を放置」(東京新聞)の記事を読んで思うこと

 厚木市には30年前に1年だけだったが住んだことがあるし、今でも仕事で1週間に一度は行く。しかも、児童が遺体で見つかったアパートなんて、かつて住んでいたところから車で10分足らずで行けてしまうから、このニュースを聞いてショックだった。「5歳衰弱死7年後発覚 児相、未就学を放置」(東京新聞)http://bit.ly/1m0bXO0

 児童虐待の件については、このブログでも散々嘆いてきた。私に妻子はいないから親子関係がどんなに切実なものかは理解できないのかもしれないが、いくらなんでも子供を部屋に閉じ込めた挙句、食料も与えないなんて想像しただけで残酷極まりない。おそらく泣いたり叫んだりはしたと思うのだ。同じアパートに住んでいた人は気づかなかったのかなぁ?もっとも、実際私がそこに居たら通報出来ただろうか?ただ、1日だけではなく、2、3日続けば、少なくとも近隣の人と相談するか、大家さんには連絡したと思う。

 それにしても、この犯行を行った父親の神経が分からない。シングルファーザーだったようだが、足手まといとしか思っていなかったのかな?子供が死んだからこの部屋に住むのは嫌だといって別の所で生活していたという。愛甲といっていたから、直線距離で10㎞以上離れているか。今まで発覚しなかったのだから、おそらく家賃も払い続けていたのだろう。そういう状態でよく平然と生活できていたものだ。こんな酷い犯罪だって、おそらく有期刑で済んでしまう。両親に見放され亡くなった子供が不憫でならない。

 新聞記事によれば、こうした悲惨な被害を防ぐためにある児童相談所は、10年前この子が小学校に通っていないことを知りながら警察に相談していなかったという。確かに10年前は今より児相の権限は小さかったし、それでもなお児相の仕事が大変なのはよく分かっているつもりだから叩きたくはない。でも今日、記者会見に臨んだ所長の表情を見ると、”何で自分がこんな時に所長になっちゃったんだろう?、ツイてない(>_<)”という感じがしてしまうのだ。(一部切り取られた映像を見た私の印象です。一番辛いのは彼らなのかもしれない)

 今現在、行方が分からないというこの子の母親はこのニュースを知っているだろうか?警察は連絡しないものなのだろうか?お葬式はやるだろうから、せめて母親には出席してもらって、この子を供養してもらいたい。そうでなければ悲しすぎる。憤りとともに空しい気持ちでいっぱいだ。この子のご冥福をお祈りします。今度は真っ当な両親の元に生まれてきてね。

2014年5月30日 (金)

北朝鮮が拉致再調査を行うというが…。

 昨日、日朝協議で北朝鮮が特定失踪者を含む拉致被害者の再調査を行うこと、反対に日本は経済制裁緩和を盛り込んだ合意文書を取り交わした。メディアはどこもトップ扱いだった。ここ数年、拉致問題については何ら進展がなかっただけに少し動いたのは良いことだと思う。

 しかし、これまで北朝鮮には何度も裏切られてきたことを忘れてはいけない。今回だって、あくまで「調査」なるものを行うというのであって、拉致問題の全面解決の定義が決まっていないし、「調査しましたが分かりませんでした」と言われればそれでおしまいだ。なにより「調査を開始しました」という時点で経済制裁を緩和すること自体疑問だ。

 北朝鮮は今も核開発やミサイル開発を止めていない。国家予算の大半をつぎ込んでいると言われている。今までだって財政が厳しくなると、こうして擦り寄ってきた。果たして今回は日本人が望む結果になるのか?なんだか拉致被害者のご家族が政治に翻弄されているようで素直に喜べない。

 ここは冷静に推移を見守る必要があると思う。

2014年5月29日 (木)

韓国KBSが社長解任のストライキを行っていることについて思うこと。

 韓国のメディアKBSが社長退陣を要求してストライキを行っている。社長が政府の介入を許したという理由だ。私は6時のNHKニュースで知ったが、”よく、この件をNHKで報道できるなw”と思った。

 今やNHKなんて安倍チャンネルではないか。経営委員の4人が安倍シンパで、快調がその親玉で、平然と「政府が右ということを左とは言えない」と述べた人物だ。尚且つ、役員には事前に辞表提出を求めている。政治介入なんて代物ではない。滅多にテレビは見ないけれど、ニュースともなれば必ずと言っていいほど、安倍首相の熱弁を報道する。一種のサブリミナル効果か?

 私はニュースに登場するアナウンサーが哀れで仕方ない。自分の生活を守るためもあるのは承知しているが、北朝鮮のアナウンサーと本質的には何ら変わりない。政府の意向に逆らえず視聴者を蹂躙するかの如く、笑顔で政府広報部と化している。

 悲しいかな、この国のメディアは韓国にも「メディアは政府の監視機関」という、その精神において劣っているのだ。まあ、高報酬を反古にしてまで、政府や上層部に盾突く方はいないのだろう。盾突いた堀潤氏は昨年辞職したが、NHKに居た時よりも生き生きしている。

 かつて国威を掲揚し戦争に導いたのはNHKを始めとするメディアである。今、安倍政権は詭弁を使って集団的自衛権憲法解釈変更を閣議で変えてしまおうとしている。NHKの労組にはその反省がないのか?少なくとも韓国メディアには負けるなよ。恥ずかしくないのか?おかしいことは、おかしいと言え。

 それまで私はNHKを信じない。

2014年5月28日 (水)

「日本維新の会」分裂は驚かないが、またネガティブ思考が始まってしまった。

 「日本維新の会」と「太陽の党」が合流から1年半で分裂か。もっとも、合流当初から橋下氏と石原氏の言っていたことは食い違っていたし、その後も原発に対する考え方や憲法に対する考え方も相容れないような状況だったから、分裂したといっても特に驚きはない。

 これで自民党、みんなの党、民主党の一部、石原党(名前がまだない)は、改憲に動くのだろう。維新の会、結の党も追随する可能性がある。いずれにしても、この勝ち組とも言える方々は、あの太平洋戦争の惨禍を何ら反省もせず、着々とアメリカと一緒に戦争できる国しようとしているのは明らかだ。どんな方便を使おうが、根本はここにある。

 私は前から改憲自体は悪いこととは思わないが、今の憲法で何が駄目なのかがしっかり示されないのに改憲するのはどうなのかという疑念が消えない。結局、この方々は今の中国や韓国のやり方が面白くなくて、「いつでもお前らを攻撃できるんだぞ!!」っていうことにしたいのではないかなんて妄想してしまう。

 あなた方のプライドは結構だけれど、今や中国や韓国との貿易を止めて日本経済が成り立つのか?アメリカだって中国との貿易関係を反古に出来ない。仮に尖閣近辺で戦闘行為があったとして、アメリカ議会が戦争に賛成するとは思えない。閣議で憲法解釈変更なんてしようものなら、真っ先に批判的な態度をとるのは中国や韓国ではないか?ますます緊張状態が高まるのは目に見えている。

 その上、この方々は不測の事態(戦争)に落ちったとしても、責任を取るのかどうか分からない。盛んに邦人保護などと言う名目で安倍首相は集団的自衛権解釈変更の必要性を訴えているが、よほどの親派か、接待漬けのメディアでもない限り、こんなのは詭弁に過ぎないことは理解できるはずだ。これまでこの国にはどれだけ「想定外」のことが起きているのだ。

 先々週のASKA逮捕に続き、今週はAKB襲撃事件でワイドショーは一色に染まっているようだ。妄想だが、おそらくワイドショーを観ている人の多くが世論に反映されているのだから、世間は集団的自衛権容認になんて関心を向けなだろう。

 4割の人が選挙に行かない、そして、喫緊で直接自分に関係のないことには関心が無い。もう一度、この国は落ちるところまで落ちないといけないのかもしれないというネガティブな気分が抜けない。

2014年5月26日 (月)

【素人目線】第69期本因坊戦第二局を観て思うこと。

 本因坊戦第二局。昨日、白番・井山本因坊が48手目を封じた時、この下辺の白は生きるのか?それとも左辺から左下隅にかけての黒を取ってしまおうというのか?弱気な自分は白を持ちたくなかった。

 ところが封じ手から、素人には全く先が読めない展開になった。殺るか殺られるか、そんな感じがしたが、今になって、何度も見返すと、白80のキリで白は下辺が一ヶ所が危ないのに、黒は三か所が危なくなっている。

 そして、白114で下辺の白活きが確定すると、中央の白と中央から右辺にかけての黒が攻め合いになる。観ている方は面白い。この辺りからBSの中継を観ることが出来たのだが、坂井八段の解説だと白優勢は変わらないらしい。素人としては、こんな所をキッて大丈夫なのか?とかコウになったけど、白は大丈夫なのか?と思いつつも、解説を聞けば、なるほど、井山本因坊は秒読みに入っても、そこまで読んでいるのかというくらい的確に打ってくる。そして、黒が右上隅のコウを解消したのと同時に、中央の黒11子を取ってしまう。

 素人的にはこの時点でハッキリと白優勢が分かる(笑)。ここで投了しないのかと思いつつも伊田八段は粘る。私ならここで11子も取られたらもう戦意喪失だ。でも、さすがはプロ、ちゃんと計算できていたのだろう、まだ挽回のチャンスがあると見るや、左上隅に取り付いたが、またまた井山本因坊の強手が炸裂することになる。

 白174のハネダシ。解説を聞きながら、これは打ち過ぎだろうなんて思っていたのに、逆に左上隅の黒を取ってしまうような展開になり万事休す。伊田八段の投了となった。戦いに次ぐ戦い。勝ちが見えるまでは緩まない。井山本因坊は中韓を意識しているのは確かだ。

 これで井山本因坊の2連勝となった。この2局を観ていると、素人的には井山本因坊の方が圧倒している感じがする。果たして、来週、伊田八段は流れを変えるような戦いに持ち込めるだろうか?素人にとっては難解な局面が続くタイトル戦いだが、野球で言えば、2死満塁が何度も続くような戦いはスリリングで面白い。ただ、この面白さが、囲碁を全く知らない人に伝わらないことだけが残念でならない。

 頑張れ、伊田八段。最後まで自分の棋風を貫き通して欲しい。

2014年5月24日 (土)

「過労死防止法」が衆院厚生労働委員会で可決されたけれど…

 昨日、衆院厚生労働委員会で「過労死防止法」が全会一致で可決された。おそらく、このまま成立するだろう。でも、この法案は概念法なのか、あるいは体の良いスローガンか、はたまた厚労省に財源を与えるためなのか?内容を見ると次のようになっている、「過労死や過労自殺を社会の損失ととらえ、国の責任で防止対策を実施するよう促す。具体的には(1)過労死の実態の調査・研究(2)国民の関心と理解を深める啓発(3)相談体制の整備(4)民間団体の活動支援−−などを挙げている。」(毎日新聞より抜粋)

 正直言って、こんな法律で過労死が減るのか?という思いが強い。この4項目に限れば、(2)を除いて、他のことはこれまで民間でもやってきている。多分、この(2)だって、具体的にはHPへ掲載したり、リーフレットを作ったり、全国各地でシンポジウムを行うぐらいなものではないのか?

 何の罰則もないのだから、絵に描いた餅にならなければ良いと思うのは自分だけか?新自由主義が跋扈する世の中は、勝った者が偉いのだ。たとえ従業員が自殺したところで、自分達に都合の良いように法律的には回避できる。今、盛んにブラック企業扱いされている居酒屋チェーンだって、裁判沙汰になっても、傍聴席に社員を送り込むなどして徹底的に争っているという。性善説なんて通用しないのだ。

 法律を作るのは構わない。しかし本当に過労死を防止するためには、労働基準監督署の人員を増やして労働者の意見を常時くみ取ると同時に、労働基準法違反の企業に対しては、企業名の公表、悪質な場合は経営者への罰則も設ける必要があるのではないだろうか。

 その上、この政府の出鱈目さ加減は、厚労省が「ホワイトカラーエグゼンプション」=「残業代ゼロ法案」を再び法案にしようとしていることだ。厚労相は低額所得者には適用しないと言っているが、法律には「等」という文言が入れば、いかようにも解釈は可能だ。集団的自衛権の憲法解釈変更よりはるかに簡単だ。

 私にはお飾りで過労死防止法を作っておいて、粛々と労働者を苦しめる残業代ゼロ法案を作ろうとしている行為に憤りを覚える。このままだと、この国はうつ病や自殺大国になりかねない。早く現政権が潰れて、新自由主義がなくなることを節に願う。

2014年5月23日 (金)

【ASKA逮捕】楽曲に罪がないのにメディアから流れないのは残念だ。

 先週、「CHAGE & ASKA」のASKAが覚せい剤所持の疑いで逮捕されて1週間が経ち、ようやく覚せい剤使用と所持を認めた。当然の事ながら、レコード会社は彼との契約を解除、ならびにCD等の販売も取りやめた。もちろん、テレビやラジオからも流れない。

 ただ、私と同じように「楽曲に罪はないのに何故?」と考える人も多いらしく、ネットで検索したら、おおむね「会社として反社会的行為に対しては厳正な措置を取る」という理由らしい。

 個人的にはCD等の販売は確かに犯罪を犯した人に利益をもたらすことになるので自粛はやむを得ないと思うのだが、テレビやラジオから流れないのは何とも残念でならない。後はカラオケで歌うか、ユーチューブで聴くぐらいか。

 しかし、過去、薬物等で逮捕起訴された歌手でも、実刑および執行猶予期間が過ぎたくらいで活動を再開している人もいるから、正直言って、この措置は目先の批判をかわすためなのではないかなんて疑ってしまう。所属会社が変わるのかどうかまでは調べないが、簡単に元の世界に戻れてしまう気がする。

 もっとも法律上は罪を償ったのだから、いつまでも犯罪者のレッテルを貼り続けるのも良くない。でも一般社会なら、まず同じ会社には戻れない。いくら才能があるとはいえ理解しがたい面もある。でも表舞台に戻るまでには相当時間はかかるだろう。

 特にファンという訳ではなかったが、カラオケで「YAH YAH YAH」は良く歌っていただけに、このニュースを聞くと「何で、こんな馬鹿やったのかなぁ」というガッカリ感が漂う。

 

 

2014年5月22日 (木)

「正造の直訴状 113年後届いた 両陛下 栃木で見学」(東京新聞)の記事を読んで思うこと

 昨日、画期的な福井地裁での大飯原発再稼働差し止め判決にも関わらず、今日、菅官房長官は規制委員会が安全だと判断したら、順次原発を再稼働すると断言した。他人の命より経済優先を認めたということだ。本当に狂っている。

 それに引き替え、天皇皇后両陛下は昨日、佐野市郷土博物館で明治天皇に直訴した田中正造の書状を見学されたという。これは、園遊会で山本太郎議員が行った行為に対する答えなのかもしれないし、安倍政権が福島第一原発の事故を何ら反省せず、再稼働に突き進もうとしていることへの不満なのかもしれない。なにせ天皇陛下には何ら利害関係などない。国民目線でいることは確かだ。

 もっともメディアを手なずけている安倍政権にとっては、この行為すら利用する可能性がある。基本的には無視するし、報道しても肝心な部分は省略するか、あるいは事実関係だけを伝えるのだろう。自分達の利益のためなら、国民のことなど二の次に考えているのは明白だ。今日の読売の社説などは読むに堪えない。

 奇しくも、PC遠隔操作事件で犯行の全てを告白した片山被告は、自分自身をサイコパスであり、平気で嘘をつける人間だと語った。彼の行った犯罪は許されるべきではないが、自分自身を冷静に捉えていることは真面である。

 なぜなら、この国の首相は福島第一原発が「アンダーコントロール」と全世界に向けて公言できる人間であると同時に、そのこと自体何ら間違っているとは思っていない。年金の件もそう、TPPだって自民党自体選挙前は交渉すら反対したのに、今では、どう締結するかという段階だ。とにかく平気で嘘をつける人間に他ならない。それでも批判するメディアが少ないのは嘆かわしい限りだ。

 私には何でこんな卑劣な首相の支持率が50%を超えているのか訳が分からない。暗澹たる気分だ。

2014年5月21日 (水)

「吉田調書」と福井地裁での「大飯原発 稼働差し止め判決」について思うこと

 昨日、朝日新聞が福島原発・政府事故調査委員が行った「吉田調書」なるものをスクープした。まだ全て公開されたわけではないが、事故当時、吉田所長の命令を無視して約650名の所員が10㎞離れた福島第二原発に避難したことや、住民に知らせないまま3号機のドライベントを計画し、尚且つ、報道統制を行っていたという。

 当時、放射線の怖さを私のような素人よりはるかに詳しい原発所員ですら、自分の命を守るために職場放棄せざるを得なかった。ただ私は彼らを責めることは出来ない。目に見えない恐怖が迫っているのだ。こういう行動に出てもやむを得ない。残って収束作業に当たった方々には敬意を表したい。

 このことで分かるのは、一度、原発で過酷事故が起きた場合、電力会社では収拾がつかず、現場放棄せざるを得ない事態もあるうるということだ。思い起こせば、当時の菅首相が東電に「撤退などあり得ない」と怒鳴り込み、後に東電側は「撤退指示は出していない」と否定していたが、実態は撤退に等しかったのかもしれない。

 そして、今日、福井地裁で画期的な判決が下された。原告の「大飯原発の再稼働差し止め」を認めたのだ。その理由が「原発は電気を生み出す一手段にすぎず、人格権より劣位にある」とのことだ。当たり前のことなのだが、これまで原発関連の訴訟で裁判所はことごとく国側を支持していただけに、この姿勢変化には驚いた。

 それでも関電は早々と控訴を表明し、菅官房長官も再稼働の意向は変えないと語っている。おそらく原子力村は高裁や最高裁に間接的な圧力をかけて、逆転勝訴にするつもりだろう。他人の命より自分達の利益を優先するのか。再稼働は結構だけれど、もし事故が起こったら、自分達が私財を投げ売ってでも補償しますという書面を作ってサインしろ!と言いたい。

 今回、朝日はおそらく官僚のリークでこのスクープを行ったが、特定秘密保護法案が施行されてしまえば無理だっただろう。もちろん、「吉田調書」が特定秘密なるかどうかは分からない。誰にも知らされないのだ。だから、もし、これが特定秘密だったら、リークした官僚は最大10年の懲役刑に処され、尚且つ、この記事を書いた朝日新聞並びに記者も罪に問われることになる。そのリスクを冒してまで紙面に出来まい。

 私の妄想かもしれないけれど、ここまで書いてくると、この国の政府は国民のことなんて平気で語りながら、結局は、自分達の利益になることしか考えていないのがよく分かる。朝日新聞は今回、ジャーナリズムに値することを行ったけれど、これまでの経緯を素直に称賛する気になれないのも事実だ。首相の接待に負けず、この姿勢を貫いて、おかしいことはおかしい!と語り続けるのかどうか。私自身、これが政府広報誌かどうかを見極めるポイントになる。頑張って欲しい。

2014年5月20日 (火)

PC遠隔操作事件はあっけない幕切れだったが…・。

 PC遠隔操作事件は片山被告が一切の関与を認める形で終わった。佐藤弁護士の記者会見はまだ見ることが出来ないが、ツイッターで大まかな推移は分かった。今後はこの事件がどんな動機で行われ、どのような方法が使われたのか正直に語って欲しい。

 私の頭の中では「敵を欺くにはまず味方から」という諺が真っ先に思い浮かんだ。私もそうだが、弁護士も彼を擁護する人達も皆騙された。私が陥った錯覚は、第一にここ数年、冤罪事件が次々に発覚し、捜査当局のやり方に疑念を覚えていたことだ。逮捕前から記者クラブメディアにリークして、「猫に首輪を付けた写真」の存在や、片山被告が猫カフェでいる写真を撮らせていることに違和感を感じた。

 それに取り調べの可視化拒否に続き、起訴したのにも関わらず拷問とも言える長期拘留等、まるで中世と言われるような手法が次々と行われていたのは事実でだ。もし自分がその立場に置かれたらと想像すると恐ろしくて仕方なかった。

 そして、公判が開始されても、猫の写真どころかCIAから得られた確固たる証拠なども出てこない。検察側が状況証拠だけで立証しようとしていたようにみえた。裁判の推移を知っている人なら誰でも冤罪を疑ったに違いない。

 今回の自作自演メールでも、捜査当局が監視している中でそんなことをするとは思いもよらなかった。まして、弁護士を欺いて、別のPCやスマホを持っていたなんて知るすべもない。まあ、天網恢恢疎にして漏らさずなのか。とにかく、この自作自演メールがなければ、仮にこの事件が裁判員裁判で、私が裁判員だったとしたら無罪にしていただろう。

 しかし、今回の件で、冤罪を防止するための方策として取り上げられている取り調べの可視化や、証拠の全面開示、人質手法の廃止などの取り組みが遅れそうな気がして仕方ない。普段なら滅多に会見すらしない検察の偉いサンが鬼の首取ったように語る記事や弁護士バッシングの記事がどこかに載るだろう。そして、今回の経緯を知らなかった人達は感化されていく。結局、国連から中世の司法と揶揄されながらも、この手法が生き延びてしまうのか?それだけは、あってはならない。

 

2014年5月19日 (月)

PC遠隔操作事件が急展開。まさかの被告人失踪。

 片山被告が逮捕されて以来、この事件に興味を持ち、弁護人のインタビュー、江川紹子さんの記事を読み、基本的に私は「疑わしきは罰せず」という立場でこの事件の経緯をみていた。捜査当局がマスコミリークによって被告人を犯人と印象付け、取り調べの可視化も拒否し、尚且つ、起訴されてからも1年近く保釈を認めなかった。

 今年になって保釈が認められ、裁判が進むにつれて、検察側の証拠が確固たるものではないことが明らかになっていった。そもそも猫に首輪を付けた写真がない。また、誤認逮捕だったのか?という思いが強くなっていた。

 ところが先週の金曜日に真犯人からメールが届いたことで事態は一変した。私はブログで、裁判で確固たる証拠が出てこない中、保釈中に被告自身がメールを送るなんてあり得ないと思っていた。自らのPCにはパケット警察なるフリーソフトを入れ暗号は弁護士が持っている。タイマーを使って時間設定できそうなのは分かっていたが、捜査当局が監視するなかで自作自演メールを送るなんて想像もつかなかった。

 今日になり、捜査当局が片山被告の自作自演を疑い、その証拠は河川敷に彼が携帯を埋め、尚且つ発信記録を特定したとの報道が流れた。そして、片山被告は急遽行われた弁護側の記者会見に出席しないどころか、弁護士とも音信不通という。

 私も妄想する癖はある。しかし、片山被告が嵌められたとか、今は拉致監禁されているとか、自殺に追い込まれた?等々、いろいろと捜査当局の陰謀説はあるけれど、午前中、弁護士と音信不通になっていること時点で詰んでいるような気がする。策士、策に溺れるということなのか?

 決め付けは良くないので、次回の公判に出廷するかどうか?また、捜査当局が新たな情報を出すかどうか?落合弁護士に届いた3つのハードディスクは何を意味するのか?それらを注視していきたい。何が何だかサッパリわからなくなってきた。

 

 

2014年5月18日 (日)

【石破氏「公明は主体性失うな」 創価学会の見解受け】(東京新聞)の記事を読んで思うこと

 凄いな、石破幹事長。とうとう創価学会にも喧嘩をうったのか。【石破氏「公明は主体性失うな」 創価学会の見解受け】(東京新聞)http://bit.ly/1jrq9DS 公明党の議員は、創価学会約800万票とも言われる固定票に支えられている学会員ではないのか?その公明党が支持母体の意向を無視できるのか?

 もっとも石破氏の強気は、安倍首相が大手メディアを完全にコントロールして支持率も5割以上を保っているし、次回選挙の投票先も自民党が他党を圧倒しているからだろう。公明党が政権離脱しようが、維新やみんなの党、民主の野田・前原一派を取り込めば良いとでも考えているのだろう。

 どうしてこの連中はこんなに急いで戦争可能な国にしようとするのか?素人が妄想すると、安倍首相の功績狙い、アメリカのネオコンの圧力、あるいは”中韓に舐められてたまるか”というプライド、日本武器産業の発展か。当たっているかどうかは分からないが、いずれにせよ、戦争するなら、まずは自分達から行って欲しい。我々を巻き込むな。

 アメリカなんて、戦後、一番戦争をしている国であって、いつも国を護るためにと言って、他国をメチャクチャにしてきた。限定容認とか言っているけれど、いざ始まってしまったら範囲は拡大していくのが目に見えている。新自由主義で国内を疲弊させ、尚且つ、戦争可能にしていこうとしているなんて狂っている。

 私は学会員ではないけれど、今回、自民党が政権奪取したのだって、創価学会の支援なくしてはあり得なかったのに、手のひらを返されたんだ。石破幹事長にこんな舐められたこと言われて怒らないのか?

 憲法解釈の変更で何でもかんでもやられたら、憲法なんて全く意味がなくなる。政権を取った党が何でもかんでも出来てしまうことになるのだ。これでいいの?大手メディアが集団的自衛権(戦争)を容認し、野党の意見が勢いをもたないなか、安倍政権の暴走を止められるのは、今や公明党だけになってしまった。

 平和の党を掲げる公明党がどういう態度に出るのか?ここ数か月は目が離せない。もし、条件付きでも集団的自衛権を認めてしまうようなら、”平和の党”などとは認めない。創価学会の理念もインチキだったということになってしまいかねない。残念ながら、選挙にでもならない限り、私はこうしてブログで批判することしか出来ないので、ことの推移を見守るしかない。創価学会の力を見せてもらおう。

 

2014年5月17日 (土)

【妄想】タイミングが良すぎるASKA逮捕。

 今日、チャゲ&飛鳥の飛鳥が覚せい剤所持の疑いで逮捕された。本人は否認しているというが尿検査から覚せい剤反応も出てしまえばシラを切るのは難しい。その上、家宅捜索では使用機器まで押収され、知人の女性も逮捕された。さすがの私も冤罪ではないか?とは書けない。

 昨年、週刊文春が書いていたからさほど驚きはなかった。しかし、カラオケで「YAH YAH YAH」を何度も歌い、古くは「万里の河」、20年ぐらい前の「始まりはいつも雨」「SEY YES」などで癒されていた私はショックだった。初犯なので実刑にはならないだろうが、今後、表立った活動は出来ないと思う。

 なにせ、彼の場合は疑惑が持ち上がった時、週刊誌の反論インタビュー記事では「覚せい剤」ではなく、別の合法薬物を使用したと語っていた。変な感じとは思いつつも他のメディアが追随しなかったので忘れていた。それなのに半年経って、実はやっていたということになれば信頼失墜も甚だしい。ファンの方々の多くは裏切られたという気分でいっぱいだろう。

 別に覚せい剤での逮捕は芸能人だけには限らないけれど、その影響力を考えれば、薬物防止の啓蒙活動としては非常に大きなことになるはずだ。明日からのワイドショー及びニュース番組も当分この話題で一色になるだろう。一般人の関心はどうしてもこちらに移ってしまう。

 となると、この話題によって、一昨日の集団的自衛権の憲法解釈変更のことも、昨日発覚したPC遠隔操作事件で真犯人と思われるメールが届いたことも、一気に吹き飛ばされてしまう。上記二つの事柄よりも、「飛鳥逮捕」の方が多くの人々に受け入れられる可能性が高いからだ。凄いタイミングで事件が発覚したものだ。

 しかし、徐々に出てくる情報だと、飛鳥容疑者の嫌疑は先月初旬に所持していたものであって、もっと早く逮捕することも、あるいは、もっと証拠を固めた上で逮捕しても問題はない。何故、今日なのか?私の頭の中では官僚が行うスピンコントロールではないかという妄想が膨らんで仕方ない。

ブログへの投稿が1000回を達成!

 今日は気持ち良い日本晴れ。どこかへ行きたい気もするが、毎日250㎞ぐらい運転しているし昨年当初から疲労感が強いので、休日は家でのんびり過ごすことが多い。昨年4月から囲碁の勉強を30年ぶりに始めたので、暇に感じることはない。

 この投稿で2007年8月にブログを書き始めてから1,000回目になった。飽きやすい自分が良くここまで続いたものだ。もっとも途中、2~3年のブランクはあるけれど、3年前の東日本大震災で被災地に少しだけボランティアに行ったのをきっかけに、再び書き始めた。

 当初は、炎上が怖くて時事ネタには触れないようにしていたが、日記代わりなのだから表現には出来るだけ気をつけて、自分の思うことは書いておくことにした。特に震災後は政府やメディアに対して憤ることが多く、日常の会話では出来ないことを貯めこんでおくのは精神的に良くないので、批判的な事ばかり書いてしまっている。

 こんな個人的な思いを書き連ねているブログなのに、自分の予想を超えて閲覧して下さる方がいることに感謝します。これからも無理をせず、書き続けて行きます。

2014年5月16日 (金)

PC遠隔操作事件に新展開。真犯人を名乗る人物がこの時点でメールを送りつけるなんて。。

 今日のPC遠隔操作事件公判中、落合弁護士をはじめ多数のメディア関係者に、真犯人と名乗る者からメールが届いた。落合弁護士のブログにほぼ全文が公開されたので読んでみた。http://d.hatena.ne.jp/yjochi/20140516#1400218482

 とにかく具体的に片山被告をターゲットにした理由、遠隔操作の方法などが書かれている。いたずらにしては手が込んでいる。それに、公表されていない脅迫文2通も添付されている。今回の公判では13件ある事件の内、立件したのは4件なのだから、他の9件の内容は犯人か、捜査当局しか知らないはずだ。この脅迫文が本当だとしたら、これは真犯人と推測しても良いのではないか?

 夕方、片山氏並びに弁護団の記者会見を観た。このメールを出したのは、片山氏が自作自演したのではないかという疑惑が浮ぶのは当然だ。ただ、弁護側も真犯人がメールを送ってくる場合も想定していてちゃんと対策を立てていたようである。この話を聞く限り、自作自演でメールを出すのは難しい。

 もちろん捜査当局側が、本当は届いていても「そんな脅迫文は存在しない」と言ってしまえば、何もなかったかのように公判は続く。何せ、この事件では既に4人も誤認逮捕しているのだから、片山氏で5人目ともなれば大変なことになる。袴田事件をみても分かる通り、彼らに性善説は通用しない。どんなに辻褄が合わないような事でも過ちは認めない。そして仮に冤罪になっても罰せられることはない。一度目をつけられたが最後、メディアを使って人格破壊まで行われる。恐ろしい限りだ。

 弁護側は週明けにも今回のメールについて確認すると言っているが、この事件を珍しく報じたNHKによれば(伝聞)、警察は片山氏への事情聴取も行うという。冷静に考えて、公判中に、しかも検察側の立証が的確ではなく被告人有利な状況で、こんなメールを出すだろうか?何だか事態が混沌としてきた。果たして、どういう展開になっていくのか、冷静に推移をチェックしていきたい。

2014年5月15日 (木)

【素人目線】第69期本因坊戦第一局をみて思うこと

 昨日から第69期本因坊戦が始まった。24歳の井山六冠に挑戦するのは20歳の伊田八段だ。囲碁新時代を感じる。伊田八段だって、昨年の今頃はまだ三段だった。その後、予選を勝ち抜き上位4名だけが新たに入れる9月に本因坊リーグに進出し七段に昇段した。そして、山下九段にリーグ戦、プレーオフと2連勝して挑戦権を獲得した。これで八段に昇段したのだ。この勢いは凄い。

 そして迎えた本因坊戦第一局。伊田八段の地元鈴鹿市で行われた。伊田八段にとっては初めての二日制の対局、果たして、今、日本棋士ではトップの井山六冠とどう戦うのかが興味深く、仕事中も隙間時間を見つけては、幽玄の間、対局状況を伝えるツイッター等々を観ていた。

 先番(黒)は井山六冠。序盤23手目ぐらいまでは素人の私でも並べ替えできるくらい分りやすい進行で、消費時間も早かった。それから45手までは、白が三つの隅を確保しているものの、黒は中央に大きな模様を築いている気配だった。そして、白46で上辺に打ち込んだ。「おお、そこから手を付けるのか?」素人の反応はこんなものだ。それから白が右辺も荒らし始めたが、黒は上辺に打ち込んだ白を攻めにいって打ち掛けとなった。この段階で、私は黒有利と判断した。いくらなんでもこの白は生きないし、上辺から中央にかけて出来るであろう地は相当大きいと感じたからだ。

 ところが二日目、伊田八段の封じ手から激しい戦いになる。生きるか死ぬか?この辺りの駆け引きをリアルで観られなかったのは残念でならない。そして、上辺に打ち込んだ白の一団も、右辺を荒らした白もシノげるように三村九段がツイートしたので、これは白有利か?、ひょっとすると、伊田八段が先勝するのかと思った。

 しかし、さすがは井山六冠。ここで黒85と右辺の白を脅かす一手が出る。ここからは完全に井山六冠の主導権。私が右辺の攻防に気を取られている瞬間、すかさず上辺の白の目を奪う。完全に流れが変わった。この白一団が生きるのかどうか?スマホで時折見るにつれ、ハラハラドキドキしてくる。

 プロ対局の面白さは、死ぬか生きるか、ギリギリの闘いが展開されることだ。到底素人には真似できない戦いが続く。この面白さが、碁を全く知らない人に伝えられたら、囲碁人口は増えるのだろう。結局、黒が上辺から連なる白の一団をものにしたばかりではなく、最終的には下辺にも進出して、伊田八段の投了となった。これで喰っているとはいえ、BSで解説していた高尾十段も勝勢でも最後まで緩まない井山六冠を称賛していたのが印象的だ。

 ただ、今回、伊田八段は三大タイトル戦初挑戦であり、2日制の要領等々も分からなかったはずだ。淡々と対局する井山六冠に対して苦しい表情が目立った。これで要領は掴めたと思うので、次局はこの経験を生かして頑張って欲しい。

 

2014年5月13日 (火)

「美味しんぼ」騒動について思うこと。

 ビックコミックスピリッツ掲載の「美味しんぼ」で「福島の真実」として描かれたことがネット上のみならず、大手新聞まで取り上げて「風評被害を助長」と、バッシングしている。個人的にはたかか漫画なのに、何でこんなに大騒ぎするの?というのが率直な印象だ。

 私も「美味しんぼ」の単行本は100巻近く持っているけれど、最近はさすがに読んでいない。だから、こんな社会問題まで取り上げているとは知らなかった。福島県知事、自民党の閣僚や官房大臣まで、このことについて発言するというのは、非常に違和感を覚える。

 ビックコミックスピリッツの発行部数は分からないけれど、100万部までは行っていないだろう?購入して読む人は、人口比にしたら1%にもいかないのではないか?何も「漫画に書かれていることですから・・・」とする―すれば良いだけの話なのに、これほど過剰反応するのは、「よほど、都合が悪いのではないか?」と感じてしまう。

 だいたい事故当時、鼻血や被曝云々については国会で自民党議員が次々に質問しているのが、既にユーチューブで流れている。そういう質問していた一人、現森雅子大臣がこの問題では全く逆の発言をしている。国会議事録だって残っている。これをどう釈明するのだろうか?知らぬ存ぜぬでは済まされない。

 とにかく政府や福島県は、3年前の福島第一原発の事故はもう終わったものとして処理しようとしているとしか思えない。除染が完全に出来ていないのに、インフラだってまともに整備されていないのに、帰還を促すように喧伝している。放射能拡散予測(SPEEDI)の情報を隠蔽し、復興予算を横流しした政府や官僚の言うことを、真に受ける人がいるのだろうか?

 彼らは決して自分達の瑕疵は認めないし、責任も取らないし、補償にも応じない。結局、自分の身は自分で守らなければならない。それが新自由主義を標榜するこの国の思想ではないか?メディアの作る空気に流されてはいけない。彼らは自分達が儲けるためなら、人の良心でさえ国に売る。そうでなければ、権力の監視機関という自負があるなら、トップが安倍首相と仲良くゴルフや会食なんて出来ないはずだ。

 今回のことで言えば、「被曝と鼻血」の因果関係は誰も証明できていないのだから、「分からない」が正解であって、その人の体格や体調、ストレスの程度でいかようにも変わってくるということだろう。

 いずれにしても、今回の騒動は大げさすぎる。ただ、政府やメディアがこれだけ難癖をつけた以上、素人にも分かるように、「被曝と鼻血の因果関係がない」ことを証明して欲しい。そうすれば、みんな安心する。それが、風評被害とやらを防止する一番の方策だ。

 

2014年5月12日 (月)

【オバマ氏「太陽光で世界のリーダーに」 5万人雇用創出】(朝日新聞)の記事を読んで思うこと。

 『オバマ氏「太陽光で世界のリーダーに」 5万人雇用創出』(朝日新聞)http://bit.ly/1hH7KNM 。2日前配信の記事だが、またしても日本は後れを取った気分になった。何せ安倍政権は原発をベースロード電源として、原発再稼働、並びに原発輸出を推進しようとしているのだから、もう終わっている。

 確かにアメリカはシェールガスのおかげで新たに原発を作らなくても電力不足は生じないのかもしれない。だから、こういう演説ができたのだろう。まあ、そう解説する識者の方も多いけれど、核廃棄物の処理方法が確立されないまま、原発を続けることは整合性に欠けるのは明白だ。自分の生きている時代だけ良ければそれで良いというのだろう。

 3年前、あんな悲惨な事故が起こり、未だ10万人以上の人々が故郷に戻れないのに何ら反省もない。ひたすら御用学者に安全圧力をかけまくる。その上、為政者は自分が再稼働を判断したのではないと責任転嫁する。狂っているとしか言いようがない。

 日本は技術立国などと喧伝しながら、自分達の築いた原発利権に執心して新たな行動を起こせない。日本中が核廃棄物で満たされた時、初めて、この愚かさが分かるというのか?まさに反省しない国ニッポンだ。

2014年5月11日 (日)

一力遼七段、第一回グロービス杯優勝おめでとう!!

 昨日もブログに書いたグロービス杯だが、まさか日本代表の2人が決勝に残り、日本人棋士が優勝するとは夢にも思わなかった。気分が良くてお酒の回りが早いw。正直言って、ベスト4に2人残ったとはいえ、決勝は中国選手の2人になって、ニコニコ動画のタイムシフトも無意味になってしまうのではないかなんて、気の弱い自分は情けない考えを抱いてしまった。

 今日は仕事なので、関係者のツイッターだけが頼りだったのだが、お昼にチェックすると、何と、日本代表2人が決勝に進んだではないか?まだ、棋譜等は見ていないけれど、どちらも際どい接戦をものにしたようで、夢なのではないかとすら思った。

 さきほどニコニコ動画のタイムシフトを視聴したが、解説の依田九段でさえ、こういう展開になるとは思わなかったと語っていたくらいだから、日本囲碁界の現状を知っている方にとっては吉報だったに違いない。とにかく囲碁の世界戦で日本人が優勝なんてしばらく聞いたことがなかった。

 江戸時代、徳川家康が囲碁を礼賛し御城碁や家元制度が確立したおかげで日本の隆盛が続いたのに、昨今では見るも無残な状況になっていた。本当に悲しい。だいたい30年くらい前は、中国や韓国に故藤沢秀行先生等が指導に行っていたのに、この20年ぐらいは大きく差をつけられてしまったのだ。(その辺については、今日の東京新聞がちゃんと書いている。この記事も素晴らしい。他の三大棋戦を開催している新聞もちゃんと書いて!)http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2014051102000141.html

 世界戦惨敗、囲碁人口の高齢化及び減少、こういう危機感を察知したのか、昨年から、「GO・碁・ジャパン」という日本ナショナルチームの創設を行ったようだ。確かに国内棋戦は賞金も高いから、そちらに傾倒してしまうのはやむを得ないが、世界に通用しないのでは井の中の蛙にしか過ぎない。

 今までだったら、若手棋士が実力者と対局する機会はなかったが、この取り組みによって、ネット対局や合宿などを行って強化を図ってきたようだ。その成果の一端が今回、一力七段のグロービス杯優勝に繋がったのかもしれない。また、こういう機会を作ったグロービスの堀学長も大いに称賛すべきだ。

 多分、今頃、関係者の皆さんは大いに盛り上がっていることだろう。今日のところは良い。たが、”勝って兜の緒を締めよ”、まだ、日本囲碁界の”復活の日”がようやく始まったと思うべきではないだろうか?

 明日になってみないと分からないが、今のところ、共同通信が今回の優勝を取り上げているだけで、他のメディアがどう報じてくれるのかは未知数だ。大相撲も始まったし、テニスの錦織も世界ランク9位が確実となったから載ったとしても扱いは低いだろう。

 となれば多くの囲碁を愛好する著名人達が今回の快挙をSNSなどで発信し、地道に盛り上げて欲しい。そういう声が大きくなれば、大手メディアも取り上げざるを得なくなるだろう。多くの人に今回の快挙やゲームの面白さ、効用が伝わり愛好者が増えることが重要なのではないか?財源が少ない中、大変なこととは思うが頑張って欲しい。

 このところ塞ぎこんでいた自分を明るい気分にさせてくれた、一力七段に感謝するとともに今後の成長に期待したい。本当におめでとう。

2014年5月10日 (土)

「グロービス杯世界囲碁U-20解説会&囲碁ガールズ世界大会」を観て思うこと

 昨年10月、囲碁界を盛り上げようとするフォーラムがあり、その時、グロービスの堀氏が「若い方の囲碁世界戦を開催したい」と明言した。それを1年も経たずに、「グロービス杯世界囲碁U-20」という形にして、昨日から16名の棋士が出場して始まった。囲碁を趣味にする者としては称賛したい。

 現時点でベスト4が決まり、そのうち日本棋院所属の棋士が2人名を連ねた。昨今の囲碁界は中韓のツートップが続いていたから、正直言って、ここまで残るとは思っていなかっただけに嬉しい。リアルタイムでは観れないけれど明日の準決勝と決勝が楽しみだ。

 そんな新しい若手の大会のサブイベントとして昨夜、「グロービス杯世界囲碁U-20解説会&囲碁ガールズ世界大会」が行われた。解説会は分かるのだが、囲碁ガールズ世界大会って何だろう。ニコニコ生放送で配信したので視聴してみた。

 最初の感想は「な~んだ、イベントの前夜祭か?」という冷ややかなものだった。その上、囲碁の解説は僅か20分程度で終わってしまい、その後行われた囲碁ガールズ世界大会っていうのは、結局は囲碁をテーマにしたミスコンではないか。パーティーは結構だけど、これはやりすぎじゃないか?さらにネガティブになった。

 しかしながら、将棋界は電王戦で盛り上がりを見せ、昨日も名人戦第三局が行われ、そちらのニコニコ視聴者は囲碁のタイトル戦とは軽くヒト桁は違う。同じボードゲームなのにネット上の人気は雲泥の差だ。今まであった囲碁の地味なイメージを払しょくさせるか?何とか20~30代の人達に振り向いてもらうにはどうするか?という視点でみると、こういうイベント開催も必要なのかもしれないと、容認する気になった。

 出来れば、賛否両論が巻き起こるぐらいメディアが報じてくれれば良いが、そうは問屋が卸さないだろう。第一回から過剰期待しても仕方ない。ただ、囲碁棋士を目指す子供達が当面目指す大会になることを節に願う。

 

2014年5月 9日 (金)

「消滅可能性:自治体半数 2040年20〜39歳女性半減」(毎日新聞)の記事を読んで思うこと

 もう人口減少社会が進んでいるのは知っていたが、こういうリアルなデータが出されると、かなり衝撃的だ。「消滅可能性:自治体半数 2040年20〜39歳女性半減」(毎日新聞)。当然、私の住んでいる神奈川の片田舎も将来的には消滅してしまうと予測されている。もっとも、これも新自由主義(市場原理主義)が要因だったことは間違いない。

 とにかく大人から子供まで過度な競争社会を作り、経済成長などと言って、どんどん国民を貧乏にさせる政策ばかりやってきた。トリクルダウンなど起きず、莫大な富を築いた連中が、さらに自分達の都合の良いようにルールを決めていく。1%の勝ち組には入れれば良いけれど、そうでない99%の人間は自己責任という名の下に切り捨てられていく。

 そして、今度は人口が減っていくから移民を大量に受け入れようなんていうことが行われようとしている。積極的平和主義とやらで集団的自衛権を一部の人が勝手に容認して戦争可能な状況に置こうとしている。疲弊した人間は軍隊に入れようとでもいうことか?この国の政治家はどこまでもアメリカの真似をしたいらしい。 

 もっとも、国民も選挙に行かない人が4割以上いるのだから、どうしようもない。自分が生きている時だけ何とかなれば良いのだろう。かくいう自分もいい歳して自分が食べるのだけが精一杯で疲労困憊の毎日だ。最近では中途覚醒防止の為に睡眠薬を服用してやっと持ちこたえている。とても他のことに目を向ける余裕がない。自分の怒りをこうしてブログに書くことしか出来ないのが情けない。

 

2014年5月 7日 (水)

「一般社団法人『自然エネルギー推進会議』設立総会」をみて思うこと。

 IWJで一般社団法人「自然エネルギー推進会議」設立総会を視聴している。まだ、シンポジウムは終わっていないけれど、現段階ではとても巨大な原子力村に敵う組織になれそうな感じがしない。ここに取材に来ているメディアの多くはその傘下にある連中であって、今夜のシンポジウムでさえ、ちゃんと報道されるかどうか分からない。適当に切り取られて、批判的なコメントをつけられて終わりだろう。ニコニコ動画やIWJの生配信をみている人なんてほんの僅かであって、とても国民の多くが注目するとは思えない。

 

 パネラーの話は至極賛同できるし、こうあって欲しいと願う。だけど、そんなことは何年も前から言われていたことであって、問題なのはどうやって国民の賛同を得ていくかということなのだ。金に動くメディアは当てにならない。

 

 前回の都知事選をみても、脱原発派は割れてしまった。今後、この社団法人が中心となってまとめられるかどうかは不透明だ。まず、この結束を図ることが最優先ではないのか?共産党と組めるのか?脱原発を支持する人は原子力村のメディアの世論調査でも半数を超えるのに投票行動に繋がらないのは何故か?こうした戦略が形にならない限り、左翼のレッテルを貼られて終わりになってしまう可能性が高い。

 

 もっとも私自身、長時間労働で自分が食べるだけが精一杯で、こうした活動に参加することすらできないもどかしさがある。でも、3年前南相馬に行って、1日だけだが仮設住宅も回り不自由な生活を目の当たりにしてきた自分にとって、「もう原発は止めよう」という思いだけは変わらない。だから、世間から批判的な目で見られようともこういう組織を立ち上げ、行動する方々は応援したい。

 

2014年5月 6日 (火)

radikoプレミアムに登録して思うこと。

 ラジオ放送をインターネット経由で聴けるradikoが4月から有料でエリアフリーとなった。全局とはいかないが、北海道から沖縄までのラジオ放送が聴けることになった。ただ、正直言って、今まではRazikoというアプリでradiko登録局は全て聴けていたので損した気分もあるが、まあ、月額350円(税別)なら致し方ないと割り切った。

 1週間前登録したばかりで、全局聴いたわけではないけれど、各局違いがあってなかなか面白い。特に地方のCMは新鮮だ。それに、昔、聞いていた番組が実は続いていて地方局なら聴けるということも知ったし、伝説の野球実況アナウンサー元ニッポン放送の深沢アナウンサーがFM PORTという番組でJリーグの実況をしていたのにも驚いた。いろいろザッピングしていると本当に面白い。

 かれこれ40年ぐらい前、BCLと言って、海外の放送を短波で聴いてそのレポートを書いて送り、放送局からベリカードというものを貰うというのが流行った。私も興味を持っていて、ラジオの制作なんていう雑誌も買って夢見たが、当時、短波放送の聴けるラジオは高くて買えなかった。それに海外の放送なんて、基本的には英語であって、自分にはとても理解できないから、段々と興味が薄れてしまった。radikoプレミアムに登録してみると、何だかかつてのBCLと似たような感覚になる。

 ただ、本来ならインターネットラジオでエリア制限を設けるのもおかしいはずだ。有料というのも納得がいかない。海外なら、10年以上前にそんなことは実施されている。出来ないのは業界関係の利権が絡んでいることは言うまでもない。個人的には、こんなことばかりやって聴取者よりもスポンサーや業界関係に忖度する姿勢がメディアを衰退させていくような気がする。

 まあ、そんなネガティブなことは放っておいて、自分の好みに合った番組探しをするようにしよう。

 

2014年5月 5日 (月)

東京新聞までも「防衛装備品」と書くのは少し悲しい。

 「防衛装備品開発で協定交渉開始へ 日仏首脳会談」(東京新聞)。この見出しをみてガッカリした。せめて「防衛装備品=武器」とでも書いて欲しかった。少なくとも私は騙されない。日本政府の悪い所はこうした言葉の言い換えを行うことによって、悪いことでも心理的ハードルを下げようとしていることだ。これを唯々諾々と従っているメディアには失望する。

 あの太平洋戦争でも、こういう言い換えは大本営によって盛んに行われた。ミッドウェイ海戦の敗戦から撤退したことについても「転進」と言っていたようだ。そして、311原発事故でも、炉心溶融をはじめ、様々な言い換えによって国民を欺いてきた。それにもかかわらず、メディアは何ら反省しない。自民党から間接的にでも利益誘導されているとしか思えないくらいだ。

 大手メディアはもう屑の極みとしか言いようがない状況に落ちているが、東京新聞だけは政府のおかしな行動は的確に指摘していると思っていた。だから、当新聞が「防衛装備品」と書いたのには唖然としたのだ。結局、同じ穴のムジナ?または単なるガス抜きメディアなのか。

 まあ、安倍首相はメディアを手中にしてしまったからか、我が世の春とばかり、ヨーロッパの外遊で有頂天になっている。野党は徹底的に追及しないし国会で波風すら立てようとしない。共産党にしても選挙となれば、結局、陰の自民党支援隊になっている。何が「確かな野党だ」だ。徹底的にスキャンダルを追及しないのか?

 話は戻るが、今や戦前・戦中のメディアと同じような様相を見せていることには悲観的にならざるを得ない。でもね、浮かれているのは今の内だ。きっと私と同じように感じている人も多いはず。その火種だけは残しておこう。

 

2014年5月 3日 (土)

「報道の自由度ランキング」(国境なき記者団)が59位に落ちたことについて思うこと。

 国境なき記者団が発表していている「報道の自由度ランキング」で日本は昨年より6ランク落ちて、59位となった。どういう基準なのか分からなかったが、「報道の自由に対する侵害について、法的支配やインターネット検閲、ジャーナリストへの暴力などの項目で調査されており、侵害度が大きいほど指数は高くなる。」という注釈を読むと、指数が低い方が自由度が高いということになる。

 私は特に3年前の原発事故以来メディアへの不信感は高い。各省庁、地方自治体に存在する記者クラブが権力の下支えするような構造はハッキリしている。その上、安倍政権になってNHKの経営委員に自分の親派を入れ、彼らの選んだ会長はレイシストまがいの発言や政府の広報機関を示唆するような発言をしている方だ。公共放送でこれなのだ。民放に至っては頻繁に首相と会食などを行い、フジテレビには首相の甥がこの春入社している。これを権力との癒着と言わず何と言おうか?

 世界的には、こういう見方をされているのに、この国では7割近くの人間がNHKを始めとする大手メディアを信頼しているらしい。アベノミクスとやらで、物価が上がり、消費税が上り、所得が上がったのは一握りの大手企業だ。ガソリンスタンドの価格をみるとガッカリするのは自分だけか?

 そしてISD条項などという、企業の論理が国の法律を上回るようなものがあるTPPも推進し、経済成長だ、経済成長だと書きたてる。それが一段落したら、今度は集団的自衛権の憲法解釈変更ときた。首相を始めとする閣僚が勝手に憲法解釈変更なんて出来るなら、憲法なんて必要ないと言っているようなものではないか?丁寧に説明なんて言っていた方を批判しないのか?

 今日の憲法記念日に際し、各メディアは改憲の世論調査をしているが、総じて改憲反対の方が多いようだ。その論評は各社の思惑が繁栄されているから、まともに受け取る訳にはいかない。まさに「そして、メディアは日本を戦争に導いた」(東洋経済社)に書かれているような戦前の日本になりつつあるようで、悲観的にならざるを得ない。

 

2014年5月 1日 (木)

「警察 取り調べ可視化3% 法制審部会試が案」(東京新聞)の記事を読んで思うこと

 冤罪事件が次々と発覚したからか、法務省が取り調べの可視化についての案を出したようだ。「警察 取り調べ可視化3% 法制審部会試が案」(東京新聞)http://bit.ly/1lClDkY 

 このことは他の新聞等でも取り上げられていて、おお!、少しは司法改革が行われるのか?なんて思う人も多いだろう。だけど、例外項目が多いこと、多いこと。これじゃあ、警察・検察側の意向でどのようにも運用可能ということにならないのか?

 私は311以降、役人に対しては絶対性善説は取らない。特にスピーディーの情報を隠蔽したことが許せないからだ。彼らは自分達に責任が及ばなければ、国民がどうなとうと関係ない。とにかく秩序なるものを守りたい。そういう性質だということを実感させられた。

 まあ、それはさておき、今回の法制審部会の案も一見、中世の司法と国連から批判されたことを踏まえつつ巧妙に抜け道を作っているばかりか、通信傍受や司法取引までを認めようとしている。素人的にみれば、取り調べの可視化並びに弁護士立会いの取り調べと、通信傍受だの司法取引という捜査手法は対等な立場でなければならないのか?しかも、証拠の全面開示までは認めていない。これでは冤罪は防げない。

 普通の人が何の関係もない人間を短時間でも拘束すれば、即刻有罪になる。それなのに、無罪の人を何年も拘置所に閉じ込め、死刑という恐怖を与え続けた裁判官や検察官は何らペナルティを受けない。この国ではそんな理不尽なことが許されている。

 今回、様々な例外事項を認めた背景には、こうした冤罪に対する理不尽さというものを考慮していない。自分には関係ないと思っている方々も多いのだろうが、痴漢冤罪のように、ただ電車に乗っていただけで犯罪者にされてしまう場合もあり、私自身はとても他人事とは思えない。

 まして、安倍政権は積極的平和主義などという詭弁単語を使い、着々と国民を縛ろうとしている。自民党の改憲案なら、私のようなブログでさえ、公共の秩序を乱すとか、扇動するとかという理由で逮捕されるかもしれない。

 とにかく被疑者が希望すれば、全ての案件で取り調べの可視化は認めれることと、裁判時、検察の持つ証拠の全面開示は必須なのだ。今回の件についても、果たしてどういう結論に達するのか、注意深くみていきたい。

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