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2014年5月24日 (土)

「過労死防止法」が衆院厚生労働委員会で可決されたけれど…

 昨日、衆院厚生労働委員会で「過労死防止法」が全会一致で可決された。おそらく、このまま成立するだろう。でも、この法案は概念法なのか、あるいは体の良いスローガンか、はたまた厚労省に財源を与えるためなのか?内容を見ると次のようになっている、「過労死や過労自殺を社会の損失ととらえ、国の責任で防止対策を実施するよう促す。具体的には(1)過労死の実態の調査・研究(2)国民の関心と理解を深める啓発(3)相談体制の整備(4)民間団体の活動支援−−などを挙げている。」(毎日新聞より抜粋)

 正直言って、こんな法律で過労死が減るのか?という思いが強い。この4項目に限れば、(2)を除いて、他のことはこれまで民間でもやってきている。多分、この(2)だって、具体的にはHPへ掲載したり、リーフレットを作ったり、全国各地でシンポジウムを行うぐらいなものではないのか?

 何の罰則もないのだから、絵に描いた餅にならなければ良いと思うのは自分だけか?新自由主義が跋扈する世の中は、勝った者が偉いのだ。たとえ従業員が自殺したところで、自分達に都合の良いように法律的には回避できる。今、盛んにブラック企業扱いされている居酒屋チェーンだって、裁判沙汰になっても、傍聴席に社員を送り込むなどして徹底的に争っているという。性善説なんて通用しないのだ。

 法律を作るのは構わない。しかし本当に過労死を防止するためには、労働基準監督署の人員を増やして労働者の意見を常時くみ取ると同時に、労働基準法違反の企業に対しては、企業名の公表、悪質な場合は経営者への罰則も設ける必要があるのではないだろうか。

 その上、この政府の出鱈目さ加減は、厚労省が「ホワイトカラーエグゼンプション」=「残業代ゼロ法案」を再び法案にしようとしていることだ。厚労相は低額所得者には適用しないと言っているが、法律には「等」という文言が入れば、いかようにも解釈は可能だ。集団的自衛権の憲法解釈変更よりはるかに簡単だ。

 私にはお飾りで過労死防止法を作っておいて、粛々と労働者を苦しめる残業代ゼロ法案を作ろうとしている行為に憤りを覚える。このままだと、この国はうつ病や自殺大国になりかねない。早く現政権が潰れて、新自由主義がなくなることを節に願う。

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