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2014年11月20日 (木)

【素人目戦】第62期王座戦5番勝負第3局を見て思うこと。

 何で、こうなった?今日も朝から幽玄の間をチラ見していたが、何となくだが白番・村川七段が上手く打っている印象を持っていた。特に下記130手までを見ると、素人的には白が有利なように思えてしまう。一昨日に続き、村川七段が勝ってしまうのだろうという感じがした。

 623130
 王座戦はここまで、第1局は井山王座(六冠)の半目勝ち、第2局は村川七段の1目半勝ちと、細かい勝負になっている。井山(六冠)の碁は取ったり取られたりという、殴り合いのような碁が多く作り碁にならないケースが多いのだが、同じ関西で弟分とも呼べる村川七段とは細かい碁になっているのが不思議だった。

 今局も壮絶な戦いの碁という訳ではなく、両者地合いを意識した静かな戦いが繰り広げられていた。戦いらしい戦いは、中央の黒5子を白が制したところで終わっていたような感じで、早々とヨセが始まっている。上図を見ると、黒は右上隅、左上隅、下辺で確定地は50目ぐらいか?それに対して、白は上辺に約10目、右下隅4目、左下から左辺、中央にかけて約40目、つごう54目ぐらいあり、盤面でさえ4目、コミを入れれば11目程度リードしている。

 素人ならいざ知らず、プロにとって大ヨセに入ってからの10目以上の差は大きい。ところが、ここから井山王座(六冠)が上手く打ち回す。下図131手目のハサミツケから様相が一変するのだ。右上隅から上辺にかけての白を脅かしていく。

 623131 

 そして下図が黒175手目。白は生きたものの、一番最初の図で想定されていた白地がほとんど皆無になってしまった。単純に考えて、54目見込めていた地が42目に減ってしまったのだ。逆転している?

 623175
 
 プロ同士の、しかもタイトル戦のような対局では小ヨセに入ってからの間違いは滅多に起こらない。結局、井山王座(六冠)が2目半勝ちした。村川七段は自身が勝勢だったので緩んだのか?短時間でも数十手先まで読めるトッププロ同士の戦いでさえ、勝負所に入っての一手の違いで形勢が揺れ動く。これが囲碁の難しさであり面白さなのだ。ただ、サッカーとは違い、囲碁を知らない人が、この面白さを理解できないのがもどかしい。

 これで対戦成績は井山王座(六冠)の2勝1敗となり、王座防衛に王手をかけた。次局で一気に決めてしまうのか?村川七段が巻き返すのか?今からとても楽しみだ。

【追記】王座戦は個人的に仕事に追われる週の前半に行われることが多くて、じっくり感想を書いている時間が取れないのが残念でならない。

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